新保守主義 (アメリカ合衆国)
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アメリカ合衆国における新保守主義(しんほしゅしゅぎ、英: Neoconservatism、ネオコンサバティズム, 略称:ネオコン)は、政治イデオロギーの1つで、自由主義や民主主義を重視してアメリカの国益や実益よりも思想と理想を優先し、武力介入も辞さない思想。1970年代以降に米国において民主党のリベラルタカ派から独自の発展をした。それまで民主党支持者や党員だったが、以降に共和党支持に転向して共和党のタカ派外交政策姿勢に非常に大きな影響を与えている[注 1][1]。
注釈
出典
- ^ 「グローバル投資のための地政学入門」,p70,藤田勉,倉持靖彦,2016年
- ^ Harrington, Michael (Fall 1973). "The Welfare State and Its Neoconservative Critics". Dissent. 20. Cited in: Isserman, Maurice (2000). The Other American: the life of Michael Harrington. New York: PublicAffairs. ISBN 978-1-891620-30-0. Archived from the original on 19 June 2009. Retrieved 17 December 2019. ... reprinted as chapter 11 in Harrington's 1976 book The Twilight of Capitalism, pp. 165–272. Earlier during 1973, he had described some of the same ideas in a brief contribution to a symposium on welfare sponsored by Commentary, ""Nixon, the Great Society, and the Future of Social Policy", Commentary 55 (May 1973), p. 39
- ^ Goldberg, Jonah (20 May 2003). "The Neoconservative Invention". National Review.
- ^ "A 1987 article in The New Republic described these developments as a Trotskyist takeover of the Reagan administration" wrote Lipset (1988, p. 34).
- ^ Grann, David. "Where W. Got Compassion." The New York Times Magazine, 12 September 1999.
- ^ 金正恩氏から「すてきな手紙」 トランプ氏、関係良好と強調 毎日新聞
- ^ プーチン大統領がトランプ氏称賛、米ロ関係は改善-「高く評価」 Bloomberg
- ^ “トランプ氏、中国の習近平氏に再選支援求める-ボルトン氏が暴露”. ブルームバーグ (2020年6月18日). 2021年4月8日閲覧。
- ^ “トランプ氏、対中貿易交渉のため「制裁延期」 ウイグル族の強制収容めぐり”. CNN (2020年6月22日). 2021年4月8日閲覧。
- ^ “トランプ氏、習氏に再選支援を求めたか 前補佐官が暴露”. BBC (2020年6月18日). 2021年4月8日閲覧。
- ^ 「中国にとって好ましいのはトランプ氏勝利」笹川平和財団・渡部氏 日経ビジネス
- ^ 「南オセチア衝突:原因、プーチン首相が米陰謀説 CNNに「我々を敵に仕立て団結」」毎日新聞2008年8月29日
- ^ Max Boot:ObamaCare and American Power - WSJ.com
- ^ “Newt Gingrich sees major Mideast mistakes, rethinks his neocon views on intervention”. (2013年8月4日) 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b c 小川浩之、板橋拓己、青野利彦『国際政治史ー主権国家体系のあゆみ』有斐閣、2018年、284-285頁。
- ^ Essay;Where Is Globocop? - New York Times
- ^ Bosnia Is Serbo-Croatian for Arms Bazaar;Globocop?
- ^ Playing Globocop - Newsweek
- ^ Pentagon steps closer to 'GloboCop' role - Asia Times Online
- ^ Time to get tough on defense spending - Washington Post
- ^ The Reluctant Globocop:What Is NATO's Role? - SPIEGEL ONLINE
- 1 新保守主義 (アメリカ合衆国)とは
- 2 新保守主義 (アメリカ合衆国)の概要
- 3 呼称
- 4 脚注
アメリカ新保守主義
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詳細は「新保守主義 (アメリカ合衆国)」を参照 米国で「ネオコン」と呼ばれる勢力は、1930年代に反スターリン主義左翼として活動した後に「ニューヨーク知識人」と呼ばれるトロツキストたちによるグループである。ニューヨーク知識人の多くは、アメリカの公立大学の中で最も歴史のある大学の1つであるニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)を根拠地として活躍していたが、アメリカの消極的な対外政策に失望した集団である。アメリカの伝統的な保守主義は対外政策はモンロー主義に則った孤立外交を重視し、他国の人権問題には関心を示さない、あるいは自国の利益のためには(中国などの)独裁国家とも同盟を結ぶとの姿勢であったが、ネオコンの場合は民主主義、ひいては自由主義の覇権を唱え、独裁国家の陥落を外交政策の目的に置くという極めて革新的な思想および外交政策を標榜する。中東においては、唯一の近代民主国家であるイスラエルを基盤に周辺の独裁国家を滅ぼすことが中東問題の解決策であると主張する。 彼らは1970年代に相次いで民主党を離れて共和党へ向かい、第1期レーガン政権で台頭し、主に外交や軍事の分野で強い影響力を持った。レーガン大統領はネオコンのジーン・カークパトリックを外交顧問に指名し、ソ連を「悪の帝国」と呼び、ネオコンの師であるアルバート・ウォルステッターの限定核戦争を採用し、SDI構想など軍備増強を推し進めた。しかし、2期目に入ってからレーガン政権は柔軟姿勢に転換し、カークパトリックらネオコンは事実上追放された。 ブッシュ政権はネオコンの主張を容れてイラク戦争を始めたとされる。口実にした大量破壊兵器は、イラク占領後も見つからず、代わりにアメリカ資本がイラクの石油を押さえた。 残る石油大国はロシア、イラン、リビアなどとなった。リビアにはネオコンのポール・ウォルフォウィッツが謀略を巡らし、ガダフィを失脚、殺害させたといわれる。 イラクとの開戦に導いた、ネオコンの代表的人物ジョン・ボルトンは、その後もイラン爆撃や北朝鮮攻撃を主張している。
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