キル・ハイル財団の関係者
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「ラグナロクオンラインの登場キャラクター」の記事における「キル・ハイル財団の関係者」の解説
キル・ハイル キル・ハイル財団の会長。機械工学者であり、大賢者バルムントが開発しようと試みていたという意思を持つ機械人形の研究を32年前の20歳の頃から始めた。エリシアという女性を愛していたが、彼女は名門家系の男性からのプロポーズを受け入れてしまい、婚約を巡るいざこざからキルは彼女の婚約指輪を川に投げ込み、間接的に彼女を溺死させてしまう。エリシアの婚約相手を逆恨みしたキルは復讐のため、エリシアをモデルにした機械人形の設計図をレッケンベルに持ち込み、技術を売る形でレッケンベルの力を借りて復讐を果たした。以降、レッケンベルと提携したキル・ハイル企業およびキル・ハイル財団として機械人形の開発を続けている。エリシア、キエル、エルリシャ、エリザ、エリオット、エリセルなど、機械人形にはエリシアに因んだ名前を付けている。 エリー エリーは愛称で、本名はエルリシャ。キル・ハイル学院の女学生。口癖は「ふぇぇ」。 孤児だった自分を孤児用の専門学院に拾い上げたキル・ハイルを敬愛しており、クッキーを食べてもらおうと練習していた。キル・ハイルが心を許している数少ない相手となっている。実は学院は第3世代の機械人形に共同生活を学習させるための機関であり、エリーは第3世代の機械人形のプロトタイプであった。キエル・ハイルの命令を受けたカイゾの手により、その活動を停止させられてしまった。 第3世代の機械人形は、キエル・ハイルが設計。機械骨格を使わない純粋なホムンクルスのボディーを持ち、擬似ユミルの心臓の欠片を改造した人工心臓を動力源としているため、人間のような生体機能を持つことが可能。記憶スクロールは、第2世代に使われた「圧縮記憶スクロール」を改造した物を使用。第2世代のスクロールより性能は落ちてしまうが、安定性は上がり生産コストを抑えた量産型「圧縮スクロール」となる。 機械人形エリシア キル・ハイルの秘書。人間らしさに欠ける第1世代の機械人形。創造主であるキルのかつての思い人エリシアがモデルになっている。 純粋機械骨格に人工心臓を入れ、科学的に作られた人工肌を持っている。頭脳には魔法スクロールを応用した「記憶スクロール」を組み込んだ球形機械頭脳を使用。機械骨格を使用しているため、重量が大きくなる。また、限定的なスクロール容量なため、複雑な学習ができず、人間的な感情表現が不可能という二つの欠点がある。 しかし機械骨格であるが故の機能もあり、機械部品(ゲーム内グラフィックではICチップのようなもの)を腕の端末にはめ込んでデータを読み込んだりと、ホムンクルスボディの後世代型には無い機能を備える。 エリシア 故人。30年前に死亡している。愛称はエリー。キエル・ハイルの母ということになっているが、キル・ハイルの片思いの相手に過ぎない。名門家系の男性ジェームズ・ロシミエルと婚約。プロポーズを受け、婚約指輪を受け取った。それを激怒したキル・ハイルにより婚約指輪を投げ捨てられてしまう。指輪を追いかけて川に入り溺死。その後、ロシミエル家も後を追うように衰退し、没落してしまった。 ジェームズ・ロシミエル ジュノーの貴族ロシミエル家の長男。エリシアと婚約する以前から、ジェームズには親が決めた結婚相手がいた。だが、彼は駆け落ちを決心してまでエリシアと暮らすことを選択した。8月20日にエリシアと共に逃げるはずだったが、エリシアは溺死。その後、ロシミエル家は衰退の一途をたどっていった。 実は、エリシアを取られたことで激昂したキル・ハイルがレケンベルの権力を用いてロシミエル家を衰退させ、没落させた。 キエル・ハイル 冷たい銀髪と鋭い眼差しを持ち、眼鏡をかけた青年。常に典雅な態度を見せる落ち着いた雰囲気を科もしだしている。 キル・ハイルの息子ということになっているが、実際は最初に作られた第2世代の機械人形である。 第2世代の機械人形はセージのスクロール作成、アルケミストのホムンクルス製造等を応用した新しい機械人形。第1世代同様に機械骨格と人工心臓を動力源としているが、ホムンクルス製法を利用した人工ボディーを備えている。 また、「記憶スクロール」の10万倍以上の容量と耐久性を持った「圧縮記憶スクロール」によって、より人間に近い学習が可能。しかし、圧縮記憶スクロールに不備があり、人間型ボディーと機械骨格の間に適合がとれず、6年程度で機能を停止してしまうという欠点がある。第1世代より人間らしいが、非常に短命なのが第2世代である。ただしキエルは6年以上稼動している。 キエルを含めて5体の第2世代の機械人形が作られ、すぐにレッケンベルに引き取られ、過酷な教育を施された。初期不良だったのか、それとも偏った教育のためか、4体の機械人形が学習・実験中に機能を停止。唯一生き残ったキエルは、その後キルの元へ引き取られ、今の名前をもらった。 非道なレッケンベルを通して、自らの身体で人間の醜さを知ったキエルは、そんな人間の行為を当然のものだと受け入れている。上を目指すものが、他社を蹴落とすのは人間の本質、との考えの通り、キエルはキル・ハイルの家族とも言える第3世代の人形を停止・改造して、兵器とした。 そして、完成させた第4世代ボディを新たな「キエル・ハイル」とし、第2世代である「キエル・ハイル」は活動を停止。キル・ハイルとのつながりを完全に絶ってしまった。なお、第4世代のキエルのプロトタイプが、機械人形工場の深層部にてMVPとして登場する。そのパワーは第2世代のキエル・ハイルを凌駕する。 ボルケウス 黒服の男。キエルが個人的に雇った用心棒。学院の機械人形を機能停止させていた。本名は「カイゾ」。 ボルケウスと名乗りシュバルツバルド情報部に所属。ミッチェル・ライラの部下として活動。重傷を負ってまで大統領を救ったことがあったが、それは信用を得て情報をキエルに流すためのスパイ活動の一環だった。
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