マクロ‐さつえい【マクロ撮影】
読み方:まくろさつえい
マクロ撮影
【英】macro photography
マクロ撮影とは、被写体を至近距離から撮影するためのモードのことである。主にデジタルカメラに備わる機能のひとつで、いわゆる接写の同義語。
「マクロモード」に切り替えると、被写体にかなり接近してもピントの合った写真が撮影でき、銀塩カメラ(フィルム式カメラ)では困難だった迫力のある構図を得ることができる。どの程度の接近まで可能かは機種によるが、おおむね10cm以内、機種によっては2cmや1cmまで接近して撮影することが可能である。
人物や風景を撮影する際には、必ずしも有用ではないが、草花や昆虫、あるいはインターネットオークションに出品する商品の画像を得る際などにはマクロモードが必要不可欠であるといえる。
デジタルカメラのスクリーンに表われるチューリップマークが、マクロモードであることを示す。被写体接近できる限度は、カタログなどには最短撮影距離として表示される。
撮影技術: | 小絞りボケ 光学式手ぶれ補正 黒潰れ マクロ撮影 マニュアルフォーカス マイクロフォーサーズシステム メガピクセル |
接写
(マクロ撮影 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 23:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動接写(せっしゃ)は、写真撮影方法のひとつである。マクロ撮影、近接撮影とも呼ばれる。至近距離の被写体をはっきりと撮影するものである。
概要
接写には定義があり、至近距離から等倍撮影までである。主に花や昆虫などの小さなものを接近して撮るときに利用される。至近距離では被写界深度が浅くなるため、背景や前景はボケるようになる。
接写を行う方法としては、主に以下のものが一般的である。
- 専用レンズによる方法
- 一眼レフカメラなどで用いる、接写向きに設計された写真レンズをマクロレンズという。また、既存のレンズの先端に補助的に装着するクローズアップレンズ・接写レンズと呼ばれるコンバージョンレンズも存在する。
- 一般撮影用のレンズ(主に標準レンズ)を、アタッチメントリングなどを介してカメラボディに逆向きに装着すると、光学性能の比較的優れた接写専用レンズとして使用できる場合がある。
- 専用の撮影機材による方法
- 上記のレンズを使用する方法の他、既存のレンズとカメラ本体の間に接写リングやベローズを入れることによっても接写が可能になる。
- カメラに搭載する専用機能によるもの
- 今日ではズーム機能などとともにマクロ撮影機能(マクロモード、接写モード)を搭載するカメラも多い。ただし、撮影倍率や画質などは専用のマクロレンズよりも劣る。
関連項目
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マクロ撮影と同じ種類の言葉
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