元の皇宮ほかとは? わかりやすく解説

元の皇宮ほか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:46 UTC 版)

奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」の記事における「元の皇宮ほか」の解説

タナシルリ:ペク・ジニ タファンの一度目の皇后。ヨンチョルの娘。実力者ヨンチョルの娘であることを誇りにし、傲岸不遜思い込み激しく嫉妬深く時には人を殺すことさえも辞さない。タファンとワン・ユが自分想い寄せていると勘違いし、ワン・ユを慕う当時女官ヤン哀れむヤン側室となってからはヤン排除しようと、宮廷内で権力闘争くりかえす。タファンとワン・ユがヤン想い寄せてると知ると嫉妬怒り狂い、タファンとヤン狩り最中暗殺しよと企てる兄たちにワン・ユも殺すように頼むほどワン・ユに対して好意抱いていた。ヨンチョル捕縛同時に冷宮に送られ自殺命じられるが、それを拒否して絞首刑処された。実の子ではないマハ自分の子思いむようになり、母として愛情を注ぐという側面もあった。 ソ尚宮(ソ・サングン):ソ・イスク タナシルリ付き尚宮。タナシルリへの忠誠心厚く、その命には忠実に従う。子供生まれないタナシルリのために、拾い子マハをタナシルリの実子偽装するための手助けをする。タナシルリの死後雑用係に降格処分となるが、皇太后意を受け次の皇后バヤンフト付き尚宮として身分回復するマハ拾い子であることは知っていたがその実父母までは知らなかったのであるが、偶然その出生の秘密知り、タファンに報告する。しかし、タファンによって口封じのために殺されるヨンファ:ユン・アジョン タナシルリ付き尚宮、元は女官ヤン雑用係として皇宮入りした当初からヤン対立。タナシルリに取り入り尚宮まで出世する。タナシルリの死後はソ尚宮同様雑用係に降格されるが、皇太后意を受けてソ尚宮とともにバヤンフト付き尚宮となる。ヨム・ビョンスとは恋仲となって結婚を誓う。しかしバヤンフトの手駒にされたあげくに殺害されてしまい、ヤンいじめを苦に自殺したように偽造された。 皇太后キム・ソヒョン タファンの叔母で、先帝皇后。タファンの後見人としてヨンチョルと対立する皇后となったタナシルリに不妊の香を贈る。皇室実権を握るため、側室となったヤン後ろ盾となり後押しするが、ヨンチョル一族排した後は、自らの地位脅かされることを危惧し、また高麗出身ヤンの子アユ皇太子になることを避けるため、ペガンと結託してヤン敵対するマハに「あなたの母親殺したのはキ・ヤンとワン・ユです」と吹き込み、自らの傀儡として利用しようとした。マハ死後はパルラチョプを皇帝擁立しようとした失敗しヤンに寺に入るよう命じられる。それを拒否して自決。 ペガン(伯顔):キム・ヨンホ 元の武将タルタル伯父。元の伝統重んじる人物最初はヨンチョルの勇姿憧れ軍人の道を選ぶ。しかしその後はヨンチョルの暴政愛想をつかし、朝廷での出世のためだけにやむなくヨンチョルに従っていた。しかし、かつて仕えていたタファンの父である先の皇帝への恩顧から、皇太子タファン暗殺の命を破り皇帝になるのを助ける。横暴極めるヨンチョル一族からの権力奪取狙いヤン養女としてタファンの側室にする。ヨンチョル一族討伐するタファンの逆クーデター助けて成功導き、その功によって丞相となる。しかし、その際論功行賞に不満を抱きヤン敵視するようになる。元をチンギス・ハーン時のような統一帝国に戻すため、イル汗国チャガタイ汗国高麗征服戦争起こそうとする。しかし、暴政が過ぎ、甥のタルタルによって大明殿で殺されるタルタルチン・イハン ペガンの甥。寡黙冷静沈着人物幅広い知識持ち軍師として伯父支える。側室候補となったヤン学問の師。ヤン資質認め生涯にわたって師弟関係貫き陰ながらあらゆる形で助力することになる。ペガンがヤンとの権力闘争おこなった際には揺れる心抑えながらもペガンに従っていたが、最期にはヤンの側につき、涙を流しながら伯父刺殺するその後ヤン進言によってタファンから丞相任命されヤン協調してタファンを支えていき、タファンが皇太后やコルタを排除する際にも力を貸す。しかし、元に対す反乱猛威をふるい、反乱軍首都大都に迫るなか、自ら討伐に向かう。その際、「討伐失敗して私が戻らなかった場合は、北方に退くように」とキ・ヤンに進言するその後反乱軍との戦いで戦死ヤン進言通り北方退いた。 バヤンフト:イム・ジュウン タファンの二度目皇后で、ペガンの姪。通称バヤン心優しい穏やかな貴婦人装っているが、冷酷残忍な性格隠しており、その本性を知るのはペガンの下でともに育ったタルタルのみ。皇太后貴妃ヤン排して皇室実権握ろうとする。マハ暗殺して、その罪をヤンなすりつけようとするが失敗し逆に失脚する。さらに、暗殺未遂の際に受けた毒矢原因マハ亡くなると、ヤン逆鱗触れ強制的に毒を飲まされ殺害される。 チャン・スニョン:キム・ミョングク 元の文官皇太后腹心で、ながく皇太后忠誠つくして仕えヤンとは対立する皇太后のパルラチョプ擁立計画失敗した後に殺害された。 コルタ:チョ・ジェユン タファン付き内官。常にタファンの側で献身的に仕え、タファンの腹心として全面的な信頼得ている。しかし、実は彼にもうひとつの裏の顔があり、金の力で国政牛耳るという野心のもと、秘密裏にメバク商団を組織してその頭目となっている。メバク商団の頭としては最初はヨンチョルと結んで莫大な利益をあげ、ヨンチョルが破滅してからはタンギセや皇太后乗り換えて彼らを援助し、その見返りとして経済利権独占企むさらには皇太后皇帝すげ替え陰謀加担し、タファンに毒薬飲ませてその健康を奪う。しかし最期にはタファンに陰謀見ぬかれて捕えられる。「なぜお前までもが私を裏切るのだ」と詰問するタファンに対して臆することなく本性現して「私は裏切ったわけではない。もともと私の主は、皇帝ではなく金なのだ。権力違って金は裏切らない!」と述べ、タファンに対して「目をさましなさい! 見返りなしにヤンあなたに心をささげるわけがない!」と叫ぶ中、逆上したタファンに刺殺された。 トクマン:イ・ウォンジョン 高麗出身の元の内官皇宮女官たち監督する責任者で、厳し指導によって女官たちからは恐れられている。しかしその反面ではヤンのために心を配り何かとヤン力添えする。ヤン皇后となるとその側近としてタファンとヤン献身的に仕えることになる。 ホンダンイ・ジヒョン 高麗出身の元の女官ヤン雑用係として皇宮入った当初からヤン親し間柄。パク・オジンが殺された際その場居合わせヤンと共に生き延び一人宮殿逃げのびた。ヤン側室になってタナシルリが送り込んだ雑用係が全員音をあげてからはヤン付き女官、後にヤン貴妃となる際に尚宮となる。パク内官共にヤン右腕となり彼女を支え仕える。 パク・オジン:ハン・ヘリン タファンの側室高麗出身の元の女官皇太后によってタファンの側室候補選ばれ懐妊するヤン諭してタファンへの復讐諦めさせる。出産のための宿下がり理由に、ワン・ユの子を身籠ったヤン帰国助力するが、タナシルリの激し嫉妬心のために、兄のタンギセが差し向けた盗賊団襲撃しお付き高麗出身女官たちとノ尚宮ともに皆殺しにされる。 ノ尚宮:イ・ウンギョン 先の皇帝寵愛受けた高麗出身の元の尚宮皇帝崩御ショックで心を病んでいる。タファンの父皇帝血書忍ばせた鏡をヤン託す側室パク・オジンとともに殺されるマハ:キム・ジンソン 懐妊できないタナシルリが引き取り、自らの息子として育てた孤児。実はワン・ユとヤンの子ピョル(星)。タナシルリの死後は、皇太后養育し、ワン・ユとヤン対す憎しみ吹きこまれていた。しかし、ワン・ユとヤン言葉聞いて皇太后が言うことがすべて真実でないことを悟る聡明さ持ち合わせていた。次第にワン・ユやヤンに対して心を開くようになった矢先、バヤンフトの策略でヨム・ビョンスに毒矢射られ、それがもとで亡くなったアユルシリダラキム・ジヌ ヤンとタファンの子通称アユ皇太子冊立反乱軍大都制圧し、明を建国した後、ヤンとともに北方逃れ、そこで北元皇帝即位した。 パルラチョプ:チェ・ヒョン タファンのまたいとこ。タファンの後継皇帝候補として皇太后らに擁立される。タファンから「譲位する」とだまされ参内しのであるが、そこで謀反人頭目名指しされタルタルに斬り殺された。

※この「元の皇宮ほか」の解説は、「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」の解説の一部です。
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