双方の態勢とは? わかりやすく解説

双方の態勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/14 12:04 UTC 版)

グースグリーンの戦い」の記事における「双方の態勢」の解説

5月21日イギリス軍サン・カルロス上陸して以降アルゼンチン軍抵抗航空攻撃限られていた。一方イギリス軍の側は、上陸以降作戦については事前計画乏しかったが、これらの情勢から、任務部隊司令部ではアルゼンチン軍積極性について楽観的な見方広がっていた。第3コマンドー旅団トンプソン准将は、25日にはケント山からチャレンジャー山にかけての地域大規模なヘリボーン作戦行ってスタンリー攻略地歩を固めることを企図していたが、同日の「アトランティック・コンベアー」の喪失によって多数ヘリコプター失われ、この作戦実行不能となったスタンリー進出する前に、まずグース・グリーンとダーウィン駐屯するアルゼンチン軍攻撃する必要があった。トンプソン准将はもともと、グース・グリーンに対する(占領前提としない襲撃作戦計画しており、22日には第2空挺大隊長ハーバート・ジョーンズ中佐作戦立案下令していたが、「アトランティック・コンベアー」の喪失受けて、この作戦は第5歩兵旅団ヘリコプター増援待って行う方針としていた。しかし逆にロンドン任務部隊司令部政治家は、この喪失を補うためにも何らかの行動を示すべきである考えるようになっていた。結局26日トンプソン准将任務部隊司令部衛星通信直接話し合い、グース・グリーンへの攻撃スタンリーへの進撃にむけた機動始めるよう命令をうけた。 一方アルゼンチン軍において、グース・グリーン防衛主力部隊となっていたのは第12連隊であり、連隊長はイタロ・ピアッヒ中佐であった連隊兵士半分以上2月徴兵されたばかり訓練はほとんど完了しておらず、舶送される予定重装備到着しておらず、人員・装備ともに不十分な状態であった部隊抽出配属があり、28日時点でグース・グリーンに配備されていた部隊は総兵力1,007名、歩兵3個中隊を基幹として105mm榴弾砲3門、120mm重迫撃砲(状態不良)1門、81mm迫撃砲3門、35mm対空機関砲2門などを保有しており、メルセデス任務部隊称された。

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双方の態勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)

フォークランド紛争」の記事における「双方の態勢」の解説

アルゼンチン軍においてフォークランド諸島占領担当したのは、カルロス・ブセル海兵隊少将指揮官とする第40.1任務であった上記通り海兵隊第2歩兵大隊基幹として、上陸特殊作戦中隊および水中障害破壊部隊野戦砲兵などを配属されていた。主たる攻撃目標総督公邸海兵隊兵舎であり、多方面から圧倒的に優勢な兵力奇襲攻撃することで、できれば流血無し占領することを企図していた。 イギリス側では丁度同地警備に当たる海兵隊分遣隊交代時期迎えたタイミング情勢緊迫し大使館付武官助言を容れて交代中止したため、定数の倍にあたる69名の海兵隊員駐在していた。また「エンデュアランス」から陸戦隊11名が派遣されていたほか、同地住んでいた退役海兵隊員1名が再志願して加わっていた。海兵隊指揮官マイク・ノーマン少佐は、侵攻受けた場合緒戦可能な限り激し打撃加えて交渉時間を稼ぐことを企図していた。

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フォークランド紛争」の記事における「双方の態勢」の解説

アルゼンチンサウスジョージア島占領のため、セサル・トロムベタ海軍大佐指揮官とする第60任務群を派遣した。これは極地輸送艦「バイア・パライソ」とコルベット「ゲリコ」から構成されており、艦載ヘリコプター2機と海兵隊員80名が乗り込んでいた。 サウスジョージア島には、研究者等を除けば定住者はなく、通常軍隊配備もないが、廃材回収業者サウスジョージア島上陸への対応措置として、3月24日より、氷海警備艦エンデュアランス」と、ミルズ中尉 (Keith Mills) 指揮下の海兵隊員22名が警戒活動にあたっていた。その後海兵隊3月31日下船しグリトビケンイギリス南極探検隊 (British Antarctic Survey) の基地駐屯した。4月1日には、ハント総督によるフォークランド諸島民へのラジオ放送受信されたほか、4月2日には、BBCワールド・ニュースによって、アルゼンチンによるフォークランド侵攻報じられた。国防省からの指令受けて、「エンデュアランス」はアルゼンチン軍に見つからないように離れつつ情報収集母体として活動することになり、ミルズ中尉は、猛烈な嵐のなかで防御陣地構築し、また海岸桟橋鉄条網爆発物敷設させた。

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フォークランド紛争」の記事における「双方の態勢」の解説

5月21日イギリス軍サン・カルロス上陸して以降アルゼンチン軍抵抗航空攻撃限られていた。一方イギリス軍の側は、上陸以降作戦については事前計画乏しかったが、これらの情勢から、任務部隊司令部ではアルゼンチン軍積極性について楽観的な見方広がっていた。第3コマンドー旅団トンプソン准将は、25日にはケント山からチャレンジャー山にかけての地域大規模なヘリボーン作戦行ってスタンリー攻略地歩を固めることを企図していたが、同日の「アトランティック・コンベアー」の喪失によって多数ヘリコプター失われ、この作戦実行不能となったスタンリー進出する前に、まずグース・グリーンとダーウィン駐屯するアルゼンチン軍攻撃する必要があった。トンプソン准将はもともと、グース・グリーンに対する(占領前提としない襲撃作戦計画しており、22日には第2空挺大隊長ハーバート・ジョーンズ中佐作戦立案下令していたが、「アトランティック・コンベアー」の喪失受けて、この作戦は第5歩兵旅団ヘリコプター増援待って行う方針としていた。しかし逆にロンドン任務部隊司令部政治家は、この喪失を補うためにも何らかの行動を示すべきである考えるようになっていた。結局26日トンプソン准将任務部隊司令部衛星通信直接話し合い、グース・グリーンへの攻撃スタンリーへの進撃にむけた機動始めるよう命令をうけた。 一方アルゼンチン軍において、グース・グリーン防衛主力部隊となっていたのは第12連隊であり、連隊長はイタロ・ピアッヒ中佐であった連隊兵士半分以上2月徴兵されたばかり訓練はほとんど完了しておらず、舶送される予定重装備到着しておらず、人員・装備ともに不十分な状態であった部隊抽出配属があり、28日時点でグース・グリーンに配備されていた部隊は総兵力1,007名、歩兵3個中隊を基幹として105mm榴弾砲3門、120mm重迫撃砲(状態不良)1門、81mm迫撃砲3門、35mm対空機関砲2門などを保有しており、メルセデス任務部隊称された。

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フォークランド紛争」の記事における「双方の態勢」の解説

アルゼンチン軍6月8日航空攻撃戦果過大評価しており、500900名の戦死者出したものと評価された。これを受けてアルゼンチン本国高揚し、さっそくマルビナス諸島総軍司令官メネンデス少将に対してフィッツロイ攻撃要求したが、メネンデス少将は、部隊機動力欠如航空海上優勢喪失、そしてイギリス軍の攻撃先行するであろうことから不可能であると結論し本国からの支援求めるため参謀長ダエル少将ブエノスアイレス派遣した。しかしガルチェリ大統領は、既にマルビナス諸島にはイギリス軍撃退できるだけ十分な兵力配しているとして、死守命令下した6月7日には第3コマンドー旅団ケント山の斜面移動しており、11日には、イギリス地上部隊攻撃開始準備ができていた。双方地上戦力はほぼ同程度であったが、アルゼンチン側は航空優勢は「ほぼ」、海上優勢は「完全に」失った状態であった。またアルゼンチン側は防衛側であり数週間前から陣地準備できるという強みはあったが、イギリススタンリー直接上陸してくると想定していたため、防御方向は海側(西側)を指向していた。5月26日には、アルゼンチン軍も、イギリス軍サン・カルロスから陸路進撃してくる公算が高いことを認識したものの、依然としてイギリス軍再度今度スタンリーに近いところに上陸作戦を行う可能性が高いと考えていたため、サン・カルロスからの進攻対応できるよう南側部隊再配置することはなかった。 イギリス軍においては、第2空挺大隊ウェールズ近衛大隊第5旅団から第3コマンドー旅団指揮下に移されて、体制強化された。第5旅団ウィルソン准将はこの措置について、海兵隊員であるムーア少将海兵隊贔屓したではないか考えたが、これは6月8日航空攻撃で第5歩兵旅団損害をうけたことと、そしてムーア少将ウィルソン准将能力疑問抱いたためであったロンドン任務部隊司令部はもともとウィルソン准将能力不安視しており、ムーア少将最初はこれに同意していなかったが、この時点では、トンプソン准将であれば3個大隊戦闘指揮できるのに対しウィルソン准将は2個以上の大隊戦闘指揮すべきでない考えていた。

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