ミルモでポン!!とは? わかりやすく解説

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わがまま☆フェアリー ミルモでポン!

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ミルモでポン! > わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
ジャンル ファンタジードタバタコメディ
ギャグ少女向けアニメ
アニメ:無印(第1期)
ごおるでん(第2期)
わんだほう(第3期)
ちゃあみんぐ(第4期)
原作 篠塚ひろむミルモでポン!
監督 カサヰケンイチ(第1・2期)
福島利規(第3・4期)
シリーズ構成 土屋理敬(全期)
キャラクターデザイン 音地正行(第1・2・3期)
小沼克介(全期)
音楽 ヒトヨシノビタ(第1・2期)
根岸貴幸(第3・4期)
アニメーション制作 スタジオ雲雀
製作 テレビ東京小学館プロダクション
放送局 放送局を参照
放送期間 (無印)(第1期)
2002年4月6日 - 2003年9月27日
ごおるでん(第2期)
2003年10月7日 - 2004年3月30日
わんだほう(第3期)
2004年4月6日 - 2005年4月5日
ちゃあみんぐ(第4期)
2005年4月19日 - 9月27日
話数 全172話
(第1期)全78話 (第2期)全24話
(第3期)全48話 (第4期)全22話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』は、篠塚ひろむ漫画ミルモでポン!』を原作としたアニメ

ちゃお』創刊25周年記念事業として製作された。

放送期間・日時

テレビ東京製作、テレビ東京系列ほかで2002年4月から2005年9月まで3年半放送された。

  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』(以下「無印」)(2002年4月 - 2003年9月:全78話)
  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ごおるでん』(2003年10月 - 2004年3月:全24話)
  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう』(2004年4月 - 2005年4月:全48話)
  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃあみんぐ』(2005年4月 - 2005年9月:全22話)

地上波ではシリーズによって放送時間帯が分かれていた。

また、BSジャパン[注 1]においては2005年9月29日まで毎週木曜日18時25分 - 18時55分枠で時差ネットされた。

番組内容の変遷

無印

原作を消化しつつアニメオリジナルを交えたストーリーとなった。

ごおるでん

サブタイトルの通りゴールデンタイムに移行した。 オリジナルのストーリーが中心で、前作に登場したダアクとの決着を描く。

わんだほう

タコスというタコのロボットが現れ願いが叶う伝説の七つのクリスタルを見つけ出す物語で、全編オリジナルストーリー。

ちゃあみんぐ

完結編のため、ある程度原作に寄り添った恋愛中心のストーリーとなった。

登場キャラクター

登場キャラクターについてはミルモでポン!の登場人物一覧を参照。

制作

監督、脚本、アニメーションプロデューサー、プロデューサー、アニメ製作会社などほとんどのスタッフが『MAJOR』(NHK・3rdシーズンまで)とほぼ共通である。『ごおるでん』の終了後、制作スタッフは『MAJOR』へと移行、または『ミルモ』と兼任することとなった。

無印・『ごおるでん』までは制作協力として韓国大元C&Aが表記されているが、これは所謂日韓合作体制や下請けではなく韓国国内における『ミルモ』の展開を行うためのライセンス契約としての表記である[注 2]

キャスティング

無印の音響制作はHALF H・P STUDIOが担当しており、 音響監督は明田川進が務めた[1]

「ミルモ」のキャスティングマネージャーは、吉田理保子が担当した[1]。 明田川はアニメハックに連載したコラムの中で、吉田とは声優時代との付き合いが長く、吹き替えの主役で独自色が出たと思ったところでスタッフになっていたと知って驚いたと述べている[1]

妖精主人公・ミルモ役の小桜エツコをはじめとするメインキャストは、明田川と吉田、スポンサーらと相談しながら選定された[1]

人間主人公・南楓役の中原麻衣とムルモ役の釘宮理恵は、いずれもアイムエンタープライズに所属していた[1]。明田川はアイムエンタープライズがアーツビジョンからアイドル志向の者を集めて、同系列のグループ会社として設立したことを知っており、アイドル志向の声優の演技が良くないと感じた経験から偏見を持っていたが、オーディションでの2人の演技を見た後に、所属事務所を知って驚き、認識を改めたとコラムの中で振り返っている[1]

結木摂役は徳本恭敏が演じていたが、『ちゃあみんぐ』では寡黙だった結木の台詞が増えるため、再オーディションで徳本が落選する形で途中降板となり、浪川大輔に引き継がれた[2]

若手の声優が多数参加した一方、インチョ役の岩田光央などのベテランの声優も参加した[3]

スタッフ

  • 原作 - 篠塚ひろむ小学館ちゃお』連載「ミルモでポン!」)
  • 監督 - カサヰケンイチ(無印 - ごおるでん)、 福島利規(わんだほう - ちゃあみんぐ)
  • スーパーバイザー - 久保雅一、木下哲明、太田克巳
  • シリーズ構成 - 土屋理敬
  • キャラクターデザイン - 音地正行(無印 - わんだほう)、小沼克介
  • エフェクト原案 - みやかわよしかず
  • 美術監督 - 松平聡
  • 色彩監督 - 垣内雅美、熊谷静香(無印 - ごおるでん)、長野雅美(わんだほう)、境成美(ちゃあみんぐ)
  • 撮影監督 - 渡辺宣之(無印・第1話 - 第28話)→みやがわよしかず(無印・第29話 - ごおるでん)→三品雄介(わんだほう - ちゃあみんぐ)
  • 編集 - 森田清次
  • 音響監督 - 明田川進
  • 音楽 - ヒトヨシノビタ(無印 - ごおるでん)→根岸貴幸(わんだほう - ちゃあみんぐ)
  • 音楽プロデューサー - 吉田隆
  • アニメーションプロデューサー - 光延青児
  • プロデューサー - 具嶋朋子→青木俊志(テレビ東京)、古市直彦(小学館プロダクション)
  • 制作協力 - 大元 C&A Holdings(無印 - ごおるでん)
  • アニメーション制作 - スタジオ雲雀
  • 製作 - テレビ東京小学館プロダクション

各話リスト

無印

放送期間 2002年4月 - 2003年9月

全78話 平均視聴率6.8% 最高視聴率9.4% 最低視聴率3.9%

ごおるでん

放送期間 2003年10月 - 2004年3月

全24話 平均視聴率7.1% 最高視聴率8.4% 最低視聴率4.4%

わんだほう

放送期間 2004年4月 - 2005年4月

全48話 平均視聴率6.3% 最高視聴率7.8% 最低視聴率3.6%

ちゃあみんぐ

放送期間 2005年4月 - 2005年9月

全22話 平均視聴率5.6% 最高視聴率6.9% 最低視聴率3.4%

主題歌

以下で「Kaede」および「Kaede-chan」とあるのは、「南楓」役の中原麻衣を指す。

オープニングテーマ

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!

  1. 『プリティ・ケーキ・マジック』(2002年4月6日 - 10月12日:1話 - 28話)作詞 - 白峰美津子 作曲・編曲 - 渡部チェル 歌 - Kaede+Cheek Fairy
  2. 『けちらせ!』(2002年10月19日 - 2003年3月29日:29話 - 52話)作詞 - ベッキー、YUKAKO 作曲・編曲 - 小野澤篤、平井夏美 歌 - ベッキー
  3. 『ハッピー♥ラッキー 〜お願いミルモ〜』(2003年4月5日 - 9月27日:53話 - 78話)作詞 - 大森祥子 作曲 - 上畑正和 編曲 - 渡部チェル 歌 - Kaede-chan

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ごおるでん

  1. 『Fun ! Fun ! ★ふぁんたじー』(2003年10月7日 - 2004年3月30日:79話 - 102話)作詞 - 田辺智沙 作曲 - 佐藤泰将 編曲 - 大久保薫 歌 - 南里侑香

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう

  1. 『らびゅらびゅ』(2004年4月6日 - 9月28日:103話 - 126話)作詞 - ふじのマナミ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ
  2. 『あしたになあれ』(2004年10月12日 - 2005年4月5日:127話 - 150話)作詞 - ふじのマナミ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃあみんぐ

  1. 『シュガー・シュガー』(2005年4月19日 - 9月27日:151話 - 172話)作詞 - ふじのマナミ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ

エンディングテーマ

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!

  1. 『ミルモのワルツ』(2002年4月6日 - 10月12日:1話 - 28話)作詞 - 白峰美津子 作曲・編曲 - 渡部チェル 歌 - Kaede
  2. さらら』(2002年10月19日 - 2003年3月29日:29話 - 52話)作詞 - ベッキー、YUKAKO 作曲 - 小野澤篤 編曲 - 小野澤篤、平井夏美 歌 - ベッキー
  3. 『あすなろの唄』(2003年4月5日 - 6月28日:53話 - 65話)作詞・作曲・歌 - 近藤薫 編曲 - 近藤薫、時乗浩一郎
  4. 『PRECIOUS MOMENT』[注 3](2003年7月5日、8月2日、9月13・27日:66、70、76、78話)作詞・作曲 - 田辺智沙 編曲 - 渡部チェル 歌 - 楓&ミルモ(中原麻衣・小桜エツ子
  5. 『大切なともだち』[注 3](2003年7月12日、8月9・30日:67、71、74話)作詞:うらん 作曲・編曲 - 大久保薫 歌 - 結木&リルム(徳本恭敏麻績村まゆ子
  6. 『「ゴメンなさい」は魔法の言葉!』[注 3](2003年7月19日、8月16日、9月6日:68、72、75話)作詞 - 横山武 作曲・編曲 - 渡部チェル 歌 - 安純&ヤシチ(ひと美ゆきじ
  7. 『スペシャ〜ル スマイルッ!』[注 3](2003年7月26日、8月23日、9月26日:69、73、77話)作詞 - うらん 作曲・編曲 - 大久保薫 歌 - 松竹&ムルモ(保志総一朗釘宮理恵

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ごおるでん

  1. 『踊る魔法のおそうざいビョ〜ン』(2003年10月7日 - 2004年3月23日:79話 - 101話)作詞 - 夢野萌 作曲・編曲 - 近藤浩章 歌 - パパムーチョとムチャチータとミルモとリルムとヤシチとムルモ
  2. 『プリティ・ケーキ・マジック』(2004年3月30日:102話)作詞 - 白峰美津子 作曲・編曲 - 渡部チェル 歌 - Kaede+Check Fairy

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!わんだほう

  1. 『僕のトナリ』(2004年4月6日 - 9月28日:103話 - 126話)作詞・歌 - Sana 作曲 - 鈴木捺浩 編曲 - Haraddy
  2. 『Brownie』(2004年10月12日 - 2005年3月29日:127話 - 149話)作詞・歌 - Sana 作曲 - 鈴木捺浩 編曲 - Haraddy、鈴木捺浩
  3. 『らびゅらびゅ』(2005年4月5日:150話)作詞 - ふじのマナミ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃあみんぐ

  1. 『チェリ・ガール』(2005年4月19日 - 9月27日:151話 - 172話)作詞・歌 - Sana 作曲・編曲 - orangenoise shortcut

挿入歌

  1. 『13色目のFairy』 歌 - kaede-chan
  2. 『snow magic』 歌 - 南里侑香
  3. 『ナイス!ヒーロー参上 〜アフロ先生&超能力少年サトル&Pマン〜』 歌 - ミルモ

このほかに、オープニングやエンディングの曲が挿入歌として流れることがあった。

放送局

地上波遅れネット局は個別に出典があるものを除き2003年5月中旬 - 6月上旬時点のものとする[4]

放送地域 放送局 放送日時 系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 無印:土曜 8:30 - 9:00
以降:火曜 19:30 - 20:00
テレビ東京系列 製作局
北海道 テレビ北海道 同時ネット
愛知県 テレビ愛知
大阪府 テレビ大阪
岡山県・香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
岩手県 岩手めんこいテレビ 水曜 16:54 - 17:24 フジテレビ系列 『わんだほう』まで放送
秋田県 秋田テレビ 月曜 16:29 - 16:59
山形県 山形放送 水曜 16:00 - 16:30 日本テレビ系列
長野県 長野放送 木曜 16:30 - 17:00 フジテレビ系列 『わんだほう』まで放送
石川県 テレビ金沢 火曜 16:25 - 16:55 日本テレビ系列
静岡県 静岡朝日テレビ 日曜 12:27 - 12:55 テレビ朝日系列
滋賀県 びわ湖放送 日曜 12:00 - 12:30 独立局
奈良県 奈良テレビ 火曜 18:00 - 18:30 『ごおるでん』から放送
鳥取県島根県 日本海テレビ 火曜 16:00 - 16:30 日本テレビ系列
広島県 広島ホームテレビ 月曜 16:25 - 16:55 テレビ朝日系列
徳島県 四国放送 日曜 7:00 - 7:30[5] 日本テレビ系列 無印のみ放送(2002年12月で放送打ち切り)
愛媛県 テレビ愛媛 火曜 16:30 - 17:00 フジテレビ系列 『わんだほう』まで放送
大分県 大分朝日放送 月曜 16:30 - 17:00 テレビ朝日系列
鹿児島県 鹿児島テレビ 火曜 16:00 - 16:30 フジテレビ系列
日本全域 BSジャパン[注 1] 木曜 18:25 - 18:55 BSデジタル放送

本放送終了後、TOKYO MXにて2011年3月19日から2013年2月17日まで土曜 7:00 - 7:30→日曜 6:00 - 6:30に再放送。当初は3月12日に開始する予定だったが、前日に発生した東北地方太平洋沖地震緊急報道特番の影響で変更となった。『ごおるでん』まで放送。さらに、2012年3月26日からディズニー・チャンネルで無印まで再放送された。その後、チバテレにて2021年5月25日から2022年12月13日まで火曜 17:30 - 18:00(あにめたいむ5枠)に無印まで再放送された。

日本国外での放送

日本国外での放送は以下の通り。

韓国
  • ソウル放送(韓国名:미르모 퐁퐁퐁ミルモ ポンポンポン!
    • 韓国公式代理店:Daiwon C&A Holdings
    • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!の 韓国版『ミルモ ポンポンポン!』は、ソウル放送(SBS)にて、2005年7月25日午後5時から放送されていた(現在は終了済み)。
米国
フィリピン
台湾
ブラジルメキシコスペイン
イタリア
フランス
ポルトガル
  • SICCanal Panda
    • ポルトガル版では『Mirmo Zibang!』のタイトルで放送。
香港
中華人民共和国
タイ
マレーシア
インド

商品

シングル

バリアフリー(配給は東芝EMI
トライエム
コナミ

アルバム

バリアフリー
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ベストでポン!』
トライエム(2003年度)
  • 『きいちゃおう ミルモでポン! ベスト1』
  • 『きいちゃおう ミルモでポン! ベスト2』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちょっとすてきな物語〜冬編〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! フェアリーコンサート 〜みんなで歌おう童謡まつり〜』
コナミ(2004・2005年度)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 〜わんだほう〜ミルモでベスト!てんこもりだぜぃ』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 〜わんだほう〜ミルモでベスト2! 最高だぜぃ』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 〜わんだほう〜ミュージックでポン! テレビ音楽集♪』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 〜わんだほう〜ミュージックでポン! テレビ音楽集2♪』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! キャラクターソングシリーズ1〜ミルモ・ムルモ・妖精忍者・タコス〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! キャラクターソングシリーズ2〜ミルモ・ヤシチ・かえで・あずみ・アフロ先生・超能力少年サトル・Pマン〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! キャラクターソングシリーズ3〜ミルモ・イカス・タコス・かえで・ゆうき・あずみ・まつたけ〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! キャラクターソングシリーズ4〜ミルモ・リルム・かえで・ひらい・ほしの〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ オリジナルサウンドトラック』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ ドラマCDシリーズVol.1 〜ふしぎの国のプリンセス楓〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ ドラマCDシリーズVol.2 〜恋する乙女 マーメイド楓〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ ドラマCDシリーズVol.3 〜楓とミルモの思い出パズル〜』
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! さよならミルモ!! ベリーベストソングス』

VHS

  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ミルミル』全13巻(1話 - 52話、各巻4話ずつ収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! マジカル』全25巻(1話 - 52話、1巻・8巻は3話収録、2巻 - 7巻・9巻 - 25巻は2話収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 2ねんめ』全13巻(53話 - 104話、各巻4話ずつ収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 3ねんめ』全12巻(105話 - 150話、1巻 - 11巻は4話ずつ収録、12巻は2話収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 4ねんめ』全6巻(151話 - 172話、1巻 - 5巻は4話ずつ収録、6巻は2話収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! マジカルビデオ』(1話収録、ミニミニミルモ付き)

発売元:小学館 / 販売元:バップ(日本テレビグループ)

DVD

  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』全13巻(無印1話 - 52話、各巻4話ずつ収録、初回限定で1 - 3巻のセット販売もあり)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 2ねんめ』全13巻(無印・ごおるでん53話 - 104話、各巻4話ずつ収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 3ねんめ』全12巻(わんだほう105話 - 150話、1巻 - 11巻は4話ずつ収録、12巻は2話収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 4ねんめ』全6巻(ちゃあみんぐ151話 - 172話、1巻 - 5巻は4話ずつ収録、6巻は2話収録)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! マジカルDVD』(無印53話+スペシャルダイジェスト収録)

発売元:小学館 / 販売元:バップ

なお、2020年代現在 Blu-ray Discは未発売となっている。

ゲームソフト

  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 黄金マラカスの伝説』 (2002年12月19日、GBA
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ミルモの魔法学校ものがたり』 (2003年3月20日、PS
  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 対戦まほうだま』 (2003年9月11日、GBA)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 8人の時の妖精』 (2003年12月11日、GBA)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 夢のカケラ』 (2004年7月15日、GBA)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 謎のカギと真実のトビラ』 (2004年12月16日、GBA)
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! どきどきメモリアルパニック』(2005年9月8日、GBA)

発売、販売元:コナミ

  • 『ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー』(2006年12月7日、DS

※ミルモでポン! のキャラクターが登場。絵柄は原作版に準拠する。

発売、販売元:マーベラスインタラクティブ

視聴率

ビデオリサーチ調べ、関東地区の数字

本作は、2002年度から実施された小中学生の完全週休二日制化を睨み、テレビ東京が土曜朝に新設した子供向けアニメ枠にて放送された作品の一つである。その枠は『ミルモ』の放送1時間前に『満月をさがして』、本作品の30分前に『東京ミュウミュウ』と、出版社・玩具スポンサーが異なる[注 4]女児向けアニメ作品を並べて放送するという枠であった。

アニメの放送が始まってからは、視聴率で土曜朝アニメ枠全体でも高い数字を出し、2003年9月までの平均視聴率は7%近く(最高視聴率は9.4%)となった。これはテレビ東京系のアニメでは同じ小学館グループが関わっている『ポケットモンスター』シリーズや『とっとこハム太郎』に次ぐもの(いずれも放送当時の水準)で、女児向けアニメでは、朝日放送[注 5]制作・テレビ朝日系列で放送された『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』・『明日のナージャ』・『ふたりはプリキュア・ふたりはプリキュアMax Heart』に迫るものであった。そして、放送当初に定めた1年の期間が過ぎ、前述の2作品が予定通り終了した後も『ミルモ』だけは放送が延長され、2003年10月の『ごおるでん』からは火曜夜のゴールデンタイムに昇格し、シリーズ最終作である『ちゃあみんぐ』の終了までその枠で放送が続けられた。

ゴールデン移行後、『ごおるでん』や『わんだほう』ではできる限り恋愛色を薄くし、家族で楽しめることを強調した結果、平均視聴率では土曜朝枠時代と同程度の水準を維持した。

最終作の『ちゃあみんぐ』ではシリーズの完結が決まっており、最終回までの間に主人公の楓とその思い人の結木を両思いにさせるという目的があったため、恋愛色を強調させた展開となった。そのため幼児・家族向けの作品から反れ、視聴率は従来のシリーズより若干ながら低下した。

関連する連載・書籍について

小学館の幼稚園

小学館幼稚園児向け幼児雑誌幼稚園』で漫画が2002年4月号[注 6]から2005年10月号まで連載された。

テレビアニメ版をベースにしつつも独自のストーリー展開になっており、基本的に登場キャラクターは楓とミルモ、仲間の妖精の交流がメインで恋愛ドラマとしての要素は無かった(安純、沙織、はるか、ダアクなどは登場していない)。上記の理由によりTVアニメと性格などが変わったキャラクターも多い。中には本誌にしか登場しないオリジナル妖精、ヤシチはミルモの友達、アクミはただのいたずら妖精、タコスはミルモのお友達ロボットなど。

『幼稚園』版(2005年10月号)最終回はミルモと楓が喧嘩をしてしまい、その仲直りとしてミルモが楓に腕飾りをプレゼントして仲直りをするという独自の結末を迎えた。

キャラクターデザイン音地正行が2002年5月号の連載スタートには連載作画を手掛けており、さらに『めばえ』『学習幼稚園』に加え、作画監督の1人岩佐とも子も数回書き下ろし連載作画にも参加しており、本編アニメの作画監督らが参加している。幼稚園版『ミルモ』の場合はタイトルロゴの上に「作画 スタジオ雲雀」と小さく書かれている。

めばえ

小学館の2 - 4歳児向け幼児雑誌『めばえ』にも2002年5月号から2005年10月号まで連載されていた。こちらは妖精がメインの絵本であり、ページ数も2ページ(月号によっては3ページもあり)に留まっていた。工作やシールなどの付録もあった。『ちゃお』原作アニメ化作品の同誌への掲載は、後継作品に当たる『きらりん☆レボリューション』や『極上!!めちゃモテ委員長』では実施していないため、本作を最後に中断している。

学習幼稚園

小学館幼児雑誌『学習幼稚園』にも2002年5月号から2005年10月号まで連載されていた。本誌体形は『小学一年生』に近いため、本来なら登場人物は楓やミルモたちがメインなのだが、月号によって本誌は安純、沙織、結木、松竹、悦美も登場していた。連載開始から1年間は幼稚園と同様の連載形式を行っていたが、それ以降迷路間違い探しなどクイズやゲームの掲載が多くなる。

テレビ絵本

小学館のテレビ絵本シリーズとして「ようせいミルモがやってきた」「かえでちゃんようせいのくにへいく」全2巻発売された。内容は2002年5月号から10月号までの「幼稚園」に連載されたものを再編成し掲載されたもので、アニメのOP主題歌やキャラクターの紹介を加えている。第2巻の表紙は書き下ろしになっている。

おあそび絵本

小学館のテレビ絵本シリーズの特別版で「ミルモとうじょう」「ヤシチがあらわれた!」「おとうとムルモがやってきた」全3巻が発売された。テレビ絵本シリーズとは違い「ゲームを楽しみながらストーリーを楽しむ」という内容。

アニメ版コミックス

小学館『フラワーコミックス』で、1年目から一部の話を抜粋した内容を収録したフィルムコミックが発売されている。全5巻。なお、2年目以降の内容を収録したフィルムコミックは発売されていない。

備考

  • TVアニメ放送前に『月刊コロコロコミック』誌上で番組紹介が掲載されたことがあった。また、アニメ雑誌でも番組のことが掲載されたことがあり、特に『アニメディア』(学研)では『ごおるでん』放送期間中に2ページに渡る特集記事が掲載された。
  • 『ちゃお』誌上で、TVアニメ化の告知の際、担当する声優の写真が掲載されたことがある。その後も数回声優の写真が掲載された。
  • 一度だけ『とっとこハム太郎』のスペシャルに登場したことがある。内容はハム太郎がミルモの名前を呼んだり、ミルモと楓がアニメのあらすじを紹介するものであった。
  • 2003年に久星食品株式会社から「ヤシチかりんとう」が発売された。
  • 『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん』の第7話『素直なフェアリー・ミルモ?』の回で、ごおじゃす妖精姉妹キョウラとミカリとして、叶姉妹がゲスト出演した。キョウラ役で叶恭子、ミカリ役で叶美香が声優を務めた。
    • 叶姉妹は他にも番組宣伝に参加したり、タイアップ商品の発売が予定されていたが、結局発売されることなく終わっている。

他のテレビアニメで行われたパロディ

脚注

注釈

  1. ^ a b 現:BSテレ東
  2. ^ 『わんだほう』以降は表記されず、これにより韓国では『わんだほう』・『ちゃあみんぐ』は未放送となっていた。ただし、『ちゃあみんぐ』は2015年にトゥーニバースが独自に韓国語版を制作し放送が実施された。
  3. ^ a b c d この4曲は2003年7月 - 9月の期間中、週替わりで流された。
  4. ^ ただし、文具のスポンサーは『ミュウミュウ』と同じ。
  5. ^ 現:朝日放送テレビ
  6. ^ 2002年4月号は本連載スタートではなく、連載予告2ページ掲載された。

出典

  1. ^ a b c d e f 【明田川進の「音物語」】第29回 「ミルモでポン!」でご一緒した吉田理保子さんと叶姉妹さん”. アニメハック (2019年10月26日). 2021年10月10日閲覧。
  2. ^ 【崖っぷち声優 No.3徳本恭敏】崖っぷち声優オーディション#1. BS日テレ公式チャンネル. 5 February 2023. YouTubeより2023年6月24日閲覧
  3. ^ 【明田川進の「音物語」】第33回 岩田光央さんとの対談(後編)声優は“商品”で事務所は“問屋””. アニメハック. 2021年10月10日閲覧。
  4. ^ アニメディア』2003年6月号の『TV STATION NETWORK』(p109 - 111)より。
  5. ^ 『アニメディア』2002年8月号の『TV STATION NETWORK』(p117 - 119)より。

外部リンク

テレビ東京系列 土曜8:30 - 9:00枠
前番組 番組名 次番組
わがまま☆フェアリーミルモでポン!
(2002年4月6日 - 2003年9月27日)
【本番組よりアニメ枠】
テレビ東京系列 火曜19:30枠
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
(水曜18:30枠に移動)
わがまま☆フェアリーミルモでポン! ごおるでん

わがまま☆フェアリーミルモでポン! わんだほう

わがまま☆フェアリーミルモでポン! ちゃあみんぐ
(2003年10月7日 - 2005年9月27日)
BLEACH
(火曜18:30枠から移動)

ミルモでポン!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/29 22:00 UTC 版)

ミルモでポン!
ジャンル ファンタジー[1]ラブコメディ[1]
漫画
作者 篠塚ひろむ
出版社 小学館
その他の出版社
東立出版社
玉皇朝
創藝出版社
PlayPress
Daiwon C&A Holdings
VIZ Media
Bongkoch Publishing
Carlsen Comics
掲載誌 ちゃお
幼稚園
学年別学習雑誌
レーベル ちゃおフラワーコミックス(第1巻 - 第4巻)
ちゃおコミックス(第5巻 - 第12巻)
発表号 2001年9月号 - 2006年1月号
巻数 全12巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ミルモでポン!』は、篠塚ひろむによる日本漫画作品。

概要

外見は可愛いが、へそ曲がりの妖精ミルモとその周辺の人々や妖精とのお話。時にファンタジー、時にラブコメ

原作漫画は、2001年2月3日発売の『ちゃお』(小学館)2001年3月号に読み切り版(『恋はゲームで!』に収録)が掲載され、同年8月3日発売の2001年9月号から連載が開始した。『ちゃおデラックス』では番外編なども掲載された。

『ちゃお』での連載は2005年12月3日発売の2006年1月号をもって終了し、さらに各種番外編も終了の上、2006年1月20日発売の『ちゃおデラックス』での番外編掲載を最後に完結。ちゃおコミックス全12巻、アニメ版は全5巻。

2005年12月21日には公式ファンブックである『ミルモでポン! メモリアルファンブック』が発売された。

2003年に、第27回(平成15年度)講談社漫画賞児童部門、および第49回(平成15年度)小学館漫画賞の児童向け部門を受賞した[1]。累計発行部数は215万部を突破している[2]

アニメ化以降、連載終了まで扉絵は毎月カラーだった。また、放映終了まで表紙に毎回登場していた。なお、連載終了後もちゃおコミックス一覧欄などにミルモのイラストが載っている。[独自研究?]

『ちゃお』のほかに、アニメ版が放映された2002年から小学館の児童向けの雑誌である『幼稚園』・『めばえ』・『学習幼稚園』でも連載された(詳細はこちらの記事を参照)。しかし、学年別学習雑誌においては低・中学年向けのものにアニメの情報が掲載されるのみに留まり、漫画版は連載されなかった。

2023年、アイドルグループ「≒JOY(ニアリーイコールジョイ)」の出演で「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」として舞台化された[3]。また、舞台化を記念して、17年半ぶりとなる描きおろしエピソードが『ちゃお』7月号に掲載された[1]。ミルモの過去を描いた内容となっている[1]

2024年5月6日には続編となる「ミルモでポン!〜わんもあ〜」が発表され、大学生となった楓とミルモのエピソードが描かれた[4]

あらすじ

ごく普通の中学1年生の南楓は同じクラスの結木摂に片想いをしていたが、話しかけることも出来なかった。そんな中、楓の願う気持に妖精界から呼び出された恋の妖精ミルモが、魔法を使い、楓の恋を叶えるため人間界に住むこととなった。そして、結木にはミルモの婚約者になる予定だったリルム、転校生で結木のことが好きな日高安純にはミルモのライバルであるヤシチ、楓に恋をした松竹香にはミルモの弟ムルモがパートナーとなり、妖精達はそれぞれの願いを叶えるために人間界に住むことになる。

なお、漫画では連載開始時から中学2年生に、8巻目から中学3年生に進級している[注 1]

登場人物

作中用語

世界観・舞台設定

この作品では大きく分けて「妖精界」と「人間界」の2つの世界が存在する。

妖精界

ミルモたち妖精の住む世界のこと。人間界と繋がっており、ミルモたち妖精はそこを自由に行き来することができる(ただし人間とパートナーになっていない妖精は人間界に永く留まることは許されていない)。妖精は基本的には人間には見えず音もきこえず、見ることができるのはマグカップで妖精を呼び出し、パートナーになった人間だけであるが、妖精に度々ちょっかいを出すボスラという凶暴な猫や犬などといった動物やアニメ『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! わんだほう』第39話で登場した赤子の悠太には妖精が見えている。

人間界と妖精界は表裏一体で、人間界が善の心に包まれていれば妖精界も平穏になるが、逆に人間界が悪の心に染まると妖精界にも悪い影響が出てしまう。元々2つの世界に繋がりはなかったが、遥か昔に妖精界に出来た最初の「ほころび穴」の中に偶然通りかかった妖精が落ち、それと同時期に人間界で強い願いを持った人間が祈ったことで、「ほころび穴」の中の異空間にさ迷っていた妖精は願いの力に引き寄せられ、マグカップの中からその人間のもとに現れたことで、2つの世界は偶然にも繋がった。妖精のもつ楽器の力とマグカップが反応して、二つの世界の道を作るので、たとえ人間であっても魔法の楽器を持っていれば、妖精界と人間界を行き来することは可能。

ミルモの里
ミルモ達の住む場所のこと。里の名前には第一王子の名前が使われる為、主人公ミルモと同名である。
ガイア族の里
妖精界の全てを司るガイア族の妖精の住む場所のこと。その場所に辿りつくには怪物(ワーム)や猛獣(サーベルタイガー)が巣食う洞窟を通り抜けなければならない。
時の神殿
ガイア族の里にある天まで届くツルの頂上にある、神秘的な神殿。妖精界が誕生した時には既に存在していたらしく、様々な時代に繋がる「時の廊下」の入口も存在している。中央には妖精界の時間を動かしている「時の宝玉」が安置されている[注 2]
魔界
ゲーム『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!〜8人の時の妖精〜』に登場。ダアクが妖精界と魔界をつなげるため、魔界への穴を作ったがミルモたちと8人の時の妖精により穴は防がれた。魔界の背景は出現していない。
クリスタルランド
タコスやイカス、ウサギやリスが作られた場所。内乱により時の海の国「ウナバランド」と時の陸の国「シンリーン」に別れていた。妖精界とも人間界とも違う世界らしい。後にタコスやミルモたちの活躍により内乱は収まって海と陸の国はひとつになり、その活躍を称えられたタコスが王となっている。

人間界

実在する特定の地名、場所などはほとんど明示されることは無かった。

南楓の家
とあるマンションの一室にあるごく一般的な住まい。
日高安純の家
とある二階建ての一軒屋。アニメ版では何度かワルモ団の棲家にされたこともあった。
結木摂の家
とあるマンションの一室にある。南楓のマンションとは別の場所にある。
松竹香の家
とある場所にある豪邸。自家用プールやセキュリティ設備などが備わっている。
城戸悦美の家
とある場所にある一軒屋。家業である花火製作所が隣設されている。
梅園桃の家
とある場所にある豪邸。松竹の家よりも豪華で、楓たちとは違う地域に住んでいる。
江口沙織の家
とある場所にある洋風の建物。音楽演奏、練習のための施設が整っている。
住田光一の家
とある場所にある一軒屋。
森下はるかの家
とある場所にある一軒屋。昔転校する前に住んでいた家と同じなのかは不明。
学校
南楓たちが通う中学校。正式な校名は不明。中高一貫制。昼食は各自の弁当持参となっている。屋上には妖精学校とミモモショップが建てられており、人間界にやってくる妖精や人間とパートナーになっている妖精相手に商売を行っている。
制服はブレザーで、夏は黒の半袖ワイシャツに緑を基調としているが、冬は白の長袖ワイシャツに青を基調(アニメ版より[注 3])としており、学校指定のコートもある。
河川
劇中で頻繁に出てくる場所。南楓が学校に通学する時や花火大会(夏祭り)で見られた。なお、河原にはF.D.Cの秘密基地が存在する。
ワルモ団の基地
公園の隅に木の枝やゴミを集めて作った見窄らしい基地であるがために、猫などにすぐに壊される災難が多く、一時は上記の河川近辺へ移ったが台風で川に流されてしまったため、再び公園に築いた[注 4]

魔法

全ての妖精に扱うことができる不思議な力。掛け声は「〜でポン」。

本来の魔法
妖精は生まれる時に妖精界の神である「ガイア族」から魔法の力が込められた「楽器」を贈られ、その楽器を使うことで魔法を使うことができる。マークは中央にハートが描かれている星型の紋章[注 5]
効果は物を出したり、別のものに変化させたり、移動させたりと様々。怪我や病気を治す魔法は存在しないが、楓の恋心が壊れたときにミルモがスリ傷を直す魔法を使っていた[注 6]
また熟練度もある程度関わっているらしく、マルモ国王やエンマたちの魔法はミルモたちよりも高度なものである。ミルモたち4人の楽器が壊れて新しく彼らに支給されたときの楽器はまだ魔法が使えなかったが、楽器の持ち主の精神力が上がり、楽器が光り出してからは魔法がパワーアップして使えるようになった[注 7]
セッション魔法
ミルモ・リルム・ヤシチ・ムルモが使える、妖精が2人以上で同時にかける魔法。ミルモたち4人の楽器が壊れた時、ダアクを危惧していたガイア族の指示により、トプルによって作り直した新しい楽器に加えられた機能である。妖精の組み合わせによって魔法の効果が以下のように異なる。
  • ミルモ&リルム:復元
  • ミルモ&ヤシチ:反射
  • ミルモ&ムルモ:妖精化
  • リルム&ヤシチ:合体
  • リルム&ムルモ:召喚
  • ヤシチ&ムルモ:透明化
3人のセッション魔法の場合は、4人の中で唯一セッション魔法に参加しない者をゴールデン(体が黄金色)にする。ゴールデンになった妖精は、魔法・攻撃力・その他諸々が全体的にパワーアップする。
アニメ『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん』終盤で登場した4人全員のセッション魔法は、壊れた沙織のフルートを修復、ゴールデンに変えて沙織がその音色を奏でることで悪い心に侵された者たちの心を浄化し、ダアクを倒す決め手となった。
黒魔法
ガイア族と対極の立場にあたるダアクが使う闇の魔法。黒魔法のマークは中央に上下逆のハートが描かれている上下逆の黒星で、魔法の色はで統一されている。通常の魔法よりも強力で、人や生き物を操ったり、破壊する魔法に長けているものが多い。
アニメではダアクから力を与えられたワルモ団、アクミに直接黒魔法の力が宿っており、ラットがダアクから与えられた「カラクリガン」にも同じ力が宿っている。また、ワルモ団に操られた状態のリルムやムルモも黒魔法を扱っていた他、妖精以外では桐生やダアクに操られている状態の沙織も黒魔法を扱っている。

魔法アイテム

原作登場のアイテムとアニメオリジナルのアイテムが存在した。

マグカップ
妖精が人間界と妖精界を行き来する為の道具。パートナーになるときも使う。しかし割れると行き来できなくなる。
うちわ
妖精が空を飛ぶ際に使用する2枚のうちわ。
ちびっこパウダー
使うと小さくなる。
恋心スイトール
妖精暗黒通販アイテム。使ったらその人の好きな人との記憶が全て吸い取られてしまう。
本音リップ
妖精暗黒通販アイテム。つけると本音を喋ってしまう。
いらいら血管シール
妖精暗黒通販アイテム。貼られると怒りやすくなる。
妖精らくがきノート
アニメオリジナルアイテム。そのノートに書き込んだ相手をノートの中に閉じ込め、更に書いたことがノートの中で起きてしまう危険なアイテム。ヤシチや安純がこれを使い、ミルモや楓にいたずらした。
ちぇんじクッキー
アニメオリジナルアイテム。そのクッキーを半分にして食べた者達は中身が入れ替わってしまい[注 8]、入れ替わった妖精は魔法が使えなくなってしまう。元に戻るにはクッキーをまた半分にして食べること(ただしミモモによると、クッキーを食べなくとも時間が立てば自然に戻るらしい)。
作中ではミルモと楓、ヤシチと安純、ムルモと松竹がそのクッキーを食べて入れ替わってしまったが、終盤では粉々になったクッキーを浴びた周囲の者全員がバラバラに入れ替わってしまった。
ちゅっちゅシール
シールを貼られた2人は合図(縄跳び)と共にキスをしてしまう。
秋茄子風船
アニメオリジナルアイテム。その人の事を思いながら風船を膨らまして割ると、異性の相手が好きになってしまう。
ミルモコール
ミルモが「無印」から「ごおるでん」中盤まで使用していた携帯電話。玩具タイアップアイテムの一つ。
パソコン(ミモモパソコン)
ミルモやヤシチがミモモが経営する妖精(暗黒)通販にアクセスする為のアイテム。玩具タイアップアイテムの一つ。原作でも形状がよく似たアイテムが登場していた。
マジカルマイク
アニメオリジナルアイテム。楓がガイア族から授かった魔法のアイテム。「ミルモンミルモンプリクリム〜、お願いミルモ、○○して!」の呪文とともに使用することでミルモの魔法力をパワーアップさせることができる。
また「ミルモンミルモンプリクリム〜」と言うだけで、自ら妖精に変身することもできる。玩具タイアップアイテムの一つ。
フェアリーコール
アニメオリジナルアイテム。楓が妖精界の危機を救ったお礼として貰ったアイテム。楓が「コールフェアリー」の掛け声とともに両手を頭の上に掲げる事で手のひらに出現する。主にミルモとの連絡の為に使用された。玩具タイアップアイテムの一つ。
マジカルウォッチ(腕時計ケータイ)
ゲームオリジナルアイテム[注 9]。ミルモたち妖精が腕に付けて使用するアイテム。主に楓や仲間の妖精との連絡用に使用された。玩具はゲーム『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!〜8人の時の妖精〜』に付属。
フェアリーコールC
楓が持つフェアリーコールにタコスがクリスタル探知機能を追加してパワーアップしたアイテム。付属のカードと組み合わせて使用する。最初は楓専用のアイテムだったが、クリスタルを早く見つけたいタコスによって新たに安純・結木・松竹用のフェアリーコールが作られ、各自使用するようになった(カバーの色はそれぞれ異なる[注 10])。
クリスタルを発見した時は「クリスタルみ〜っけ、送信!」の掛け声とともに使用キャラクター独自のリアクション[注 11]を行い、パートナー妖精とのセッション魔法で、クリスタルを回収することができる。玩具タイアップアイテムの一つ。玩具としてはフェアリーコールC本体にカードを差し込み、カード同士でメール交換が出来たり、セット売りの物では本体のカバーの色を楓、結木、安純、松竹の4種類から変更することも出来た。
リストピディエ ハートミルモード
アニメオリジナルアイテムの一つ。楓が劇中でさりげなく付けていたが使用することは無かった。玩具タイアップアイテムの一つ。
コロッとスプレー
スプレーをかけた者の性格を正反対の性格にしてしまう。
乙女ちっくパウダー
男がこれを顔に塗られると女になってしまい、元に戻れなくなる。原作第6巻に登場。
透明フラフープ
これを使うと透明になれる。
睡眠魔法のグニャリと眠れ球
アニメオリジナルアイテム。イチローが紫色の野球ボールに睡眠魔法をかけて作った球。これに当たると、3日間眠ってしまう。ワルモ団はこれでキャップ[注 12]以外のフェアリーズ・チームを眠らせることに成功した。
アーユーレディレディ
アニメオリジナルアイテム。桃が大人になって松竹を誘惑しようとヤマネにミモモショップで取り寄せさせたアイテム。使うとどんな女性も魅力的な大人の女性に変身させることができるメイクセット。
魔法初級者でも簡単に使えるが、使い方を間違えると相手をカエルに変えてしまう上、魔法をかけた妖精もオタマジャクシに変わってしまう[注 13]。説明書にこちらのしょうひんは、れんぞくしておつかいになりますとどえらいことになります ちゅういしてちょと書かれている。
クレクレクレンジングクリーム
アニメオリジナルアイテム。ヤッシッシの実のエキスで作ったクリーム。アーユーレディレディの副作用でカエルやオタマジャクシに変えられた人間や妖精を元に戻すことができる。
赤ちゃん歩行器ハイグレード3
アニメオリジナルアイテム。ムルモが赤子の悠太をあやすためにミモモショップで購入したアイテム。赤ちゃんをご機嫌にする仕掛けが出てくる緑・黄色・赤の3つのボタンと元に戻すピンク色のリカバリーボタンが付属している。
緑のボタンで餌を食べる毎に巨大化する「食べっこアヒルちゃん(ただしアヒル自体はお世辞にも可愛いとは言えない)」、黄色のボタンで相手を拘束してとんでもないスピードで伸びる「伸びっこ椅子」、赤のボタンで大量のナンダカワカンナイノ[注 14]を噴射させる水鉄砲を出す。
幽霊でスッポン
アニメオリジナルアイテム。ミルモが怖がりと知ったワルモ団が使用した暗黒アイテム。頭を吸着させて引き抜けば、簡単に幽体離脱でき、ろくろ首一つ目小僧等の妖怪に化けれるが、脱ぎ捨てた肉体に何らかの危害が及ぶと幽霊となった本人にも影響が出るため、肉体の管理が大変なのが欠点[注 15]

その他の用語

時の宝玉
アクミがダアクを封印しているお札を盗んだついでに奪った、時間を自由に行き来する事のできる宝玉。その正体は妖精界の時間を動かしている物で、壊れてしまうと妖精界全体の時間が止まってしまう。元々は時間を旅する渡り鳥「時間鳥」のタマゴとして生まれるもので、普段は時の神殿に安置されている。
伝説のクリスタル
タコスの集めていた7つあるクリスタル。全て集めると願いが叶うと言われている。その正体はタコスたちの住むクリスタルランドのエネルギーそのもの。クリスタルの力を使いすぎると、クリスタルランドは崩壊してしまう。
フェアリンピック
4年に一回行われる妖精界のオリンピック。妖精化した人間の参加も認められている。
楽器お休みしますでぃ
3年に一度の楽器を休める日で、その日だけは魔法を使えない。その日に楽器を休ませずに使うとまず楽器がふにゃふにゃになり、そのあと使い続けると電撃を浴びて自分が楽器になってしまう。なお、トプルによると楽器が許してくれるまでもどれない[注 16]
「またたびにゃんにゃん」
辺境の地に続く洞窟を通る時に使われた。「またたびにゃんにゃん、またたびにゃ〜ん♪」と繰り返し歌うことで猛獣を刺激すること無く通りぬけることができた[注 17]。たまに楓が鼻歌で唄っている。

書誌情報

アニメ版

舞台

2023年、アイドルグループ「≒JOY(ニアリーイコールジョイ)」の出演で「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」として舞台化[3]。6月14日から18日まで、東京・品川プリンスホテル クラブeXで上演された[3][17]

キャスト (舞台)

  • ミルモ - 天野香乃愛
  • リルム - 村山結香
  • ヤシチ - 江角怜音
  • ムルモ - 市原愛弓
  • ハンゾー - 大信田美月
  • サスケ - 小澤愛実
  • マンボ - 高橋舞
  • ガビン - 大西葵
  • ペータ - 逢田珠里依
  • ビケー - 藤沢莉子
  • ムーン - 山田杏佳
  • パピィ - 山野愛月

(以上すべて≒JOYメンバー)

  • アンサンブル - 飯島優花、久保田有紗、永咲友梨

スタッフ (舞台)

  • 脚本・総合演出:川尻恵太
  • 演出:白鳥雄介

脚注

注釈

  1. ^ アニメでは当初から中学2年生の設定であり、「ちゃあみんぐ」から中学3年生に進級。
  2. ^ 「時間研究所」も築かれてある。
  3. ^ 原作とアニメでは若干カラーリングが異なっており、原作では冬服での登場が殆どで、夏服は連載初期と末期のみの登場。
  4. ^ 「無印」前半までは妖精界の森の奥に黒いキノコ型の基地を拠点にしていたが、メカモの魔法で破壊された。
  5. ^ マークの色は基本的に黄色だが、水色(ヤシチ)やピンク(パピィ)などの色違いも存在する。
  6. ^ 恋心を直そうとしたときに失敗したので、実際にスリ傷が治るかは不明。他にもしゃっくりを止める魔法がある。
  7. ^ このときからリルム・ヤシチ・ムルモの3人の魔法BGMはミルモの魔法BGMと統一されるようになった(ちなみにアレンジはそれぞれ異なる)。
  8. ^ ちなみに声も変わる(例として作中では、ミルモの姿の楓はミルモの声で、楓の姿のミルモは楓の声で話していた)。
  9. ^ アニメではミモモショップの新商品として登場。
  10. ^ 楓はピンク、結木は青、安純は紫、松竹は緑。
  11. ^ ただし、結木はこの掛け声とリアクションをすることを非常に恥ずかしがっており、リルムとのセッション魔法の度に顔を真っ赤にしている。
  12. ^ キャップはそのボールをイチローに打ち返したことで眠らずに済んだが、そのせいでイチローが眠ってしまった(ただし、ゴローがハンマーでイチローを殴って目を覚まさせた)。
  13. ^ ミモモはその副作用から危険なアイテムとして倉庫に隠していたが、桃とヤマネの要望を聞いたクモモが手違いで売ってしまった。
  14. ^ その量は「無印」第39話におけるガイア族の仲違いによって大量発生した時よりも異常な量であり、街中がナンダカワカンナイノの大洪水で覆い尽くされてしまい、巨大化したアヒルと共に街を混乱に陥れたが、ムルモがリカバリーボタンを押したことで跡形もなく元に戻った。
  15. ^ 偶然ワルモ団が脱ぎ捨てた肉体を見つけたヤシチたちはその肉体を風船のように膨らましたり、ままごとの小道具やめんこなどと玩具にしていた。
  16. ^ それまで100年か200年はかかるとのこと。
  17. ^ 実は歌うことは必須では無いのだが、その代わり猛獣に襲われ命の危険に晒されることになってしまう。

出典

  1. ^ a b c d e “「ミルモでポン!」描き下ろしが17年半ぶりにちゃおに登場、ミルモの過去のエピソード”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年6月2日). https://natalie.mu/comic/news/526979 2023年6月2日閲覧。 
  2. ^ 篠塚ひろむ先生スペシャルインタビュー”. ちゃおランド. 2022年11月27日閲覧。
  3. ^ a b c “「ミルモでポン!」≒JOYの出演で舞台化、妖精が主人公のオリジナルストーリー描く”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年3月30日). https://natalie.mu/stage/news/518835 2023年3月30日閲覧。 
  4. ^ 篠塚ひろむ (2024年5月6日). “ミルモでポン!〜わんもあ〜”. ちゃおプラス. 小学館. 2024年5月12日閲覧。
  5. ^ ミルモでポン! 1”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  6. ^ ミルモでポン! 2”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  7. ^ ミルモでポン! 3”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  8. ^ ミルモでポン! 4”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  9. ^ ミルモでポン! 5”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  10. ^ ミルモでポン! 6”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  11. ^ ミルモでポン! 7”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  12. ^ ミルモでポン! 8”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  13. ^ ミルモでポン! 9”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  14. ^ ミルモでポン! 10”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  15. ^ ミルモでポン! 11”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  16. ^ ミルモでポン! 12”. 小学館. 2022年11月27日閲覧。
  17. ^ 天野香乃愛「感謝を常に持ち、誠心誠意演じさせていただきます」 ≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」開幕”. 2.5ジゲン!! (2023年6月16日). 2023年9月11日閲覧。

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