デジタル‐ズーム【digital zoom】
デジタルズーム
デジタルズームとは、デジタルカメラやデジタルビデオカメラにおいて、撮影範囲の一部を切り取って拡大加工することで、ズーム効果を得る機能のことである。
デジタルズームを利用した拡大画像は、切り出した部分の画像を同じ画素数で拡大しているものであるため、拡大すればするほど解像度が粗くなり、画質が低下する。
デジタルズームに対して、レンズ位置の操作による焦点距離の移動によってズーム効果を得る方式は、光学ズームと呼ばれる。
光学ズームを利用するためには、一眼レフカメラのように特殊な機構のレンズを装備している必要がある。これに比べてデジタルズームは簡易なレンズでも手軽にズーム効果が得られる機能であるという利点がある。最近のコンデジやカメラ付き携帯電話のカメラ機能などの多くにデジタルズーム機能が搭載されている。
デジタルズーム
デジタルズーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:39 UTC 版)
イメージセンサーの中央部の画素のみを撮影に使用し、拡大することで画像を作成するズーム方式。ズーム倍率に応じて使用可能な最高画素数は減少する。例えば、1200万画素機で2倍ズームにすると、その場合の画素数は縦横共に半分になるのでイメージセンサーの中央部の300万画素を使用する。画像を記録する際の記録フォーマットが4096×3072(1200万画素分)であれば、不足する900万画素分の情報が300万画素からの補間処理によって生成される。2倍程度までのズームについては各社で特別な補間処理を行い、単なるデジタルズームと差別化している場合がある。画質の劣化を抑えるため、記録する画素数に合わせてデジタルズームの最大倍率を変え、等倍以上の拡大を避ける設定が可能な機種もある。
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