ミサキの学校関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:09 UTC 版)
「外れたみんなの頭のネジ」の記事における「ミサキの学校関係者」の解説
ゴトちゃん / 後藤みちる(ごとう みちる) ミサキの1年の時のクラスメイトで、小学校時代からの親友である女子中学生。「無いもの」や「居ない人」が「見える」ことを示唆する場面が描かれているものの、その詳細は不明。 姉からまた聞きした「ビクの生首」の怪談を話している途中、頭上から落下してきた机に頭をぶつけたことで重傷を負って入院し、ミサキと音信不通となる。その後、クラスで出席すら確認されないようになったことから死亡したかに思われたが、実は生きており、後にミサキに不気味な粘土像を送った。81話ではついにミサキの前に現れて再会を果たし、ミサキとの思い出がある洞窟に行くも、「ビクの生首」を語ったせいで真中姉妹に狙われてしまい、最期はレオナにハサミで腹を刺されて絶命した。 なぎさとも付き合いが長く、危なっかしい面があることを気にしていた。また、兄妹の確執を知っており、ミサキがなぎさの話題になると「無」の顔になって拒絶している事を気に病んでいた。ミナトを失ったミサキが心を無くしている間もずっとそばに寄り添い続け、心ない噂話からミサキを庇う様子も見られた。 324話より、自分から死を望むような行動をしていたことが発覚。その理由について、「世界と親友の狂気に疲れ、病んでしまった」ものと推測されている。 人気投票では8位にランクイン。 戸田せいら(とだ せいら) ミサキの2年のクラスメイト。穏やかそうに見えるが、その実では家族から追われているある人物に情けを掛けつつも、実際は赤の他人や家族と一緒にいることが一番良いという理由であっさりその人物を家族の元に引き渡したり、昔のクラスメイトが悲惨な死に方をした際は皮肉を言いながら嘲笑ったり、ミサキが困り果てていた時には慰めながらも、内心では今後どうなるかを見届ける事を楽しみにしたりと、狂気的な一面を垣間見せているサイコパス。祖父と2人で暮らしている。1年の時は別のクラスであったが、成行きでしばしばミサキと行動を共にすることが多かった。2年で同じクラスになって以降、よりミサキと一緒に行動することや茶々とも行動することが増える。 ミサキには表向き友人として接しているが、内心ではミサキを自分に依存させ、奴隷のようにしたいと思っている。その為、同じようにミサキと「仲良く」している茶々とは陰でいがみ合うようになる。 過去に夫を亡くしたショックで廃人となった母親に捨てられたことが後に判明し、613以降は家まで押しかけた母親に一緒に暮らすことを持ちかけられるが、すっかり未道信者の狂人に成り果てた姿に失望し、窓から突き落とした。 人気投票では2位にランクイン。 降羽奈夢(ふりば なむ) ミサキの学校の超心理学同好会に所属する女子生徒。ミサキの先輩。狂気的な性格で、標的にした人物を監禁しては心理学的な人体実験を行っており、その事に快感を示しているが、反面ではミサキに頼まれて未道信者から未道未先の居場所を聞き出そうとするなど優しい一面も見せている。 実は大企業の令嬢で、監禁部屋は祖父の遺産である。 名前の元ネタはフィアニス・テイラー・バーナム。 人気投票では6位にランクイン。 淀川茶々(よどがわ ちゃちゃ) ミサキの二年次からのクラスメイト。 大人しい性格。自称「観察者」。「色々なグループに入り込みその様を観察し嘲笑(わら)う者」とも述べている。 メイン回は単行本第2巻の特別読切『観察者の目』のみだが、作中には実は様々なところで紛れるように登場しており、ミサキは彼女を見た時に既視感があった。 両親が別居中で現在は母親とマンションに暮らしているが、母親は滅多に帰宅しないために実質一人暮らし同然で過ごしている。244話で自宅を飛び出し行くあてを失ったミサキを保護し、2つの条件をつけた上で同棲を持ちかけた。 せいら・べへりんと「ミサキ包囲同盟」を組んでいる。ミサキが全ての記憶を取り戻そうとしている事を察し、彼女との別れを惜しむような素振りを見せた。 桑畑真知子(くわばた まちこ) ミサキのクラスの転校生。小学3年生の時にミサキやゴトちゃんのいる小学校に一時期転校してきたことがある。その時は性格故にゴトちゃんを困らせたが、ミサキの狂気的な発言によって黙らされ、それからすぐに転校して行った。その後、ミサキが中学2年に進級したころに再び転校生として彼女の学校にやって来るが、再会して早々にゴトちゃんを馬鹿にしたためにミサキの怒りを買って黙らされる。それに怒りを覚えて再会した別のクラスメイトを巻き込んでミサキをいじめようとしたが、ミサキから人格が入れ替わったみさきによって酷い方法でやり返される。再びいじめを仕掛けようとしていじめに協力したクラスメイトの裏切りによってみさきからさらなる仕返しを受けた。 それでも懲りず、今度は高校生の彼氏を嗾けてみさきを狙うもみさきの策と現れた薮中かすみにより失敗し、逆に酷い目に遭わされてうんざりしていた彼氏から関係を絶たれてしまう。散々な目に遭ったことでトイレで悔しがっていたところをやってきたみさきにいじめから手を引けと強要され、破ったら寄生虫を飲ませると脅されたため、恐怖のあまりみさきの前でミナトとみさきに関するある噂をぶちまけ、その場を去った。 狩尾(かりお) 理科担当の男性教師で、ミサキの2年次の担任。よく授業の空き時間にサイコホラーの小噺をしており、それが理由なのか生徒に人気がある。 真中サトミ(まなか サトミ) ミサキの学校の1年次の女性教師。担当は古文。大人しい教師に見られていたが、その正体は狂気を秘めた未道信者である。授業崩壊に悩まされた挙句に姉・レオナと共に生徒傷害事件を起こして失踪するが、去る直前でミサキと会い、「自分の授業を真面目に受けてくれたのは貴方だけだった」と伝えた上で彼女だけは標的から外して見逃した。失踪後の行方は不明だが、作中には度々登場し、姉と共に人を殺して回っており、後にミサキの親友であるゴトちゃんを殺害して姉と共に失踪した。その後、未道のスパイとして活動している。 宇喜多キザミ(うきた きざみ) ミサキの後輩。1年D組在籍。長い黒髪に、眼鏡とギザギザの歯が特徴的な、奇妙な少女。613を機に、狂人が増えた事から狂人ウォッチ部を設立した。「未道の隠し子」を自称しており未道と行動を共にしているが、茶々によると「病的なウソツキ」との事。 小学生の時は父親の「正直であれ」という教えもあり「学校一の正直者」と呼ばれるほどの正直だったために冷遇されてきた。しかし2年前、親に告げ口されて叱られた事で逆恨みした従姉から自分が父親の養女である事を知らされ、実の子だと嘘をつかれていた事実に気付く。それから学校ではかなりのウソつきになり、父親には自分から祖母と共に暮らす事といつも話してくれた「正直者の例の話」が嘘である事を告げて決別した。 春日野ハルサ(かすがの はるさ) 203話で、ミサキのクラスに転校してきた、長身で可憐な少女。狩野曰く「『ある環境で』過ごしてきたので、とても純粋」との事だが、実際は思った事をはっきりと口にする性格故に好き嫌いが分かれやすく、ミサキも彼女を嫌っている。 209話にて「アサナシ」に所属していた事と、ミサキの小学生時の同級生だったイノウエと友達だった事が判明。人殺しと一緒にいたり、理不尽な事で殴られていたりといった特殊な環境の中、唯一イノウエには好感を抱いていた。また、『ワッタル』の仮面を見てお姉ちゃんと呼んでいたがそちらの詳細は不明。
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