武器の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:12 UTC 版)
武器の種類は多彩で、区分の仕方により様々な分類が可能である。主な区分としてサイズ・形状・用途によって分類される。 以下ではそれら武器の分類法の一部をとりあげる。 射程による分類 - 近距離で白兵戦に用いられる「近接武器(近距離武器)」、遠距離で射撃される「遠距離武器」。 用法による分類 - 近距離の白兵戦に用いられる「近接武器」と、投射・射撃される「飛び道具」。 性質による分類 - 爆弾や銃のように火薬を使用する「火器(火兵器)」と、火器以外の伝統的な武器「冷器(冷兵器)」。 役割による分類 - 暗殺や護身に用いられる隠密性を重視した暗器。 構造による分類 - 刀、剣、斧、槍、戦鎚など。 中国での著名な武器の操法および分類法に「武芸十八般」がある。水滸伝では矛、錘、弓、弩、銃、鞭、簡(鞭と同種)、剣、鏈(多節棍)、抓(鉤爪を持つ武器)、斧、鉞、戈、戟、盾、棒、槍、扠(さすまた)の十八に分類されている。 例:日本刀の分類 刃物をもつ刀剣類は、片刃の刀、両刃の剣に大きく分けられる。 刀はさらに形状により、直刀、彎刀(曲刀)に分かれる。 地域性から平安時代以降の日本の彎刀は日本刀と分類される。 製作された時代、形状、造り込み、反り、茎、鋩子、切っ先、地肌、地刃などによって細分類される。
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