テーレパッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/13 19:52 UTC 版)
テーレパッサ(古希: Τηλέφασσα, Tēlephassa)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してテレパッサとも表記される。フェニキア王アゲーノールの妻で、カドモス、キリクス、ポイニクス、エウローペーの母。またポセイドーンとの間にタソスを生んだといわれる。娘のエウローペーがゼウスにさらわれたとき、アゲノールは息子たちにエウローペーの捜索を命じたが、テーレパッサもカドモスに同行してトラーキアに渡り[1]、その地で世を去った。カドモスはテーレパッサを葬ったのち、ギリシアに渡り[2]、テーバイを創建した。
なお、一説にアゲーノールの妻はアルギオペー(英語版)という[3][4][5]。
脚注
参考文献
固有名詞の分類
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