向島百花園とは? わかりやすく解説

むこうじま‐ひゃっかえん〔むかふじまヒヤククワヱン〕【向島百花園】

読み方:むこうじまひゃっかえん

東京都墨田区にある公園文化元年(1804)、骨董(こっとう)商の佐原塢(さはらきくう)により開園ススキなどの万葉植物集められた。昭和13年1938東京市寄贈され昭和14年1939)から公営公園となる。国指定史跡および名勝古く花屋敷ともよばれた


向島百花園

名称: 向島百花園
ふりがな むこうじまひゃっかえん
種別 名勝
種別2: 史跡
都道府県 東京都
市区町村 墨田区向島三丁目
管理団体
指定年月日 1978.10.13(昭和53.10.13)
指定基準 名1,史8
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 文化年間佐原塢ノ開ケルモノニシテ園内多數野草栽植シ殊ニ秋ノ七草其ノ他秋季ニ於ケル花草ノ美ヲ以テ名アリ明治末年ヨリシク外囲影響ヲ蒙ムリ草木枯死セルモノアルモ園内景觀ハ尚舊時ノ趣ヲ保チ旦開園當時家屋ノ存スルモノアリ江戸時代花園トシテカニ今日ニ遺レルモノナリ
S53-06-033[[向島百花園]むこうじまひゃっかえん].txt: 文化2年(1805)仙台人平兵衛佐原〓(*1)塢・塢と号す)の経営になる。花屋敷、新梅屋敷とも称するが、文化6年頃より百花園呼ばれる当初梅園として営まれたが、その後園主文人達の構想詩歌にゆかり深い草本類を多数栽培し池泉園路建物30余基の石碑など巧みに配した地割特異である。江戸時代花園として僅かに今日遺るものであり、また、文人庭の遺構としても貴重である。昭和20年往時建物など焼失したが、園内景観はなお旧時趣き保っている。
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向島百花園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 10:07 UTC 版)

向島百花園(むこうじまひゃっかえん)は、東京都墨田区東向島三丁目にある都立庭園で、江戸時代に発祥をもつ花園である。みどころは早春のと秋のである。隅田川七福神の発祥の地であり佐原鞠塢(さはらきくう)が所有していた、ともいわれる「福禄寿」が祭られている。


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao 『国指定名勝・史跡 向島百花園』「200年の歴史、江戸の花園」パンフレット、東京都公園協会、2023年4月19日閲覧
  2. ^ a b c d e 前島康彦著『向島百花園 (東京公園文庫17)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション - 「向島・寺島というところ」郷学舎、1981年5月、2023年5月4日閲覧
  3. ^ a b c d e f 前島康彦著『向島百花園 (東京公園文庫17)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション - 「百花園の土地」郷学舎、1981年5月、2023年5月4日閲覧
  4. ^ a b c 前島康彦著『向島百花園 (東京公園文庫17)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション - 「百花園の初代園主のこと」郷学舎、1981年5月、2023年5月4日閲覧
  5. ^ a b 前島 1994, p. 33.
  6. ^ a b 墨田区 1982, p. 24.
  7. ^ 東京都 2008, p. 18.
  8. ^ 山本 1978, p. 165.
  9. ^ a b c d e f g h 東京都 2008, p. 43.
  10. ^ 東京都 2008, p. 44.





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