メインキャスト・サブキャスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:43 UTC 版)
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の記事における「メインキャスト・サブキャスト」の解説
シャン・チー自身やその家族の名前・設定は、原作コミックからいくつかの変更が加えられている。原作コミックにおいても(文学作品「フー・マンチュー」の設定が活かされていた時代から)大幅に変更された歴史があるため、詳細は漫画キャラクター「シャン・チー」の項も参照のこと。 シュー・シャン・チー(ショーン) 演 - シム・リウ、日本語吹替 - 細谷佳正 ホテルマンとして働く青年。その正体は、父親のウェンウーから暗殺者になるように訓練された武道家だが、かつて犯した罪に苦しみ、過去から逃避して得た現在に苦悩している。 そして現在、バスでの通勤中に“テン・リングス”の刺客らに襲われたことを発端に父と再会し、彼が掲げる恐るべき目的を目的を阻止するために、自身の過去に向き合ってウェンウーに挑むことになる。 2012年の作品『アベンジャーズ』のポストクレジットシーンにマンダリンと共に登場する計画が存在した。また、カラオケが好きだという設定は原作にも存在する。少年時代のシャン・チー 演 - アーノルド・スン、日本語吹替 - 鶴翔麒 幼少期のシャン・チー 演 - ジェイデン・チャン、日本語吹替 - 野地祐翔 ケイティ・チェン(ルイウェン) 演 - オークワフィナ、日本語吹替 - ニケライ・ファラナーゼ ホテルの駐車係でありショーン(シャン・チー)の親友。中国語の名前はルイウェン。ショーンとは高校時代からの付き合いで、異性の親友である。 常人以上のドライブテクニックと、僅かな時間の訓練で弓術も習得できる高い学習能力を秘めている。 ある日出勤途中のバスに乗っていた時に、遭遇したテン・リングスの刺客らとショーンが乱闘したことを機に、ショーンの本当の素性を知ることになり、彼を支えるために物語の一件に自ら関わっていく。 監督のクレットンは「ケイティは恐れ知らずでクレイジーだと思っているが、実際には自分が好きなことをするのに怖気付いていることに気づき、一歩踏み出すことになる」と評している。 シュー・シャーリン 演 - メンガー・チャン(英語版)、日本語吹替 - 内田真礼 ウェンウーの娘でありシャン・チーの妹。ナイトクラブ”ゴールデン・ダガーズ・クラブ”をオーナーとして営んでいる。ウェンウーから武術の習得を禁じられていたものの、見様見真似の独学で自身を鍛えたため、両親や兄に勝るとも劣らないほどの戦闘能力を有する。 「3日で戻る」という約束を破って失踪したシャン・チーと再会したことで、物語の一件に自ら関わっていく。 原作コミックスでは、シャン・チーに多数の異母兄弟姉妹がいるものの、名前の判明している5人にシャーリンという名のキャラクターは存在しない。一方で、シャーリンには原作における妹達の設定の一部が使われている。 これらの妹にはミュータント2人いる他、ブラックパンサーと婚約直前まで恋愛関係を持った者、MI6の諜報員になった者(ジェームズ・ボンドと面会した他、シャン・チーと恋愛関係にあったレイコ・ウーと同僚でもあった)、ヴィランと正義のヒロインを兼任した者もいる。サックス・ローマーによるフー・マンチューの娘ファー・ロスエをモデルにしている者もいる。少女時代のシャーリン 演 - ハーモニー・ヒー 幼少期のシャーリン 演 - エロディ・フォン、日本語吹替 - 岡田日花里 イン・リー 演 - ファラ・チャン、日本語吹替 - 木下紗華 シャン・チーとシャーリンの母親。かつては神秘の世界ター・ローに続く入口の守護者だったが、ウェンウーと出会い、気を操る特殊な力を龍の元に置いてター・ローを去る。 家族に対して深い愛情を抱いていたが、ウェンウーを恨む人間の襲撃で命を落としており、その死は遺された家族に深い影を落としている。 原作では、テレパシーと弓の技術に優れるジアン・リーが該当しているが、今作でのイン・リーに対する「死亡して闇の世界に閉じ込められ解放されることを願っている、と夫が(闇の魔物の策略で)思い込む」という設定は、ジアン・リーの設定である「夫に自分が死んだと思わせて、自ら闇の世界に身を置いている」という設定と逆になっている。 レーザー・フィスト 演 - フロリアン・ムンテアヌ、日本語吹替 - 間宮康弘 隻腕に赤熱するブレードを装着したテン・リングスの一員。ウェンウーに仕えており、彼の指示の下で兵士らを従えて、シャン・チーに挑む。 デス・ディーラー 演 -アンディ・リー ウェンウーに長らく仕えている覆面の暗殺者。少年期のシャン・チーに厳しい訓練を課した。 ウォン 演 - ベネディクト・ウォン、日本語吹替 - 田中美央 スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジの盟友である魔術師。本作では何故かアボミネーションとナイトクラブ内の闘技場にて闘っており、試合後にアドバイスする、帰りに送っていくなど、親しい様子を見せる。 グアン・ポー 演 - ユン・ワー(元華)、日本語吹替 - 原語流用 ター・ローの老人。戦士たちの代表格らしく、修練場に来たケイティに弓術を指導する。 ジョン・ジョン 演 - ロニー・チェン 、日本語吹替 - 櫻井トオル シャーリンの右腕。ナイトクラブ内の闘技場にシャン・チーを出場させる。 クレヴ 演 - ザック・チェリー、日本語吹替 - かぬか光明 乗り合わせたバスで始まったシャン・チーとレーザー・フィストの戦いを動画配信する男。この配信によりシャン・チーは“バス・ボーイ”として有名になってしまう。 演じたチェリーは、『スパイダーマン:ホームカミング』にもバク宙をおねだりする男として登場した。 ワイポ・チェン 演 - ツァイ・チン、日本語吹替 - 原語流用 ケイティの祖母。中国の風習や伝統を重んじている。 ツァイ・チンは1964年のフー・マンチューを題材にした映画「怪人フー・マンチュー」に出演している。 ミセス・チェン 演 - ジョディ・ロン ケイティの母親。 ルイファ・チェン 演 - ダラス・リュー、日本語吹替 - 岩中睦樹 ケイティの弟。 スー 演 - ステファニー・スー シャン・チーとケイティの友人カップルの女性。 ジョン 演 - クナル・ダデッカー シャン・チーとケイティの友人カップルの男性。 ヘレン 演 - ジェイド・ウー 『ブラック・ウィドウ』に登場したレッドルームの元ウィドウ。クラブ内の闘技場で“エクストリミス・ソルジャー”と戦闘していた。 モーリス 声 - ディー・ベイカー 詳細は「#モーリス」を参照 イン・ナン 演 - ミシェル・ヨー、日本語吹替 - 塩田朋子 ター・ローの守護者でありシャン・チーとシャーリンの伯母。初対面ながら甥と姪のことも知っており、亡き妹に代わって2人を導く。 演じたヨーは以前『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でアリータ・オゴルド役でカメオ出演している。 トレヴァー・スラッタリー 演 - ベン・キングズレー、日本語吹替 - 麦人 『アイアンマン3』にてテン・リングスのリーダーを騙る“マンダリン”を演じていた役者。服役中のところを本物のテン・リングスに脱獄させられ処刑を受けることになったが、その直前に『マクベス』のワンシーンを演じたことでウェンウーに気に入られ、以降は道化として監禁生活を送っていた。 ター・ローの生物であるモーリスと共に、シャン・チー一行のター・ロー行きを手伝うことになる。 シュー・ウェンウー 演 - トニー・レオン(梁朝偉)、日本語吹替 - 山路和弘 シャン・チーとシャーリンの父であり犯罪組織“テン・リングス”のリーダー。10個の腕輪からなる伝説の武器“テン・リングス”を所有し、世界の覇者にならんとして1000年の時を生きてきた。リングによるスーパー・パワーと永遠の命に加えて、卓越した武術の腕前を持つ。 リーと出会って結ばれたことで、一時期はリングと組織を手放してまで家族と平穏に生きることを望み、幸せに暮らしていたが、自身の因果がリーの命を奪った経緯から再びリングを身に着けて組織も再開させ、シャン・チーを暗殺者として育て上げた。 現在では、「ター・ローに閉じ込められている」というリーの声を聞き、助けようと現地への侵攻を目論んで、シャン・チーたちと敵対する。 原作コミックスでは、シャン・チーの父はフー・マンチューとされている(シャン・チー自身が、フー・マンチューの映像化を目的としていたマーベルがその過程で作成したキャラクターである)が、マーベルがフー・マンチューに関する権利を失ったため、ジェン・ズーに改名し別キャラクターとして確立された。
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