ガーライル軍の軍人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 09:14 UTC 版)
バール将軍 声 - 若本規夫 48歳。ガーライル軍の最高司令官であり、ミューレン大佐の父親。パームの街(ジャスティンの出身地)の発展に貢献した「ジュール財団」の私設軍団「ガーライル軍」の軍人。 近年は財団とは距離を置き、軍独自の極秘作戦「ユグドラシル計画」を遂行している。エンジュール文明(古代文明)を崩壊させた生物兵器ガイアを復活させるべく、サルト遺跡、ドム遺跡など世界中の遺跡に兵を派遣し、ガイア復活の手掛かりとなる7つの精霊石を集めさせている。計画が最終段階に移ると、次第に軍の私物化が目立つようになり、探索に派遣した部下を切り捨てるような発言をする。 ミューレン大佐は遺跡調査の際に攻め滅ぼした村の捕虜の亜人に生ませた子供であり、亜人の古代語を読む能力を入手する事が目的だったため、とくに親子の情と呼べるものはない。 体の左半分(キャラの向きによっては逆になる)をマントで覆っているが、これはガイアという怪物に半身を乗っ取られているためであり、力が暴走するとガイア触手(3本の長い腕と尻尾)が姿を現す。 元々は、ジュール財団の新大陸探検隊隊長であり、長期の遺跡調査に赴くが、エンジュール文明の技術解析を優先するあまり、兵への救援を渋る当時の財団に不信感を抱く。最後の遺跡調査で、ガイアの芽と思われる種による伝染病により兵の半数を失う。この時すでにバール自身もガイアの芽の影響を受けてしまっており、精霊石を使ってガイアを復活させろという幻聴が聞こえていた。 ミューレン大佐 声 - 小杉十郎太 23歳。バールの息子でガーライル軍の指揮官。親の七光りだけではなく、有能な指揮能力も持ち合わせておりで一般兵士からの人望も厚い。剣術にも秀でており「昇竜斬」など後のシリーズにも続く必殺技を会得している。 父親のバールはもともと一般の軍人であるが、母親が亜人であるため古代エンジュール語が話せる。「ユグドラシル計画」の内容を知る一人。心を許しているのは副官のリーンのみで普段は沈着冷静な性格。 リーン 声 - 橘ひかり 15歳。ミューレンの副官を務める謎の少女。階級は中尉。士官学校を出ていない非力な少女であるにもかかわらず士官として採用されるなど、とにかく序盤は謎が多い。軍人向きではない優しい性格の持ち主で、部下からは慕われている。が、軍の命令に忠実で非道な軍令でも従うため、あちこちの村で恨みを買っている。常にミューレン大佐と行動している。 実はフィーナの双子の姉で、滅んだとされる光翼人の生き残りの一人である。ガイアに襲われそうになったフィーナを助けるために光翼人の力を使い、自ら正体を明かす。光翼人には、エンジュール文明の古代装置を操る能力があるため、バールの強制によって古代遺跡の装置の起動を強いられている。また、蒸気砲というガイアに対抗できる兵器を操ることができるため、バールの暴走によりガイアが復活した後は、フィーナと共に蒸気砲でガイアに攻撃を仕掛ける切り札とされていた。 蛙がとにかく苦手。デジタルミュージアムではカエル嫌いを克服するため、カエル型モンスターで満たされた隠し部屋に一人でいる。 ガーライル3人娘。 階級はいずれも中尉。三人ともミューレンに憧れており、彼の側近であるリーンを目の敵にしている。軍事学校で出世コース入りしたため若くして指揮官についている。各部隊の隊長だけあって戦闘能力は高く、3人揃った際の戦闘能力は通常の13倍にまで跳ね上がる。一方で性格や指揮官としての能力に大きな問題があり、部下の多く(とミューレン大佐)から不評を買っている。個々の能力は高いはずなのだが、お互いに連携を組むには性格的な相性が良くない模様。ジャスティンたちを度々追い詰めながらも最後は出し抜かれてしまうのはその辺に原因がある。サキ 声 - 萩森侚子 16歳。ライトニングスター隊(突撃隊)の隊長。ボーイッシュで乱暴でガサツで脳筋。細かい計算が苦手なため、部下の教育はほぼ筋トレ任せ。 戦闘では得意技のパワーラリアットとハリセンを使って攻撃してくる。3人娘の中で一番戦闘能力が高い。ストーリー終結後はミューレンのクーデターによりガーライル軍が解体されてしまったため、肉体労働の仕事を転々とする形で旧大陸に向かう。 ナナ 声 - 冬馬由美 16歳。ブラッディローズ隊の隊長。デジタルミュージアムで彼女の部下は親衛隊という名称で登場する。高飛車な女王様気質で、ブランド物にうるさい。人使いがとにかく荒いため単純に部下から嫌われている。しかし、物語後半で対ガイア作戦失敗後に軍が撤退する際に失意のジャスティンに「助かった命を大切にするように」と諭すなど性根は悪い子ではない。 戦闘ではスケバン刑事を髣髴とさせる、巨大なヨーヨーを振り回して攻撃する。ストーリー終結後は、美貌で多くの男をたぶらかして生きていたが、逆に騙されて旧大陸に出稼ぎさせられる形で都落ちする。 ミオ 声 - 久川綾 16歳。デザートムーン隊(化学班)の隊長。眼鏡をかけた頭脳派だが、わかりやすく外道である。口癖は「私の計算によると・・・・」。人を陥れる作戦を考えるのが得意だが、毎回どこか肝心な部分をが抜けており、あと一歩のところで失敗するというオチがつく。軍の兵士が勝手にやっている美人コンテストではリーンに次いで2位を獲得しているが、かなり大きな差をつけられてしまっている。黙っていれば美人とのこと。 戦闘では風船による状態異常ガスで、毒、麻痺、眠り状態にして行動を封じてくる。また、防御力無視のスタンガンで大ダメージ+マヒを与えてくるため、パターンにハマると味方が何もできないまま全滅することもあり、非常に厄介な相手。一方で体力は3人の中で一番低い。ストーリー終結後は、その頭脳を生かして何らかの職業でわりと稼いでいたようだが、ピンハネが発覚したことから指名手配され、旧大陸に逃亡する。
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