形状・用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 05:40 UTC 版)
一般にフェルト製で、ブリム(つば)が狭く、後ろを折り上げた形で、クラウン(山)の立ち際に飾り紐が巻かれるのが特徴である。クラウンの横に羽根飾りが付けられることもある。 クラウン横の飾りは、花飾りや「ブラシ」であることもある。「ブラシ」は伝統的にシャモア(ヤギの一種)の尾から作られるガムスバート (Gamsbart) と呼ばれるもので、これに羽毛が組み合わされた。帽子の素材としてはフェルトのほかにツイードが用いられ、またコーデュロイやニット、ポリエステル製のものもある。 チロリアンハットには多様なバリエーションがある。チロリアンハットの典型とされるものは北チロル(オーストリア・チロル州)のツィラータール(英語版)(シュヴァーツ郡)のものである。緑色のフェルトで作られ、山の部分は一点にすぼまる形状をしており、つばは手の幅ほどの狭さである。 男女ともに用いられ、おもに登山用の帽子として愛用される。カジュアル用であり、礼服には用いられない。
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