サウスジョージア島占領とは? わかりやすく解説

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サウスジョージア島占領

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)

フォークランド紛争」の記事における「サウスジョージア島占領」の解説

4月2日12時25分頃、グリトビケンのあるカンバーランド湾に「バイア・パライソ」が侵入してきた。本来、この日にサウスジョージア島への侵攻作戦実施される予定であったが、極度悪天候のために断念し無線で「明朝もう一度来て通信する」と通告し去って行った4月3日夜明けには天候回復しており、6時30分には再び来航した「バイア・パライソ」からのVHF通信降伏要求なされたこの間アルゼンチン軍は、まずピューマ・ヘリコプターのヘリボーンによって部隊を展開させていたが、同地イギリス軍はいないものと誤認しており、ピューマ・ヘリコプターは陣地近く飛行したため、ミルズ中尉たちの一斉射撃によって数十発が命中し、2名が戦死残り全員負傷して機体不時着した。 トロムベタ大佐は「ゲリコ」へイギリス軍陣地への艦砲射撃命じたが、目標あまりに近くて俯角取れず射撃できずにいるうちに、逆にミルズ中尉たちのカールグスタフ無反動砲M72 LAW対戦車ロケット弾、そして機関銃および自動小銃射撃受けて水兵1名が戦死し、砲の旋回機構破壊された。しかしこの間に、アルエットIIIヘリコプターによって、不時着したピューマ負傷者収容され、また増援部隊着陸させた。アルゼンチン海兵隊巧みに展開しミルズ中尉たちを包囲していった。また「ゲリコ」も、いったん沖に後退したのちに艦砲射撃再開しており、砲の旋回機構破壊されたために弾着誤差大きかったものの、徐々に陣地に近づいていた。 ミルズ中尉は、事前に無益に人命を失うおそれが生じ前に抵抗をやめる」と指令されていたこともあって、この時点アルゼンチン軍対し十分な損害与えたとして、降伏したイギリス側重傷者1名を出したものの、戦死者はなかった。これに対しアルゼンチン軍圧倒的に優勢であり、またミルズ中尉無線海兵隊駐屯宣言していたにも関わらずイギリス軍いないだろうという思い込み不用意に兵力投入した結果フリゲート1隻損傷ヘリコプター1機全損死者3名という損害被った

※この「サウスジョージア島占領」の解説は、「フォークランド紛争」の解説の一部です。
「サウスジョージア島占領」を含む「フォークランド紛争」の記事については、「フォークランド紛争」の概要を参照ください。

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