中盤までの登場人物(途中で死亡等で退場する人物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 02:59 UTC 版)
「ナイトライダー」の記事における「中盤までの登場人物(途中で死亡等で退場する人物)」の解説
チャールズ・グレイマン Charles Graiman 演 - ブルース・デイヴィソン Bruce Davison、日本語吹替 - 竹本和正 ナイト3000の開発者でマイクの上司。後述するK.A.R.R.やリサ&ケイティなど多数のロボットを開発・制作した人物でもある。前作の設定では空白であった、ナイト2000開発チームにおける中心人物でもあり、本作では旧作のデボンに相当する役割に当たる。娘のサラとマイクの命を第一に考えており、任務至上主義のトーレスと対立することもある。また、サラが潜入任務のために露出度の高いビキニ姿になった際は、父親らしく苦々しい表情を浮かべることもあった。その一方で、第8話でSSCの環境監査にやって来たテス査察官とはかつて恋人同士の関係であり、サラの目の前で見つめ合ったり、監視カメラの前でキスをしたりと情熱的な一面を見せ、キャリーやゾーイがはやし立てる中、サラにたしなめられても平然としていた。マイクの両親であるマイケル・ナイトとジェニファー・トレーサーとは友人関係でもある。 パイロット版では冒頭にブラックリバー社の一味に襲撃を受け尋問された直後に心臓発作を起こして死亡したが、これは影武者であるベンの偽装(この際ベンは死亡した)であり本人は生き延びている。 第11話「ナイト最大の危機・後編(原題:Day Turns Into Knight)」で、それまでK.I.T.T.の移動手段として使用していたC-130輸送機が敵の策略を阻止するために損傷した際、機長とともに最後まで機に残って不時着させようと試みるが果たせず、機の爆発に巻き込まれ今度こそ本当に死亡する(ただし作中では爆発の直接描写は無く終盤でK.I.T.T.がそうなったという情報をマイク達に伝え、「私達は父(チャールズ)を失いました…」と告げた)。第12話では、自分にもしもの事があった時に備えて録画していたホログラムメッセージで登場し、これまで謎となっていた真実(K.A.R.R.のドライバーであったことの記憶を消された事実)を打ち明け、自分がいなくなってしまった後にトーレスがK.A.R.R.プロジェクト再開に動き出すだろうと予感しており、それだけは絶対に阻止してほしいと告げた。またK.I.T.T.のコンピュータに記録された3次元映像にも登場しており、ラストでは新たに遺産を受け継いだ娘サラに新たな指揮官としてF.L.A.G.を盛り立ててほしいと告げた。第13話以降は登場しない。 キャリー・リヴァイ Carrie Ruvai 演 - シドニー・ターミア・ポワチエ Sydney Tamiia Poitier、日本語吹替 - 甲斐田裕子 FBI捜査官でグレイマン親子の友人でもある。ナイトインダストリーの運営責任者の1人でもあり、非常時には彼女やトーレスが先頭に立って事態に対処する。先述の理由からマイクを麻酔銃で銃撃し、彼の死を偽装する。第10話「ナイト最大の危機・前編(原題:Don't Stop The Knight)」のラストで敵の仕掛けた爆弾により致命的な重傷を負い、11話で辛くも一命は取り留めたものの、CIAに勤務する父親から現場復帰は不可能であると告げられ涙した。そのため第12話以降は登場しない。 アレックス・トーレス Alex Torres 演 - ヤンシー・アリアス Yancey Arias、日本語吹替 - 里卓哉 NSAから派遣されたナイト財団(F.L.A.G.)責任者でキャリーの上司。任務の遂行を第一に考える任務至上主義者であり、マイクやサラの命を尊重するチャールズと対立する場面もあった。第11話までは各ミッションを統括するリーダー役であったが、マイクの軍歴の情報を隠蔽するなど時折黒い影を見せており、マイクからは疑いの目で見られていた。第12話では前話のラストで死亡したチャールズがいなくなったことで、遂にその本性を本格的に現し、K.A.R.R.開発に関わっていたことが判明。K.A.R.R.復活に邪魔になるSSCを閉鎖し、チームを解散させ、K.I.T.T.の内蔵コンピュータを奪い、車体も秘密倉庫に隠す。奪ったコンピュータでK.A.R.R.を本格的な兵器にしようとするも、そのK.A.R.R.に捕獲され、生体コンピュータとして取り込まれてしまった。マイクとK.I.T.T.によってグラップリングフックでK.A.R.R.の車内から引っぱり出されたものの、既に致命傷を負っていた。息を引き取る直前に自分の犯した過ち(チャールズがK.A.R.R.プロジェクトに反対していた意味をようやく理解できたこと)をマイク達に詫びている。 彼の生前時(第12話冒頭まで)には、SSC内は多数のスタッフ達が常に出入りする賑わった雰囲気であったが、彼の死後(第13話以降)のSSC内は主要メンバー4人(マイク、サラ、ビリー、ゾーイ)以外は誰もいない状態になり、少し寂しげな雰囲気となっている。それと同時に政府機関のバックアップが受けられなくなり、これまで使えていた軍事衛星やデータベースなどが使えなくなったため、捜査能力の若干の低下を招いている。 これに関しては第12話を境にこれまでのFBIとの連携関係が絶たれ、「ナイトインダストリー」(新生F.L.A.G.)が独立機関になったことによるためである。 政府機関の機密事項へのアクセス権を複数所有しており、死亡後にメインのアクセスコードは使えなくなったが、第17話ではゾーイの絶対音感により予備アクセスコードを解読された。第13話以降は登場しない。 主要登場人物の中で唯一『姓』の方をメインに呼ばれる人物である。ファーストネーム(名)である「アレックス」と呼ぶのは作中ではチャールズが直接本人と会話する場面でのみ確認できる。なお本項でもこれに準じる。 K.A.R.R.(カール)Knight Auto-cybernetic Roving Robotic exoskeleton 声 - ピーター・カレン Peter Cullen、日本語吹替 - 麦人 第12話に登場。乗用型戦闘用ロボットのAI。声優は原語版には旧作シーズン1第8話登場及び日本語吹き替え版共々のK.A.R.R.と同じ声になっているが、旧K.A.R.R.の人工知能とは別の物である。プログラムに致命的な欠陥があり、後述の暴走した経緯から機能を停止されてエリア51内に封印されていたが、トーレスによりK.I.T.T.のコアユニットを組み込まれ再起動される。しかし、それでもプログラムの抜本的な改善は不可能であり、何の進化も見られず再び暴走を起こした。 自身に命令できる人物は設計者であるチャールズのみと言っており、トーレスは「チャールズは死んだ。私が最高指揮官だ、私の命令に従え!!」と命令するが、それに対しK.A.R.R.は「お前の言い分は確かに正しい。チャールズがいない今、お前が2番目の指揮官だ、私はお前の命令に従おう」と返答した直後にトーレスに襲い掛かり自身の中に取り込み、「お前と私は一体化した、命令を下すのは私だ!!」と言いマイクの元へ走り出す。そして、マイクの応急処置で復活したK.I.T.T.と対峙し、元々のドライバーだったマイクを取り込もうとするが、トーレスをグラップリングフックで引き出され無人となったコックピットに、ターボブーストによる体当たりを受けて完全に破壊された。
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