他の勢力・団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:09 UTC 版)
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の記事における「他の勢力・団体」の解説
人食い男爵 (The People Eater) 演 - ジョン・ハワード(英語版) ガスタウンを治めているイモータン・ジョーの仲間。禿頭で象足病のような疾病を患っている太った男。タキシードをまとい金属製擬鼻を付け、股間にはガスマスクを装着している。胸部分を丸く切り取り、露出した両乳首のピアスを鎖で繋いでおり、乳首を弄ぶ癖がある。メルセデス・ベンツの車体を用いた改造タンカートレーラー助手席に搭乗し、モーゼルC96を所持している。フレイマーズ、ポール・キャッツで構成された部隊、ガスタウンボーイズを従える。ワイヴズには「ケチくさい」と評されており、劇中ではジョーに対して追跡に費やした人材や資源を計上し、損害に言及している。 前日譚コミック『Mad Max Fury Road Nux and Immortan Joe』によると、ウェイストランドにて、かつてのM.F.P.隊員達によって処刑として虐殺された一団の生存者で、隊員らによる虐殺から免れようとした時、ジョー・ムーア大佐(イモータン・ジョー)達と出会う。遭遇時には単に「太った男」と呼ばれている。ジョーに殺されかけるが、帯水層がある岩山の砦の知識と場所の情報と引き換えに助命され、案内役として仲間に加わり、ジョーが岩山の砦を陥落させた後、ジョーからガスタウンを任されていた。また『Mad Max Fury Road Mad Max #1』ではガスタウンにあるサンダードームと呼ばれる闘技場の試合を、特等席から観戦している姿が描かれている。 ザ・シネマ吹替版では役名が人肉喰らいに改められている。 武器将軍 (The Bullet Farmer) 演 - リチャード・カーター(英語版) イモータン・ジョーの仲間で、武器、弾薬の製造を行っているバレット・ファームの領主。「正義の番人」を自称する。頭部を含め、全身に弾帯を纏い、差し歯の代わりに銃弾を歯茎にインプラントしている。ザ・ピースメーカーと呼ばれる無限軌道の車両に乗り、MP5K-PDW、UMP9、G3A4、G36C、UZI、デリンジャー銃、コルト・シングル・アクション・アーミー(ロングバレルモデル)などで重武装する。霧の中、単身で将軍を迎え撃ちに行ったマックスが弾倉と弾帯、銃数丁を手土産に帰還しており、マックスによって倒されたものと思われるが、直接的な最期は描かれていない。 前日譚コミック『Mad Max Fury Road Nux and Immortan Joe』では、本名カラシニコフ少佐という名の元軍人で、かつて石油戦争と水戦争の時にジョー・ムーア大佐(イモータン・ジョー)の部下で、ジョーが率いた暴走集団「ディープドッグ」の右腕としての部下でもあった。ジョーが岩山の砦を陥落させた後、武器工場のバレット・ファームの管理を任された。 ザ・シネマ吹替版では役名が弾丸農家に改められている。 鉄馬の女たち (The Vuvalini) 女性7人編成のバイクチーム。元「緑の地」出身者で構成されており、単発式散弾銃やエンフィールド パターン1853、リパブリックアームズ・マスラー12、ウィンチェスターM1892で武装し、シタデル東に位置する砂漠をテリトリーとする。バルキリー (The Valkyrie) 演 - ミーガン・ゲイル(英語版) 鉄塔の人身御供を装った囮罠係。長髪長身の均整の取れた肢体で、ロッシーM92 .357 レバーアクションライフルを持つ中年女性戦士でチームリーダー”戦の女神”。かつての「緑の地」住人であったマリー・ジョ・バサの娘の顔と名前を記憶していた。ウォー・リグを追走する車両を排除する 殿(しんがり)役。 種を持つ老婆 (Keeper of the Seeds) 演 - メリッサ・ジャファー(英語版) オートバイに乗る女性の一団「鉄馬の女たち」の老女。フュリオサたちが目指す「緑の地」の現状を告げる。昔のチーム一員であったマリー・ジョ・バサと顔見知り。手提げ鞄の中に獣の頭骨を用いた小さな鉢植えと果物や花の種子を所持しており、陽の落ちた砂漠でダグに披露する。Pennsylvania Rifle - .40 caliber所持。 マーディ (Maadi)(※クレジット無し)他4名(※役名無し) マーディは殿を請け負うバルキリーをオートバイ後部座席に乗せ、タンデム走行で疾駆。他は燧発式長銃等で武装する。 他、演 - メリタ・ジュリシック、ギリアン・ジョーンズ、ジョイ・スミザース、アントワネット・ケラーマン、クリスチーナ・コーク イワオニ族 (The Rock Riders) 渓谷を根城とし、コマンドLDPと導火線付き手投げナパーム弾で武装している約10数名から成る暴走モトクロスチーム。事前にテリトリーの通行に際しての交渉としてガソリンを取引にしていたが、ウォー・リグの追手の数が予定していた数台では無かった事から交渉決裂し、マックスとフュリオサたちを襲う。リフトの番人 (The Rock Rider Chief) 演 - スティーブン・ダンリービー 「ロック・ライダー(The Rock Rider、イワオニ族)」のチーフで、外部勢力との取引の主任である。Kommando LDP短機関銃を所持している。 バザード (The Buzzards) ウォー・ボーイズ達を襲ったロシア系の盗賊一味で、名称は「猛禽」を意味する。彼らは皮膚欠損の病気を持ち、顔や体など全身を襤褸布で巻いており、車体全体にトゲ状の金属片をあしらったバギーカーのプリマス・ロックなどの車両に乗っているが、砂漠でウォー・ボーイズ達を襲った際には、車両に対する理念の相違から破壊されてしまう。 前日譚コミック『Mad Max Fury Road Mad Max #1、#2』では、バザードのリーダーは二人の兄弟で、刃物が付いたプロテクトアーマーを装着しており、1人はガス・タウンのサンダードームでの闘いでマックスに殺される。残ったリーダーは部下を連れマックスの隠れ場所を襲撃、マックスを地面に縛り付け左足の太股にナイフを刺し放置、灼熱の砂漠の中でマックスを死に至らしめようとした。そして修理中のインターセプターを奪い去る。 バザードは荒地に住む「最小公分母」と見なされており、廃墟都市サンケン・シティを根城にしている。彼らには妻子もおり、サンケン・シティの廃墟の地下駐車場に居住し、誘拐や車両や鉄くずなどの物品窃盗をして暮らしている。作中ではグローリーという少女を誘拐し、マックスがグローリーを救ってインターセプターを奪還して逃げると、追跡するがサンケン・シティから逃がしてしまう。しかし、生き残ったリーダーは、レッカー車両で追いかけ、グローリーと彼女の母親を殺したことで、マックスの怒りに火を付け追い詰められ死んだ。 また2015年のゲーム版にもバザードが登場する。日本語字幕版では「ヤマアラシ」と表記されている。 クロウズ (The Crows) 奇妙な竹馬に乗った集団で”カラス”とも呼ばれる。フュリオサの故郷「緑の地」に入植していた。「緑の地」の土地が汚染され、「鉄馬の女たち」が出て行った後、入植した。汚染されて有毒化している土と水溜りを避けるために特殊な竹馬に乗って歩行する。 惨めな人達 (The Wretched) 良い生活と水を求めて「シタデル」に旅をしてやって来た人々。「シタデル」の水源や食料など全てをジョーに掌握され、隷奴下に置かれる。前日譚コミック『Mad Max Fury Road Nux and Immortan Joe』では、シタデルに辿り着いた人達は、周辺にテントを張って、飢えと病気で苦しみながら生活していた。また『Mad Max Fury Road Mad Max #1』でのヒストリーマンによると、ジョーの死後、「シタデル」の住民達は彼らに平等に水を提供し、彼らが住んでいた砦の下部に小さな町を造っている。 コルト・バントラインスペシャル モーゼルC96 M79 グレネードランチャー IMI UZI Jezail Musket
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