四ノ村の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 18:34 UTC 版)
悪魔族 約500年前に天使族を追放し、太陽城を占領した一軍の子孫たち。総勢約60人。大半の者が武闘会・戦士の部の出場者に匹敵する戦闘力を持つ。 クズデン【Kuzuden】 太陽城の悪魔族と夢魔族を取り纏める「部隊長」を務める男性。太陽城を占領した英雄・クズーポンを曽祖父に持つ。ゴウからは「クズさん」と呼ばれる。 10年目の冬に太陽城が大樹の村に移動した際には、初めての戦争でテンションが上がっていたことやゴウが提案していたこともあり、立体映像を介し村に宣戦布告を行ったが、ヒラクの攻撃によって即座に降伏し、寒空の下に下着姿で土下座を行う羽目となった。その後、ヒラクたちとゴウとの交渉の際にはゴウによって強制的に太陽城の城主にされてしまい、太陽城が四ノ村となった後は四ノ村村長代行兼悪魔族代表に任命された。 夢魔族 天使族の従者として太陽城で暮らしていた女性たち。総勢約200人。特に戦闘力には優れておらず、悪魔族が太陽城を占領した際に即座に降伏し、同時に魔物に追い詰められたため、彼らと共同生活を送るようになった。食料は不安によって長時間の睡眠を志願した悪魔族の年配者たちで賄っている。 ウィナーウォルナ 夢魔族代表。 フォーグマ一家 太陽城の城主の補佐として作られた、16体の人工生命体。種族名は「マーキュリー種【Mercury】」。人間の姿にもなれるが、本来の姿は水晶石であり、こちらの方が燃料の消費が少ない。人間の姿であれば食事が可能だが、太陽城からエネルギーが供給されているため、食事をとらなくても活動できる。「式典長」イチ、「機関長」ハチ、「食堂長」ココ、「城主専属護衛」ツエ、「暴徒鎮圧要員」ハリは未登場。 ベル=フォーグマ【Bell】 太陽城の「副船長」にして、太陽城城主補佐筆頭(マーキュリー種代表)。神官の格好をした、長く白い髪を束ねた女性。予言に没頭した製作者によって、太陽城の隠し部屋を訪れた者にガルガルドを殺せるとされる真っ赤な刀身の剣「太陽の剣(たいようのつるぎ)」を渡し彼の弱点(背中に1枚ある鱗)を伝える役目を背負わされていたが、10年目の冬にヒラクが隠し部屋を発見したことで役目から解放された。 アサ=フォーグマ【Asa】 太陽城の「城主専属執事」。ヒラクからの第一印象は「中年執事」で、白髪混じりの頭髪と丸い伊達眼鏡が特徴。当初は大樹の村と温泉地を繋ぐ転移門の管理人を務めていたが、17年目以降は貴族学園でティゼルの世話係を務めている。 ヒー=フォーグマ 太陽城の「城内警備主任」。ベテラン戦士のような風貌の中年男性。一人称は「それがし」。12年目以降、ロクとナナと共に五ノ村でヨウコの補佐として働いている。万が一の時に五ノ村で編成される軍の中心となる予定。五ノ村の寡婦から人気があり、昼には彼女たちから多くの差し入れが渡されているが、律儀にすべて食べている。 ヨル=フォーグマ 太陽城の「兵装管理主任」。ウェーブがかかった長髪と眼鏡が特徴の美女。太陽城が財政難に陥った際に兵装を城主に売られ仕事を失った状態だったため、16年目の冬の終わりにトウによって転移門の管理を任された。 フタ=フォーグマ【Futa】 太陽城の「航海長」。ヒラクからの第一印象は「女魔法使い」だが、厳密には占い師である。外見年齢は30代超えで、胸は控えめ。自身の名前を好んでおらず、「フーちゃん」と呼ばれることを望んでいる。 ミヨ=フォーグマ【Miyo】 太陽城の「会計長」。7 - 8歳ほどの外見年齢の少女で、「幼女メイド」を自称している。 ゴウ=フォーグマ 太陽城の「操舵長」。本来の姿は白髪をオールバックに纏めヒゲを左右に伸ばし、執事服を着た初老の男性だが、11年目の冬までは太陽城の燃料節約のために水晶石の姿で過ごしていた。隔離されていたベルを除けば、10年目の冬時点で唯一活動していたマーキュリー種であり、クズデンたちからは指導者のような存在として慕われている。本人はそんな彼らを家族同然に思っており、太陽城が大樹の村に移動した際には彼らを守るためにあえて宣戦布告し相手を牽制させることを提案した。太陽城の城主を決める権限を持っており、当初はかつての城主だった天使族以外を城主と認めない姿勢を貫いていたが、城主に関する交渉をしに自身のもとを訪れたヒラクたちの戦力に戦慄した後は、あっさりとクズデンを城主に任命した。 ロク=フォーグマ 太陽城の「公務秘書」。眼鏡をかけた若い青年。ヒラクと出会った当初はクールな性格だったが、文官娘衆から大量の仕事を引き継いだ後は「熱血キャラ」に変貌した。 ナナ=フォーグマ 太陽城の「情報長」。ヒラクからの第一印象は「普通の村娘」だが情報収集に長け、多くの情報から必要な情報を取り出す処理能力と大事な情報を見落とさない勘を持つ。五ノ村を拠点に情報収集の取り纏めを行っている。 トウ=フォーグマ 太陽城の「城内船(ボート)管理担当」。船長のような服装の男性で、外見年齢は50歳ほど。元々は太陽城専属の飛行船「プローム」の船長だったが、太陽城が財政難に陥った際に城主に船を売られ仕事を失い、16年目の冬の終わりまで燃料節約のために眠りについていた。当初は貴族学園に移動するアサに代わって転移門の管理を担当する予定だったが、万能船の存在を知った後は転移門の管理をヨルに任せ、自身はヒラクに懇願し同船の乗組員となり、その3日後には実力で同船の船長に就任した。 イレ=フォーグマ 太陽城の「通信長」。15年目の祭りの開催前に目を覚ました。鍔の広い帽子を被り真っ黒な服装をした細身の男性で、外見年齢は30代ほど。太陽城ではカメラを使った「撮影」を仕事としていたが、太陽城にはカメラより性能が優れていた「遠見の魔法」が標準装備されていたため扱いはよくなかった。しかし、その技能をヒラクに気に入られ、15年目の祭りでは多くの撮影機材を導入し、祭りの運営に大きく貢献した。自身もカメラの良さに気づいてくれたヒラクに仕えるべき主を見つけたと喜んでいる。祭りの開催後はガルガルドの要望で、シャシャートの街で行われる野球の試合を撮影した。
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