ドリアードとは? わかりやすく解説

ドリュアス

(ドリアード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 19:26 UTC 版)

ジュール・ジョゼフ・ルフェーブルによる絵画『朝顔の花をつけたニンフ』。個人蔵。
イーヴリン・ド・モーガンによる1884-1885年の絵画『ドライアド』。De Morgan Centre所蔵。

ドリュアス古希: Δρυάς, Dryas)は、ギリシア神話に登場する、精霊であるニュムペー。複数形はドリュアデス古希: Δρυάδες, Dryades)。ほぼ同一の存在にハマドリュアス(複数形ハマドリュアデス)がある。

英語ではドライアド (Dryad) 、フランス語ではドリアード (Dryade) といい、日本ではこちらの読みでもよく知られる。ヒンドゥー教などに登場する木の精霊もギリシア神話のニンフの名を借りてこう呼ぶことがある。

多くのニンフと同じく長命であるが、ドリュアスたち(ドリュアデス)の場合、自らの宿る木が枯れると共にその命を閉じる。このためドリュアスたちやギリシアの神々は木の精霊に敬意を払うことなく木を傷つける人間をこらしめるのである。

ドリュアスたちは普段は人前に姿を現すことは滅多にないが、美しい男性や少年に対しては緑色の髪をした美しい娘の姿を現し、相手を誘惑して木の中に引きずり込んでしまうことがあるという。そこで一日を過ごしただけで、外では何十年、何百年もの時が経過している場合がある。

その起源はインド・ヨーロッパ語族ケルト族ドルイド文化の中ではオークの木と密接に関係している。ギリシア人は彼らより昔の人々はオークの木の実を食べていたと想像した。女性をかたどった神殿の柱は、そのような建築に使われる前はその実を食べていたさまざまな木々と関係している。

おもなドリュアスたちにオルペウスの妻エウリュディケーや、ダナオスの50人の娘・ダナイスたち(ダナイデス)の母の一人であるアトランティエーがいる。

参考文献

関連項目


ドリアード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 14:36 UTC 版)

カオスエンジェルズ」の記事における「ドリアード」の解説

モンスター本体少女の上座っているのみで、まわりの葉っぱ攻撃してくる。

※この「ドリアード」の解説は、「カオスエンジェルズ」の解説の一部です。
「ドリアード」を含む「カオスエンジェルズ」の記事については、「カオスエンジェルズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ドリアード」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドリアード」の関連用語

ドリアードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドリアードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドリュアス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのカオスエンジェルズ (改訂履歴)、爆丸バトルブローラーズ (改訂履歴)、世界樹の迷宮V 長き神話の果て (改訂履歴)、聖剣伝説2 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS