マイケル・ウォルツ
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マイケル・ウォルツ
Mike Waltz
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2025年
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生年月日 | 1974年??月??日 |
出生地 | アメリカ合衆国フロリダ州ボイントンビーチ |
所属政党 | ![]() |
配偶者 | ジュリア・ネシェワット |
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在任期間 | 2025年1月20日 - 2025年5月1日 |
大統領 | ドナルド・トランプ |
選挙区 | フロリダ州第6区 |
在任期間 | 2019年1月3日 - 2025年1月20日 |
マイケル・ウォルツ Michael Waltz |
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所属組織 | ![]() |
軍歴 | 1996 - 2000 |
最終階級 | 大佐 |
マイケル・ジョージ・グレン・ウォルツ(英語: Michael George Glen Waltz)は、アメリカ合衆国の政治家、退役軍人。第2次トランプ政権下で、国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたほか、同政権の国連大使に指名されている。
経歴
フロリダ州ボイトンビーチ生まれ[1]。バージニア陸軍士官学校卒業後、27年間米陸軍にて勤務した[2]。特殊部隊であるグリーンベレーに選抜され、アフガニスタンや中東などに派遣された経験がある[2][3]。ラムズフェルド、ゲーツ両元国防長官指揮下の国防総省で防衛政策担当ディレクターを務めたことがある[4]。2023年に退役した[5]。
2018年、フロリダ州第6区から下院議員に立候補し、当選した[2]。2019年1月3日に就任宣誓を行った[6]。
国家安全保障担当大統領補佐官
2025年11月11日、2期目の大統領就任に向けてドナルド・トランプはウォルツに国家安全保障担当大統領補佐官就任を要請し[4]、翌日に正式に指名したた[3]。
2025年1月20日、国家安全保障担当大統領補佐官就任に伴い下院議員を辞職した[6]。

2025年2月18日、サウジアラビアのリヤドで行われたロシアのウクライナ侵攻和平に関するロシア代表団との協議で、ウォルツはアメリカの代表団に加わった[7]。ウォルツの他にはマルコ・ルビオ国務長官、スティーブ・ウィトコフ中東担当特使がアメリカの代表団に加わった[7]。
2025年3月24日に報じられた米政府のシグナルチャットリーク事件で、ウォルツは米紙「アトランティック」の編集長ジェフリー・ゴールドバーグを誤ってグループに追加した[8]。ウォルツや国家安全保障会議の職員はシグナルで少なくとも20個のチャットグループを作成し機密情報を協議していた[9]。グーグルの「Gメール」で公務日程などを受信していたとの報道もあり、情報管理の甘さに対して批判を受けた[9]。
同年3月31日、米メディアによりバンス副大統領らがウォルツの更迭をトランプ大統領に提案していたことが報じられた[10]。
同年4月1日、トランプ大統領はウォルツを国家安全保障担当大統領補佐官から解任し、国連大使に指名した[11]。事実上の更迭とされる[12]。
脚注
出典
- ^ “About Mike” (英語). Representative Michael Waltz. (2019年1月23日) 2025年7月14日閲覧。
- ^ a b c 外信部, 時事通信 (2024年11月13日). “対中タカ派の元グリーンベレー 次期米安保補佐官のマイク・ウォルツ氏―次期米政権・横顔:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2025年7月14日閲覧。
- ^ a b “トランプ氏 安全保障政策担当する大統領補佐官にウォルツ氏”. NHK (2024年11月13日). 2025年7月14日閲覧。
- ^ a b Stewart, Phil、Holland, Steve、Ali, Idrees、Stewart, Phil「トランプ氏、国家安全保障担当補佐官にウォルツ氏起用=関係筋」『Reuters』2024年11月12日。2025年7月14日閲覧。
- ^ https://x.com/RepWaltzPress/status/16820269490306048032025年7月14日閲覧
- ^ a b Washington, U. S. Capitol Room H154. “Michael Waltz (Florida (FL)), 119th Congress Profile” (英語). Office of the Clerk, U.S. House of Representatives. 2025年7月14日閲覧。
- ^ a b ロイター編集「米ロ、ウクライナ紛争終結へ協議継続で合意 サウジで高官会合」『Reuters』2025年2月18日。2025年7月14日閲覧。
- ^ “米誌編集長を誤って追加、トランプ政権のフーシ派攻撃計画のチャット”. Bloomberg.com (2025年3月25日). 2025年7月14日閲覧。
- ^ a b “ウォルツ米大統領補佐官のチーム、民間アプリ「シグナル」で日常的に機密情報やり取りか”. 読売新聞オンライン (2025年4月3日). 2025年7月14日閲覧。
- ^ “バンス氏、漏洩巡りウォルツ氏更迭提案 くすぶる辞任論”. 日本経済新聞 (2025年4月1日). 2025年7月14日閲覧。
- ^ “トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官を解任し国連大使に指名 暫定の後任にルビオ氏”. BBCニュース (2025年5月2日). 2025年7月14日閲覧。
- ^ “ウォルツ米大統領補佐官、近く退任する見通し-CBSが報道”. Bloomberg.com (2025年5月1日). 2025年7月14日閲覧。
公職 | ||
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先代 ジェイク・サリバン |
![]() 2025年1月20日 - 2025年5月1日 |
次代 マルコ・ルビオ(代行) |
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