バイエルン州
バヴァリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 16:09 UTC 版)
「スイス国鉄Re410形電気機関車」の記事における「バヴァリア」の解説
1969年9月28日に運行を開始したTEE列車のバヴァリアは、チューリッヒ中央からボーデン湖畔をオーストリア国内を経由してドイツ国内の湖畔の町リンダウまで運行し、さらにそこからミュンヘンまで至る列車であり、運行当初はスイス国鉄とオランダ国鉄とが共同開発した気動車であるRAm TEEI形(スイス国鉄形式)、DE-IV形(オランダ国鉄形式)で運行されていた.。しかし、1971年2月9日の同列車の事故により機材が不足したため、同年2月16日の運転再開時に機関車牽引の列車に置き換えられることとなり、チューリッヒ中央 - リンダウ間は当初はオーストリア・ドイツ乗入対応のRe4/4II 11196-11201号機が、その後に1971年9月には1967年までドイツ・オーストリア乗入対応であったRe4/4I 10036号機を乗入対応に復元して運行し、翌1972年7-8月からはTEE塗装でオーストリア・ドイツ乗入対応のパンタグラフを搭載した10033号機と10034号機で運行されるようになった。なお、TEEバヴァリアの前身であった急行列車もジュネーブ - リンダウ間はオーストリア・ドイツ乗入対応のRe4/4I 10036、10037号機が1967年まで牽引していた。 客車列車化されたバヴァリアはドイツ国鉄のTEE用客車のApmz121形1等開放座席車、Avmz111形1等コンパートメント車各1両と食堂車からなる通常3両編成で運行され、食堂車は当初短期間はドイツ国鉄の1等コンパートメント・バー車のARDmz106形で代用され、1971年冬からはスイス国鉄のRICタイプの食堂車WRm 88-70 000-009形のWRm 51 85 88-70 000-6号車が専用で使用され、車体塗装も当初は濃赤色であったものから1972年にTEE塗装に変更されている。 その後バヴァリアは1977年5月21日のダイヤ改正で2等車を連結した急行列車に置換えられ、客車はスイス国鉄車両、チューリッヒ - リンダウ間の機関車もRe4/4II形に変更となってRe4/4I形による運行も終了し、10033号機と10034号機のドイツ・オーストリア乗入対応のパンタグラフもスイス国内用に戻されている。
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