上級魔法律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 05:11 UTC 版)
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」の記事における「上級魔法律」の解説
通常の魔法律の何倍もの破壊力を持つ強力な執行。呪文を唱えて地獄と交信し、上位の地獄の使者と契約を結ぶ事で初めて発動する。呪文=地獄語を唱える事は恐ろしく体力を消耗するため、通常は執行人数人がかりで契約を行うのが普通である。何回も行使すると魔法律書に負担がかかり、いずれは壊れてしまう。 魔王(まおう) 「地獄の六王」の一角で無間地獄の使者。みすぼらしい服を着て目はあらぬ方向を向き、空飛ぶ不思議な布に乗っている。 「王」としての風格はなさそうに見えるが、その力は誰もが恐怖におののくほど。単独で上級魔法律を行使出来るほど大量の煉を持つムヒョでさえも通行証と融合した魔法律書にて喚び出す必要があった。いつもムシャムシャと食べている菓子は小型の爆弾のようなもので、一度大気中にばらまけばティキの体を一撃で爆散させるほど強力。 対ティキ戦でムヒョが呼び出した使者。最終的にティキを連れ、地獄へと帰って行った。 冥王 ルアラリエ(めいおう ルアラリエ) 声 - 斉藤次郎 「地獄の六王」の一角。超巨大。 魔力が強力すぎる為に今まで誰1人として契約を結んだ事が無かった。普段は口が縫い合わされているが、戦闘時には口を開き、様々な形状に変化する「千変の舌」を操る。第一形態の通常状態が瀕死のダメージを負うと、第二形態の翼が生えた状態になり、翼から全てを焼き尽くす「ドゥアトの槍」を繰り出すことが出来るようになる。 「箱舟」との戦闘に先立ち、ムヒョが幽李と共に激戦を繰り広げた末、契約を結ぶことに成功する。 閻魔謁見(えんまえっけん) 地獄の法の番人、閻魔を召喚し、霊を粉砕する。魔元帥に匹敵する高度な魔法律。 発動すると霊にはシリアルナンバーが刻まれ動きを封じられ、柱などの障害物が開いてゆき、閻魔を乗せた輿がやってくる。罪を犯した霊を捕え、地獄へと引きずり込む。 魔導府総帥降臨(まどうふそうすいこうりん) 王冠を戴き、ローブを着た骸骨の姿をした使者「魔導府総帥」を呼び出す。 50年前の戦いでは、「ティキぽっくり大作戦」でアントニオ作丸達に呼び出されティキを地獄送りにしようとしたが、逆に食われてしまった。 魔元帥(まげんすい) 魔鉄兵を統率する元帥。超巨大。霊を「タルタロスの鎖」で動きを封じ巨剣で真っ二つに切り裂く。 「地獄の十本刀」の一人で、その頂点でもある。地獄の兵・魔鉄兵を統率する。 同誌連載の『魔人探偵脳噛ネウロ』の単行本おまけコーナーで、ネウロがムヒョから貰った魔法律書で呼び出したこともある(が、召喚に失敗し、本物とは似ても似つかないケンタウロスようなデフォルメの生き物が召喚された)。たびたび巻末コーナーに登場する。 魔石女王(まじゃくめおう) 「地獄の女帝」の一角。白い岩と聖母マリアのような見た目の使者。 強力な磁力で霊を分解して、地獄に送る。基本的に手から磁力を発するが、口から弾丸状にして連続で打ち出す事もできる。 冥府 海の王子・パケロ ゴリョーが呼び出した使者で傘を持った子供のような姿をしている。降臨する際には雨が降り出し、多数のカエルが出現し道を作っていく。 無邪気で勝手気ままな性格のため、呼び出しても執行人の思い通りに動くとは限らない。しかし、冥府の海の王子の名にふさわしい力を持っており、自爆するフジツボ型の使者(もしくは道具)「時限魔貝」や、念動力を使う冥界の魚を召喚して戦う。能力として、所持する傘を変形させたり、自身より遥かに大きい悪霊を一呑みにしてしまうこともできる。 対アイビー戦で窮地にいたゴリョーとエビスを助けた。始めは召喚主であるゴリョーの言うことを全く聞かず、気ままに遊びまわっていたが、エビスの言葉を聞いて本気を出す。一度ロクシーに食べられてしまうが脱出し、逆に平らげてしまった。また、アイビーが霊を操るのに使う「悪霊の鈴」まで食べてしまった。 幽李(ユウリ) 声 - 蓮岳大 「地獄の四賢者」の一角。ムヒョが冥王と契約を結ぶ際にも使用した使者。ビコ曰く「笑うとコワい」。 他の魔法律を止める事が出来る。普段は三つ目の仙人のような姿をしているが、ムヒョが煉を注入する事により、本来の巨大な鬼神の姿になる。 ゴリョーの召喚した雷獄童子を一蹴し、冥王の第一形態を相手に圧勝するなど、ムヒョの契約した使者の中でも、とりわけ強大な力を持つ。ムヒョと契約した時には、霊撃手5体でバラバラにされたらしい(それでも死ななかった)。 銀杏婦人とは顔見知りの模様。 不帰砲蟲(ふきほうむし) 巨大な筒の形状の蟲を召喚すると、内部から砲弾が転がって来て射出口にセットされる。数人がかりで召喚されるが、ティキに食われた。 魔王軍破城槌(まおうぐんはじょうつい) 壁から四本の槍のような物体を召喚して霊を粉砕する。また、その先頭部分が開かれて、雲に似た使者が出現し電撃を放つ。ペイジを始めとした執行人数人がかりで召喚する。 鴉門(あもん) 「地獄の三賢者」の一人。シューターの『見えない魔法律』の正体。『6』の数字が三つ書かれた頭巾を被っている。 『魔の手』と呼ばれる身の丈ほどの太刀を持つ。九苦狸の攻撃を防ぐために召喚して、ムヒョが魔法律を発動するまで時間を稼いだ。 悪魔長(あくまちょう) 目の上に666マークがある悪魔の長。ペイジが「トロイのベル」を発動してから初めて「肉体」契約状態で使役した使者。「悪魔長降臨」の刑で召喚される。 両手と尻尾を武器化する事が出来る。両手を刃のように武器化する「悪魔の鍛冶屋」、手下の悪魔達の力も借りて、片方の角を引き出し巨大な鎌にして攻撃する「真っ暗山の巨人鎌」という技が使える。 対イサビ戦でペイジが「トロイのベル」を使って召喚した。イサビと互角の勝負を繰り広げ、何とか勝利を収める。 帰る時にペイジの肉体エネルギーを持ち帰り、悪魔仲間達と宴をひらいたらしい。かなり自分勝手な性格でもあるが、しかし死を覚悟して召喚したペイジの身体を気遣うなど、人情に溢れるところもある。 機賊王(きぞくおう) 「地獄の反逆児」と呼ばれる巨大な使者。顔に七つの眼があり、貴族の格好をしている。左足が義足。 その昔六王に命を狙われ、そのうち2、3人を返り討ちにしたといわれる怪物。あまり行動派ではないらしく、召喚された際には地上酔いしていた。 「機賊王七酌撃ちの刑」によって召喚される。「七つの大罪」で表している動物の彫刻が刻まれた巨大な七つの樽で霊を捕え、指から発射される銃弾でそれらを歌いながら順番に撃ち抜いていく。すべて撃ち抜いた時に霊も消滅する。 対ベクトール戦で召喚され、九苦狸を一瞬にして消し去り、ベクトールも木っ端微塵に粉砕した。
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