その他複数話に登場する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 09:34 UTC 版)
「クリスティ・ハイテンション」の記事における「その他複数話に登場する人物」の解説
アマンダ・チェルシー・ハリエット ハリエット子爵の三女。クリスティと同年である。当時の貴族子女としてオーソドックスな感性の持ち主。型破りなクリスティを揶揄しながらも社交に興味を持たないクリスティをなにかと気をかけているが、クリスティにとっては大きなお世話になることが多い。 HT第4章『The Adventure of the Sussex Vampire』にて初登場。自邸でパーティを主催し、クリスティを招待する。パーティにはミナ・ヴラドも招待されており、クリスティとミナが出会うきっかけを作った形となった。 また、HT番外4『The Adventure of the Famous Trainer』では自邸でカナリアをクリスティら女の子に披露しており、ウィルソンのカナリア店の存在をクリスティに紹介する形となっている。HT番外5『The Adventure of the Giant Rat of Sumatra』では、カナリアに替えて飼い始めたドードー鳥をクリスティにプレゼントしている。 一時期はパリに移り住んでいたが、LM『The Adventure of Poker Scandal』にてロンドンに戻ってきた旨が描写されている。 マイクロフト・ホームズ シャーロックのすぐ上の兄。「イギリス政府の重要な仕事を任されている」(ヴィクトリア女王の弁)が、クリスティ曰く「変人」で「いつも朝から晩までクラブにいていつ仕事をしているの?」という人物 。その後のエピソードで、ホームズによって政府の情報部に属している旨が明かされた。なお本作では行動派で積極的に出歩き、ステッキを振るう立ち回りまで演じている。他にもシェリンドンというさらに上の兄がいる(クリスティの弁)が、劇中未登場。 「マイクロフト・ホームズ」を参照 ジェームズ・モリアーティ オックスフォード・クライスト・チャーチ・カレッジの数学教授であり、通称も「教授(プロフェッサー)」である。 ウィリアムとは以前より探偵と犯罪者というライバル関係にある。かなりの知力・組織力・そして行動力を持つ人物であり、LM第1章『The Adventure of Russian Old Woman』では自らロシア人の老婆に変装して行動し、クリスティより先に三人の変死事件の真相を見抜くが、それを国家規模の恐喝の種に使っているほか、儲け話を持ちかけておいて、欲を掻き自滅した連中の資産を横取りしている。また、仕込み杖を用いた剣術の達人でもあり、個人的な武勇においても死角はない。 上記の一連の過程において犯人一味の手に落ちていたクリスティを助けたりする言動、さらにはモリアーティがイーアンを助けたエピソードなどを踏まえて、クリスティはモリアーティについて「(犯罪者ではあるが)根っからの悪人とも言い切れない」という印象を抱いているよう作中では描写されている。 「ジェームズ・モリアーティ」を参照 イーアン 「教授」のメイド兼腹心。投げナイフの達人である。メイドとしても有能で、教授の屋敷は彼女一人で切りまわしている。 孤児であり、赤痢にかかったことから孤児院を放り出されたところを偶然通りかかったモリアーティに助けられ、以後モリアーティに忠誠を誓っている。 ランサー・ガスト 「教授」の部下でもあるアイルランド人。大型のナイフ(というより短めの大剣に近い)の達人で、ノーラの鞭やクリスティの銃弾も寄せ付けない太刀捌きを見せる。また、素手のボクシングも強く、非合法の賭け試合に出ることもある。 ノーラからは出会ったときの悶着もあって乱暴者呼ばわりされているが、意外と人当たりは良い。教授が屋敷を空けた際には買い置きした食材の始末も兼ねてイーアンから食事に呼ばれることも多く、バーサやグラディスも相席した際には「みんなで囲む食卓で食う飯は何倍も美味い」と語り、クリスティからは「早く家庭を持つべき」と評されている。 ジョージ・グラハム・ハート HT第7章『The Adventure of the Six Napoleons』に登場した青年。ダンス教室で、クリスティのパートナーとなる。イートンに通う秀才だが、ワルツを踊りながら幼女相手に遺伝学や関数や世間を騒がす犯罪について語る変わり者。ダンス教室の校長とバーニカット医師は父の友人。ミナ・ヴラドが21世紀の横浜で出遭ったクリスティの曾孫と姓が同じであり、ハート家の名は作者の既作品『ジェントル萬』にもイギリスを代表する銀行を中心とした事業を展開する財閥として登場している。 LM第2章『The Adventure of The crutch of aluminium』から再登場。ロンドン大学の医学部に在学している学生。 コルセットの締め過ぎで酸欠状態となったクリスティを介抱する(この際、医学的見解としてコルセットの締めすぎは身体に悪いと発言している)、証拠品探しのためのゴミ漁りに付き合わされるなど、クリスティの行動に振り回されているが、本人はさほどそのことを気にしている様子はなく、クリスティとは数学など色気のない会話で盛り上がっている。クリスティの行動力と頭脳を評価しつつそのリスクを危ぶみながらも、彼女と共に生きていくことを決意し最終話でプロポーズ・結婚に至った。
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