二十一か条の要求とワシントン体制とは? わかりやすく解説

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二十一か条の要求とワシントン体制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 12:33 UTC 版)

日中関係史」の記事における「二十一か条の要求とワシントン体制」の解説

1911年中国大陸では三民主義唱える孫文らによる辛亥革命起こり宣統帝退位し翌年1912年には中華民国臨時政府南京成立した中華民国暦採用されることになり、中華民国憲法発布伴って宣統帝総理として支えた袁世凱孫文から大総統地位与えられると、首都北京移り結局帝政復活することになる。その頃になると上海広州天津漢口などの都市発展し東亜同文会東亜同文書院などを開設するなどした。「近代文明」を受容する目的多く中国人日本留学するうになると、孫文宮崎滔天頭山満魯迅藤野厳九郎交流などが生まれた。しかし、帰国した魯迅影響受けた胡適らによってブルジョワ文学革命起こりパトリオティズム高揚しつつあった。 1915年大隈内閣山東半島におけるドイツ帝国利権継承することなどを盛り込んだ二十一か条の要求袁世凱提示した。この要求引き換え袁世凱日本による中華帝国承認求めたとされている。これを契機として、反袁勢力立ち上がり1902年結ばれた日英同盟理由連合国側立ってドイツ帝国宣戦布告していた日本排撃する傾向次第生まれていく。そこで中華民国連合国側立って第一次世界大戦に参戦し、日本の影響力の排除試みようとした。しかし、1919年行われたパリ講和会議決まったヴェルサイユ条約日本の山東省のおける利権継承認めたため、北京大学生らが条約調印反対運動起こした。それが全国波及して五・四運動といわれる反帝国主義運動発展した北京政府打倒目指していた革命家孫文1919年広州中国国民党決起して張作霖中国東北部割拠している北洋軍閥征伐反帝国主義運動取り掛かることになる。1920年中国艦隊尼港事件赤軍戦闘中日本軍兵営砲撃する一方ロシア革命により成立したソビエト連邦傘下にあったコミンテルン革命援助によって陳独秀らは1921年上海中国共産党結成するコミンテルン後ろ盾もあり、1924年国民党第一次国共合作共産党迎え入れ外資系工場でのストライキ通して反帝国主義運動全国波及させ、孫文神戸訪れて大アジア主義講演行った国民党広東省広州国民政府立ち上げて孫文病死するという不幸を乗り越えて1926年北伐開始する国民革命軍蔣介石率いられ広東省から出発し破竹の勢い南京上海占拠するが、南京事件漢口事件などにより日本人始めとする外国領事館居留民への攻撃が行われたため、国民党右派蔣介石上海クーデター起こしてプロレタリアート的な共産党員抑圧図り第一次国共合作崩壊した当時国際情勢世界覇権国大英帝国から米国変わりつつあり、米国ウッドロウ・ウィルソン十四か条の平和原則示して国際連盟設立されるヴェルサイユ体制下にあった日本常任理事国として国際連盟設立同時に加盟した1922年には米国海軍軍縮太平洋の平和・中問題に関するワシントン会議主催して石井・ランシング協定破棄日本陸軍山東省からの完全撤退中国門戸開放領土保全保障され、ここに日本大陸侵攻封じ込めるワシントン体制確立した。それと連動して幣原喜重郎対米協調外交展開していた。日本国内では、大戦景気背景吉野作造民本主義唱えて大正デモクラシー時期到来1917年のロシア革命受けたシベリア出兵によって米騒動起きたりもしたが、平民宰相といわれた原敬登場本格的な政党内閣制度が確立した第一次世界大戦後恐慌関東大震災による恐慌護憲運動経て1925年普通選挙法成立したが、同時に治安維持法制定されるという時代であった

※この「二十一か条の要求とワシントン体制」の解説は、「日中関係史」の解説の一部です。
「二十一か条の要求とワシントン体制」を含む「日中関係史」の記事については、「日中関係史」の概要を参照ください。

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