錬金鋼(ダイト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:20 UTC 版)
多くの武芸者は「錬金鋼(ダイト)」と呼ばれる特殊合金を武器とする。錬金鋼には特定の大きさや形状、性質などを記憶し、同じく記憶した声と剄に反応して一瞬で記憶した通りの状態へと変化する「記憶復元」の特性が備わっており、これにより元の数倍以上の体積や様々な形状、性質に変化することができ、それに伴って重量も変化する。すなわち、掌に収まる程度の錬金鋼を、一瞬にして然るべき形と大きさ、重量を備えた武器に変化させることができる。声は勿論、剄も個々人で質が異なるため、錬金鋼は記憶させた声と剄の持ち主しか復元できず、錬金鋼を復元する際の音声信号には専ら「レストレーション」と言う語句が用いられる。そのため錬金鋼は使えば使うほどその持ち主しか使えなくなる(設定を消去すれば誰でも使える)。これらの錬金鋼が記憶する情報は専用の機器で記憶・消去・調整することが可能でこの「武器としての錬金鋼の設定」の調整や、錬金鋼の開発・選定などを専門に行う技師もいる。 錬金鋼は含有する物質の種類や比率などによって性質に変化が生じ、その違いで幾つかの種類に分けられる。錬金鋼の復元状態は技師によって調整されるが、ある程度は素材となる錬金鋼の性質に左右される。錬金鋼の種類と性能差は多岐に渡り、復元する武器や使用する武芸者に合った錬金鋼が用いられる。
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