二区間定期券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:32 UTC 版)
主に、次のようなパターンがある。 経路がT字・Y字型(すなわち、二股に別れる)になる。(例:戸塚 - 藤沢、大船 - 鎌倉) 通学・通勤定期券を一葉化したもの。(例:通学:戸塚 - 藤沢、通勤:戸塚 - 横浜。自宅:戸塚、学校:藤沢、アルバイト先:横浜のように逆方面だった場合。) 通勤定期券同士を一葉化したもの。(例:通勤:戸塚 - 藤沢、通勤:戸塚 - 横浜。会社の指示や、兼職で、勤め先が逆方面だった場合など。) 運賃は、一枚ずつ分割で持った場合と同じ、すなわち合算額である。T字経路の場合、例えば、上記の場合、発券できる区間の組み合わせとして、(1)戸塚 - 藤沢+大船 - 鎌倉、(2)戸塚 - 鎌倉+大船 - 藤沢、(3)鎌倉 - 藤沢+大船 - 戸塚の3通りがある。それぞれの組み合わせの運賃は、通勤1か月の場合、(1)6930+5350=12280 (2)6300+5350=11650 (3)5670+4730=10400 となるが、運賃の高低に関わらず旅客が希望した組み合わせで発券される。原則として計算方式は合算方式である。 西武鉄道は、西武線豊島園および西武池袋線中村橋以西(西武狭山線および西武秩父線ならびに西武新宿線小平 - 本川越間を含む)から練馬 - 池袋を挟む東京メトロ線の新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>ならびに東急線の渋谷以南/以西のいずれかの区間の定期券で練馬を分岐駅として練馬 - 池袋間を西武有楽町線小竹向原駅経由東京メトロ有楽町線(副都心線)と西武池袋線の双方を利用できる2区間定期券(特殊連絡定期券)の「だぶるーと」と、高田馬場を分岐駅に、西武線下落合以西 - 西武新宿とJR高田馬場 - 新大久保以南のJR線新宿方面との組み合わせとなる2区間定期「Oneだぶる」を発売している。 なお、「だぶるーと」は、合算方式ではない。なお、「だぶるーと」の場合、券面に表示される区間は西武線豊島園または西武線中村橋以西 - 西武池袋と西武線練馬 - 新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>・渋谷以南<東急東横線>/以西<東急田園都市線>のいずれか(西武有楽町線小竹向原経由東京メトロ線・東急線)となる。 東武鉄道でも、東武東上線朝霞以西から和光市 - 池袋間を挟む東京メトロ線の新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>のいずれかの区間の定期券で、和光市を分岐駅とし和光市 - 池袋間を東武東上線と東京メトロ有楽町線(副都心線)の双方を利用できる2区間定期券「二東流」を発売している。なお、券面に表示される区間は、朝霞以西 - 東武線池袋とメトロ線和光市 - (新大塚以東・東池袋以東・雑司が谷以南のいずれか)となる。 小田急電鉄では、東北沢以西から代々木上原を分岐駅として、東京メトロ各駅発着区間を代々木上原から東京メトロ千代田線を経由する区間または小田急線新宿を経由する区間の双方を利用できる2区間定期券を「小田急・東京メトロ PASMO 二区間定期券」の名称で2016年3月26日から発売している。なお、券面には東北沢以西 - 東京メトロ各駅 [代々木上原 - 新宿間乗降可能]と表記される。 JR東日本は、区間の特定はなく発売している。なお、2012年3月17日より、Suicaでの発売を開始し、さらに、連絡会社線を最大2社まで絡めて発売する。 JR西日本は、ICOCAのみで、ICOCAエリア内完結で、連絡会社線の絡まない経路を発売する。
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二区間定期券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:18 UTC 版)
2011年3月16日から1枚の定期券で2つのルートが利用できる二区間定期券が発売されている。池袋駅経由のPASMO定期券で東武東上線池袋駅 - 和光市駅間と東京メトロ有楽町線・副都心線池袋駅 - 和光市駅間が利用できる。購入金額は東武東上線朝霞方面 - 池袋駅間の定期運賃と東京メトロ和光市 - 東京メトロ東池袋・雑司が谷・新大塚方面の定期運賃の合算額となる。名称は「二東流」(にとうりゅう)。
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