レンズ一体型FinePix Sシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 02:21 UTC 版)
「富士フイルムのデジタルカメラ製品一覧」の記事における「レンズ一体型FinePix Sシリーズ」の解説
上記のSシリーズとは異なり、初心者でも簡単に扱えるよう一部に通常のFinePixシリーズの流れを組んだ機能が採用されている、レンズ交換ができない「ネオ一眼」のシリーズである。S8100fdまでの型番の後ろにfdと付く機種及びS100FS以降は「顔キレイナビ」(顔認識機能)が付いている。 FinePix S304 - 「絵作りの楽しさを手軽に」をコンセプトに登場したFinePixシリーズSシリーズとして初のオールイン型機体として登場。 FinePix S602 - 当シリーズとしては初のスーパーCCDハニカムIIIを採用したモデルでISO1600の高感度撮影やハイスピードツインAFなど撮影機能も充実された。 FinePix S5000 - スーパーCCDハニカムIV HRを搭載し、初心者でも簡単にマニュアル撮影が楽しめる「シーンポジション」を搭載した。 FinePix S7000 - コンバージョンレンズ等の拡張性を備えたFinePix S5000の上位機種にあたるモデル。 FinePix S5200 - FinePix S5000の後継機で「リアルフォトテクノロジー」や「ブレ軽減モード」を採用。 FinePix S9000 - FinePix S7000の後継機種でFinePix S5200の上位機種に当たる。手動ズームなどFinePix S7000よりも操作性に富む。マルチアングル液晶モニターやxDピクチャーカード・CF/MDカードのダブルスロットが採用されている。 FinePix S6000fd(2006年9月発売) - FinePix S5200の後継とされるが、実質は同機の上位でFinePix S9000との中間機種。FinePix S9000のレンズ・手動ズームと、FinePix F30相当の1/1.7型スーパーCCDハニカムHRⅥや画像処理エンジンを組み合わせた上で、顔を自動認識(パターン認識)して画像補正する「顔キレイナビ」を富士フイルムのデジタルカメラで初搭載したモデル。。電源は単3電池4本。富士フイルムの新ロゴデザインを初採用。 FinePix S9100 - FinePix S9000の後継機。液晶モニターがFinePix S9000に比べ大型化され、iフラッシュを搭載した。 FinePix S8000fd - 広角27mmから光学18倍までレンズ交換無しでカバーできる。CCDシフト式手ぶれ補正機能やISO6400に対応する。 FinePix S8100fd - FinePix S8000fdの後継機種で1000万画素クラスのCCDを搭載したモデル。 FinePix S100FS - FinePix S9100の後継機。同社の「PROVIA」等のフィルム特性を再現したフィルムシミュレーションモードを搭載、番号後ろのFSはそれを意味する。 FinePix S1500(2009年8月22日発売) - 日本未発売のFinePix S1000fdの後継。スーパーCCDハニカムは搭載しないが、被写体を自動で追い続ける自動追尾オートフォーカスやCCDシフト式手ぶれ補正、シーンぴったりナビや顔キレイナビと言った主要機能を搭載している。電源には単三の電池を使用する。 FinePix S200EXR(2009年9月5日発売) - FinePix S100FSの後継。F200EXR同様1/1.6型スーパーCCDハニカムEXRを搭載。F70EXRに採用された「ぼかしコントロール」「連写重ね撮り」に対応。フィルムシミュレーションもS100FS同様搭載する。また、一度の撮影でRAW形式とJPEG画像を同時に撮影、記録するCCD-RAW+JPEG機能も搭載。ただし、液晶画面が可動式ではなくなっている。 FinePix S2500HD(2010年2月27日発売) - FinePix S1500の後継。ズームが18倍にまで拡大し、720p動画撮影にも対応、ミニHDMI端子を搭載する。 FinePix HS10(2010年4月17日発売) - FinePixシリーズで初めて、裏面照射型CMOSセンサーを搭載。世界初となる、フジノン光学30倍マニュアルズームレンズも搭載。また、手ぶれ補正が5軸手ブレ補正に進化し、高倍率ズームやマクロ時もぶれにくい撮影が可能になった。動画撮影は、フルハイビジョン(MPEG-4 AVC/H.264)に対応。S200EXRでは省略されたマルチアングル液晶も搭載。最大で一秒間に1000コマ撮影できるハイスピード撮影や、連写合成で動作している被写体を自動的に省く動体キャンセル、逆に動体を多重化させる動体キャッチ機能等を搭載。電源は単三の電池を使用する。 FinePix S2800HD(2010年8月7日発売) - S2500HDの後継。S2500HDの機能に加え、「ぐるっとパノラマ」と「フォトブックアシスト」を搭載したモデル。 FinePix S3200(2011年2月11日発売) - FinePix S4000の兄弟機。ボディはS4000とほぼ同じだが、ズーム倍率がS4000は光学30倍ズームなのに対し、光学24倍ズームとなっている。一度のシャッターで1倍・1.4倍・2倍の三つの画像を撮れるズームアップ三枚撮り機能や、撮影範囲ガイドフレームを表示して、状況を確認できるねらい撮りズーム機能を搭載した。 FinePix HS20EXR(2011年3月5日発売) - HS10の後継。センサーが、F550EXR同様新開発の1600万画素EXR-CMOSセンサーに。瞬速フォーカスを搭載し、最速0.16秒の合焦速度を謳う。プレミアムEXR AUTOに対応。電子水準器機能も搭載する。ただ、光学ズーム倍率はキヤノン・PowerShotSX30ISより劣る。 FinePix S4000(2011年8月6日発売) - FinePix S3200の上位機種。搭載機能はほぼ同じで、唯一の違いは光学ズーム機能が30倍に強化されている。 FinePix S4500(2012年2月11日発売) - S4000の後継。ぐるっとパノラマ機能を搭載するが、一枚ずつ撮影して合成するタイプになる。電池は単3の乾電池を使用する。 FinePix HS30EXR(2012年2月11日発売) - HS20EXRの後継。EXR-CMOSセンサーの画素数はHS20EXRと同じだが、ISO3200以上で発生しやすいノイズをHS20EXRと比べて3割低減している。超解像2倍デジタルズームと併用して最大60倍ズームが可能。プレミアムEXRオートは三脚使用時の撮影パターンが追加されて103パターンに、顔キレイナビに顔がどんな向きになっても撮影できる顔追尾オートフォーカスを搭載した。また、REAL 3D W3に搭載されている3D2回撮りによる3D撮影にも対応した。更に、バッテリーが単三型電池×4本から大容量充電式リチウムイオンバッテリーに変更となり、撮影可能枚数が600枚に増加している。 FinePix SL300(2012年8月11日発売) - 動画撮影がフルHDに対応し、S4500同様電子ビューファインダーも搭載した。ズームレバーはレンズ左に移動し、45ステップで細かな調整が可能。またホットアクセサリーシューも搭載し、TTLフラッシュ等も対応する。電池は充電式リチウムイオンバッテリーを使用。 FinePix S8200 (2013年1月26日発売) - SL300同様電子ビューファインダーとズーミング用のサイドレバーを採用。超解像併用で最大80倍相当までの撮影が可能。 FinePix HS50EXR(2013年2月23日発売) - HS30EXRの後継。センサーが、位相差画素を撮像面に配置した1/2型EXR CMOS IIになり、処理プロセッサもFUJIFILM X20及びX100S同様EXRプロセッサーIIに変更された。フルハイビジョン60フレーム/秒は勿論のこと、480コマ/秒のハイスピード撮影も可能。フォーカス速度は世界最速の0.05秒を実現。 FinePix SL1000(2013年2月23日発売) - SL300の後継。ズームが光学50倍になり、超解像併用で最大100倍の撮影が可能。同日発売のHS50EXR同様、60フレーム/秒のフルハイビジョン撮影と、480コマ/秒のハイスピード撮影も可能。 FinePix S1(2014年2月22日発売) - 50倍以上の光学ズーム搭載機として初めて、防塵防滴に対応。動画記録もフルハイビジョン60pに対応している。専用アプリを用いたスマート連携にも対応する。 FinePix S9400W(2014年2月8日発売) - 22日発売のS1の下位機。同機と比べて、防塵防滴機能とRAW記録対応が削除されている。また、動画もフルハイビジョン対応だが60iになっている。単3乾電池でも利用可能。 FinePix S8600(2014年2月22日発売) - S9400Wの下位機。センサーがCMOSではなくCCDになり、ズームも36倍にダウンしている。但し、3段沈胴になったため従来機種比で30%の薄型化を実現している。S9400W同様、単3乾電池駆動に対応。 FinePix S9900W(2015年2月26日発売) - S9400Wの後継。開放F値2.9の50倍フジノン光学ズームレンズを搭載。超解像との併用で100倍相当の撮影も可能。動画撮影時の手ブレを大幅に抑制する5軸手ブレ補正も搭載されている。「FUJIFILM Camera Remote」でのリモート撮影も可能。
※この「レンズ一体型FinePix Sシリーズ」の解説は、「富士フイルムのデジタルカメラ製品一覧」の解説の一部です。
「レンズ一体型FinePix Sシリーズ」を含む「富士フイルムのデジタルカメラ製品一覧」の記事については、「富士フイルムのデジタルカメラ製品一覧」の概要を参照ください。
- レンズ一体型FinePix Sシリーズのページへのリンク