光子力ロボット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 06:25 UTC 版)
「真マジンガー 衝撃! Z編」の記事における「光子力ロボット」の解説
マジンガーZ 兜十蔵の手により造られたロボット。身長24m、重量32t。本作では、ゼウスの姿を模して作られたと設定されている。また、第20話でのつばさの発言から、エネルガーZ同様にゼウスの腕の一部を使用して製造されたことが明らかになった。詳細は「マジンガーZ#登場メカ」を参照 基本的なデザインは手足が黒いなど原作版を踏襲しているが、その初期稿は石川賢の短編『ミケーネ恐怖の遺産』版を強く意識したものとなっている。公式のイメージイラストの中には、マジンガーの目に瞳らしきものが描かれているものもあったが、本編ではそのような描写はなされていない。 本作では基本武装であるロケットパンチ・ブレストファイヤー・ルストハリケーン・光子力ビームが装備されている一方、腹にミサイルパンチはなく、アイアンカッターなどの追加装備も成されなかった。また光子力ビームがブレストファイヤーよりも高威力となっている。 第3話で深夜に黒い影ということもあり兜シローは「悪魔だ!」と叫び、そのイメージは『魔王ダンテ』のダンテに酷似したシルエットだった。また、第16話ではケドラの暴走によってマジンガーの光子力エネルギーがメルトダウンを起こす描写があり、その際もダンテに似た姿に変貌を遂げていた。 ビッグバンパンチ用の変形機構を持つ。ジェットスクランダー 詳細は「マジンガーZ#登場メカ」を参照 第12話でその姿を見せるも第13話で早々にグールに撃墜・破壊されてしまい、本作での出番はほとんど無い。飛行速度マッハ3、飛行高度2万m。 ゴッドスクランダー ジェットスクランダーに代わるマジンガーZ最後にして最強の翼。 十蔵がバードス島から持ち帰ったゼウスの腕を改造して作り上げたものであり、「枝を隠すなら森の中」ということで改造を終えた後ジャパニウムの中に隠していた。つばさの叫びに呼応して甲児のもとに現れ、マジンガーZと合体する。 凄まじいまでのスピードと防御力をマジンガーZに与え、ルストハリケーンはおろかブレストファイヤーまで無効化してみせた。 ビッグバンパンチ ゴッドスクランダーと合体して初めて使用可能になるマジンガーZ最強の武器。 頭部を収納、大型ロケットエンジンが可動し指となり、翼で脚部を覆い、マジンガー本体の腕も含めた5本のアームが上半身を覆うように握られて巨大な拳となる。その際、ボディが金色に輝く。圧倒的なスピードを以て突撃し、全てを原子に還すほどの破壊力を誇る。 初使用時は変形に時間がかかっているが、本来は素早く変形し、敵撃破後は素早くもとの形態に戻ることができる。 ミケーネ降臨後の様子を描いている、ノーカット版第1話と第2話の冒頭のシーンから暗黒大将軍に放つも大将軍に通用せず、逆にマジンガーが大破する。 ロケットパンチ百連発 最終決戦に向けて、マジンガー軍団と共に密かに量産されていたマジンガーZの腕。破壊されたマジンガー軍団の残骸から出現し、マジンガーZの指揮により地獄王ゴードンに怒濤の猛攻をかける。個別に発射するだけでなく合体も可能であり、ビッグバンパンチを超える巨大な拳に変貌を遂げ、無敵を誇ったゴードンの身体を貫いた。ちなみに百連発となっているが、映像では百発以上のロケットパンチが飛び交っている。使用時甲児の放った「能ある鷹はパンチを隠す!」に対し、Dr.ヘルは「馬鹿か!」と叫んだ。 アフロダイA 本作では、合金Z(超合金Zより数ランク下の合金)製であることが強調されており、マジンガーZのブレストファイヤーにも短時間なら耐えられる防御力を持つ。第12話で、海底要塞サルードの爆発と共に失われた。 ビューナスA アフロダイAの後継機となるロボット。さやかから依頼を受けた三博士が彼女の姿をモデルに作ったもの。 アフロダイとは異なり、当初から戦闘向けにつくられた機体である。ロケット噴射によって飛行できる。ロケットパンチは内蔵されていないため、ロケットパンチ百連発には加わらなかった。Zカッター ビューナスAの両腕に装備された、超合金Z製のカッター。 射出して敵機を切断できるだけでなく、遠隔操作することも可能。地中にも入れる。 ミリオンα→ミリオンα1、バイオンβ→バイオンβ2、ダイオンγ→ダイオンγ3 三博士が十造からのノウハウを元に製造したロボットたち。原作版『Z』と違い、序盤から登場しているものの量産型マジンガーとしては扱われておらず、徒手空拳だけで機械獣に挑んでは連敗を続けていた。第12話で、東らパイロット達は今の3体では機械獣に敵わないと悟り、今後はマジンガーZのサポートに徹すると宣言する。 第21話以降は改造され、ミリオンが光子力電磁砲、バイオンがルストハリケーン、ダイオンがブレストファイヤー、とマジンガーZの技を使えるようになり、コックピットがパイルダーとの合体方式になる。また、外見が変わっている。 最終決戦では一時は機械獣軍団の猛攻の前に敗北、破壊されたかに見えたが、パイルダーは3機とも無事であり、科学要塞研究所から飛び立った無数の同型機とともに、バードス島の残存兵力を総て焼き尽くしたものの、バードス島の正体である地獄王ゴードンの桁外れの攻撃により、再び全機戦闘不能に追いやられる。がしかし、実は機体の一つ一つに、密かにロケットパンチが隠されており、マジンガーZの指揮により全ての残骸から無数のロケットパンチが発射され、Dr.ヘルに最後の逆襲をかけた。 ボスボロット ボス専用ロボット。第16話で、光子力研究所の警備・作業用のロボットとして初登場するが、三博士が開発に関わっているかどうかは不明。光子力研究所でアルバイトに勤しむボス、ヌケ、ムチャが操縦する。この時点では旧アニメ版とは異なり、作業用機的な地味なデザインになっているがギャグ要員。 第23話では暗黒寺の口添えにより、改良され、色を塗り替えて旧アニメ版に準じた姿で再登場する。 ヌケ・ムチャによりボス専用ロボットから「ボスボロット」と命名されるが、ボス本人は変な名前だと思っている。またヌケからはポンコツ扱いされているが、パワーは馬鹿にできぬものがあり、苦戦するあしゅら男爵が放った大型ミサイルを長く伸ばした腕で巻きつけ引き戻すといった芸当を見せた。 最終決戦では、くろがね屋を残った五人衆もろとも蹂躙しようとした機械獣あしゅら男爵を怪力で締め上げ、頭部を残しての大破と引き換えに追い払う功績を上げる。そのまま戦線離脱するかに見えたが、頭部だけの状態で、接続面から放たれた電磁波で海底に沈んだマジンガーを引き上げ、甲児に最後のバトンを渡した。
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