イェーガーのパイロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:39 UTC 版)
「パシフィック・リム (映画)」の記事における「イェーガーのパイロット」の解説
ハーク・ハンセン(英:Hercules "Herc" Hansen) 俳優:マックス・マーティーニ、日本語吹替:池田秀一 イェーガー「ストライカー・エウレカ」のパイロット。オーストラリア・シドニー出身。元オーストラリア空軍のパイロットであり、これまでに数々の歴戦を勝ち抜いてきたエリートでもある。かつて怪獣襲撃の際に幼かった息子を守るため、妻アンジェラを置き去りにしてしまったことから(彼女はその時に入院していたが、怪獣への核攻撃に巻き込まれ、命を落としている)、息子に対して負い目を感じている。上司であるペントコストとは無二の親友であり、終盤では決死の覚悟で出撃していく彼に代わって環太平洋防衛軍の指揮を託され、その任務が完遂された際には、親友と息子を失った哀しみを胸に秘めながらも、新たな司令官として終戦を宣言した。昔はスコットという弟がパートナーであったが、後述の彼の悪行によって決別した。ちなみに正式な名前は「ハーキュリーズ(ヘラクレス)」で、「ハーク」はその略称である。 チャック・ハンセン(英:Chuck Hansen) 俳優:ロバート・カジンスキー、日本語吹替:浪川大輔 イェーガー「ストライカー・エウレカ」の後期パイロットで、ハークの息子。血気盛んな若者で、マコ同様の完璧主義者。実の父親であるハークをライバル視している。ハークと共に多くの怪獣を倒してきた優秀な兵士であるが、怪獣をどれくらい討伐したかでしか相手を評価せず、イェーガー計画が中止されることについて「使えないパイロットがいるせい」とTVインタビューに答えている。殊に実力がないと見做したパイロット達には厳しい態度をとり、ローリーに対して、「自分の兄を死なせたくせに一人だけ生き延びた」として非難したり、初テストでジプシー・デンジャーを暴走させかけたマコを「素人」と罵倒する。この屈折した思考と性格は幼少時の環境が原因。しかし、怪獣に倒されそうになるクリムゾン・タイフーンを見殺しにできずに命令違反をしてまで助けに行こうとするなど、根は仲間想いで悪い人間ではない。また、生身の戦闘は不得意なのか、マコを罵倒したためにローリーと諍いになった際にはブランクがある筈の彼に半ば一方的にやられていた。ドリフトの影響で早い段階から父の本心や苦悩を知り、理解はしていたが色々な理由から受け止めきれずにいた模様。ペットとしてブルドッグの「マックス」を飼っている。 最期はマックスの世話を父に託し、ペントコストとペアを組んで出撃。ジプシー・デンジャーの道を切り開くため、核爆弾で怪獣2体を巻き添えに自爆した。 タン三兄弟(タンさんきょうだい、英:Wei Tang Brothers) チャン・ウェイ・タン(唐炜祥、英:Tang Wei Cheung) ジン・ウェイ・タン(唐炜龙、英:Tang Wei Jin) フー・ウェイ・タン(唐炜虎、英:Tang Wei Hu) 俳優:チャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルー、日本語吹替:三宅貴大 イェーガー「クリムゾン・タイフーン」のパイロットである中国人三兄弟。過去に何度も怪獣を討伐したことから、地元ではヒーローとして扱われている。元ストリート・ファイターという経歴を持つカンフーの使い手で、武器や戦略に詳しく、イェーガー計画にも大いに貢献している。 香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、オオタチの予想外の強さに苦戦した末、コックピットごと毟り取られる形で敗北する。生き残ったとする情報もあったが、ノベライズでは3人とも戦死と記述され、また続編の『パシフィック・リム:アップライジング』においても、基地の祭壇に戦死者・殉職者とともに3人並んで3Dホログラフの肖像が掲げられている。 当初、中国人パイロットは4つ子の設定であったが、4つ子の俳優が見つからなかったため、代わりに3つ子の兄弟であるチャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルーの3人が起用された。 サーシャ・カイダノフスキー(英:Sasha Kaidonovsky) 俳優:ロバート・マイエ、日本語吹替:木村雅史 イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。ロシア人。ハークとチャック同様、長い実戦経歴を持つエリートパイロットの1人。妻のアレクシスほどではないが怒ると非常に怖い。最終作戦に使用する核爆弾を手配したのは彼ら夫妻であり、ペントコストは「あのロシア人は何でも手配できる」と評している。 香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、オオタチ親獣に機体に強酸を吐きつけられた際にコックピットが浸水し、妻共々戦死する。 アレクシス・カイダノフスキー(英:Aleksis Kaidanovsky) 俳優:ヘザー・ドークセン(英語版)、日本語吹替:愛河里花子 イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。サーシャの妻。戦闘の指示は彼女が行う。怒るとかなり恐ろしい。 香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、夫同様の経緯で戦死。 ヤンシー・ベケット(英:Yancy Beckett) 俳優:ディエゴ・クラテンホフ(幼少期:タイラー・スティーヴンソン)、日本語吹替:土田大(幼少期:吉田麻実) ローリーの兄。かつてイェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロットとして活躍していたが、怪獣ナイフヘッドとの戦いで戦死する。 コミックス版ではジャーナリストのナオミと親密な関係を持ち、訓練中のシミュレーションにその記憶がローリーにも共有されてしまったことが発端となって喧嘩になった。
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ゲイジ兄弟(ゲイジきょうだい、英:Gage twins) ブルース・マッケンジー・ゲイジ(英:Bruce Gage) トレビン・ジュールズ・ゲイジ(英:Trevin Gage) イェーガー「ロミオ・ブルー」のパイロットであるアメリカ人兄弟。第1世代から全盛期まで活動して幾度もの戦闘に参加し、イェーガーの広告塔としての活躍もあるが、2頭目の怪獣討伐を祝うパレードにも出席した余波で人気が高まり、セレブの花道を駆け抜けた。 ナイフヘッドが出現した時には最終防衛ラインを死守すべく捜索するも振り切られ、ジプシー・デンジャーが大破した後にシアトルでの怪獣襲来で戦死した。 ダック・ジェソップ(英:Duc Jessop) イェーガー「タシット・ローニン」のパイロット。国籍不明であるが、オーストラリア人とベトナム人のハーフ。 カオリと共にリマの攻撃チームで活躍したが、3度の出撃を経験した後に夫婦共々戦死した。 カオリ・コヤマダ(英:Kaori Jessop, née: Koyamada) イェーガー「タシット・ローニン」のパイロット。屋久島出身の日本人で、ダックの妻。低予算で作られる特撮映画のスーツアクターの父を持つ。 ダックと共にリマの攻撃チームで活躍したが、3度の出撃を経験した後に夫婦共々戦死した。 スコット・ハンセン(英:Scott Hansen) イェーガー「ストライカー・エウレカ」の前パイロットで、ハークの弟。兄と同じく優秀であるが、他人から合併症とみなされても仕方ないほど混乱を巻き起こしたり相当の女たらしであったりと人間性に問題があり、自分の行動に責任を感じる姿なども見られない。 後に環太平洋防衛軍の情報機密を重大に侵害し、これをドリフト中にハークに見破られて上層部に報告された結果、悪行が上層部にも筒抜けになり、追放された。
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