クロスオーバーゲーム作品での登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 08:50 UTC 版)
「ボン太くん」の記事における「クロスオーバーゲーム作品での登場」の解説
本編シリーズには登場しない短編シリーズ限定の装備であり、完全に世界観を分ける存在となっているが、バンプレスト(後のバンダイナムコゲームス)発売の「スーパーロボット大戦シリーズ」と「Another Century's Episodeシリーズ」にも「フルメタル・パニックシリーズ」が出演した場合、ボン太くんは機体として登場する。 現在、『スーパーロボット大戦J』(以下『J』)、『スーパーロボット大戦W』(以下『W』)、『スパロボ学園』、『Another Century's Episode:R』(以下『A.C.E:R』)、『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』(以下『第3次Z 時獄篇』)、『スーパーロボット大戦V』(以下『V』)に登場している。 また、前述のとおり本編は一切登場せず、短編で数回のみ登場するキャラクター及び装備だが、Wや時獄編においては短編より出番がかなり多い。 反面、原作との差異が激しくなり、フルメタ本編シナリオがあまり再現されない原因となっている。 しかし、天獄編以降のシリーズではフルメタ本編シナリオを扱うようになったため、DLCシナリオや隠しシナリオのみの登場となった。 下記のように原作および男性キャラクターには呆れられることが多いが、他作品の、特に女性キャラクターには好意的にみられることが多く、敵キャラクターには驚愕されることが多い。また、敵キャラの一部には素で何を言っているのかわかる者がいる。 上記全作において登場機体の中で一番小さな機体でもある。また、量産型ボン太くんは、ボン太くんの必殺武器として登場する場合が多い。 以下全てスーパーロボット大戦シリーズの独自の扱い及び設定であり、原作とは全く異なる。 味方陣営は呆れている者が多かったが、一部キャラクター(主に女性キャラ)は「かわいい」と発言している。また敵陣営に与えた衝撃は味方以上で、戦場に似合わぬ愛らしい姿に、ラウ・ル・クルーゼは世界に対する憎悪が薄れてしまう。また「そのかわいらしさは罪」と叫ぶ者もいた。さらにその高い戦闘能力に脅威を感じる者や、地球製のテックシステムあるいはソリッドアーマーだと思い込む者がいるなど、強い存在感を放っていた(唯一、「超電磁マシーン ボルテスV」のハイネルのみ「余を愚弄しているのか!」と怒りを露にした)。 スーパーロボット大戦W 『W』では、マデューカスとカリーニンが、モチーフがクマなのかネズミなのかで言い争っていた。また、部隊への納入許可をクルーゾーに求めた際、「クルーゾー自身が装着して実地試験を行う」ことを条件に許可が下りた。陣代高校での戦闘で使用された際は、混乱を避けるためにかなめがボン太くん語を(台本通りに)翻訳する事になるも、伏字必須な暴言ばかりだったために、『勇者王ガオガイガー』の初野華にトラウマを植えつけてしまった(後に彼女は変質者に襲われそうになった事よりも、ボン太くんに恐怖していた。展開次第でトラウマは解消される)。 量産型ボン太くんの中に入っているのはゲーム1周目のシナリオでは陣代高校ラグビー部の部員だったが、2周目では『百獣王ゴライオン』のキャラクターが入っていたりする。なお、兜甲児があるエピソードで中身の人物をバラそうとしたが、流竜馬に「中の人などいない!」と止められるシーンがある。宗介がASに乗っている時とボン太くんの着ぐるみを着ている時では精神コマンドが異なる。また、第1部で登場した時と正式入手した際でも、精神コマンドが違っている。 Another Century's Episode:R 『A.C.E:R』では、敵基地に潜入する際「アクティブに敵を欺瞞するための装備」として使用される。見張りの敵機が怪訝に思っているところにロケットランチャーを撃ちこみ、一撃で破壊して見せた。無人機ですら戸惑う姿をしているようで、この方法で6つ警戒ラインを突破する等、この活躍に味方キャラは一様に驚いたり、「かわいい」と感激したりと様々な感想を抱く。 当該ステージで『マクロスF』のクラン・クランをメインキャラとして使用すると「帰ったらボン太くんを抱っこするんだ」と、並々ならぬ決意を持って作戦に挑む姿を見ることが出来る他、アンドロイドのオータム・フォーすら「ドキドキする」ともらしている。 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 『第3次Z 時獄篇』では、宗介に届けるためにヒイロ・ユイ、キリコ・キュービィーのどちらかが装着する(シナリオによって異なる)が、相当恥ずかしかったらしく終始無言になっていた(他にも「中の人」のことがバレないように気を使っている。トロワ・バートンは「(あれの中には)少年の夢と希望が詰まっている」と説明した)。また、ボン太くんが現れる度に『マクロスF』の早乙女アルトが「ボン太」と呼び、『A.C.E:R』同様ボン太くんを気に入ったクラン・クランが「『くん』を付けろよデコスケ野郎!」と返すのが定番になっている。 戦闘中においては、途方もない諦観の底にいるガドライト・メオンサムやアンチスパイラル、2万4千年越しの憎悪そのものであるトワノ・ミカゲさえも揺らがせた。なお、フル・フロンタルは大体何を言っているか把握した上で大真面目に対話している。 唯一入手経緯がきちんと説明されており、宗介が自腹で正規に購入したものであるとされている。使用しているパーツの一部は『装甲騎兵ボトムズ』のゴウトが仕入れている。 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 『天獄篇』ではDLCシナリオのみの登場となっている。RVF-25 メサイアのゴーストとの連携戦闘にアイデアを得た宗介が『時獄篇』の時点で考えていた「無人機との連携」を実装した「ボン太くん一斉攻撃」が追加される。量産機は「量産型ボン太くんシステム」なるシステムで動いており、文字通り「中の人などいない」。しかし、転倒したりハリセンを持っていたり対物ライフルやバズーカで武装した個体がいるなど個性は様々で、「中の人がいない」ようには見えない。なお、システムが完成しなかった場合はボランティア部の面々が量産型の着ぐるみを着る予定だったらしい。 『時獄篇』最終話ではサイズが「∞」になるため回避性能がガタ落ちする上に装甲の薄さが仇となり撃墜されやすくなってしまう欠点がある。撃墜された場合でも爆発はせず、煙幕を張って逃走する演出となっている。 スーパーロボット大戦V 『V』においては登場こそするが、以前のシリーズのように戦わせることで反応を示すキャラクターは少ない。無条件で入手可能だが条件を満たした場合、武装に「ボン太くん突貫」が追加される。
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