「神の右席」編(11 - 22巻)
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「とある魔術の禁書目録」の記事における「「神の右席」編(11 - 22巻)」の解説
第11巻 9月25日、大覇星祭最終日。上条は大覇星祭の来場者数ナンバーズで1等を当て、北イタリア5泊7日のペア旅行を手に入れる。旅行に出かけた上条とインデックスは、キオッジアでオルソラ、天草式の面々と再会する。イタリアでのバカンスを満喫しようとする上条だったが、何者かに襲撃され、やがてローマ正教が「アドリア海の女王」と呼ばれる霊装で学園都市、ひいては科学サイドそのものを崩壊させようとしていると知る。上条と天草式の面々は、水の都で女王艦隊を率いる司教ビアージオ=ブゾーニおよびアニェーゼ部隊に立ち向かう。 第12・13巻 9月30日、上条は大覇星祭の罰ゲームとして1日美琴に付き添うこととなる。同じ頃、一方通行は冥土帰しの病院から退院するが、さっそく打ち止めに振り回されていた。 キオッジアで切り札「アドリア海の女王」を上条に消滅させられたローマ正教は、上条を公式に敵と判断。「神の右席」前方のヴェントが学園都市へ侵攻し、上条は彼女と相対する。 魔術サイドの侵攻によって学園都市が麻痺していく中、アレイスターは切り札・ヒューズ=カザキリ発動のため、直属の暗部組織「猟犬部隊」の木原数多に打ち止めの誘拐を命令する。一方通行は、打ち止めを守るため「猟犬部隊」に戦いを挑む。 SS1巻 10月3日、ヴェント襲撃と「猟犬部隊」が暗躍した「0930」事件が解決し、上条はインデックスやクラスメイト達といつも通りの日常を送っていた。しかし、この騒動により、学園都市の危険性を感じた保護者達が、学園都市から子供達を回収しようとする運動が活発化していた。 そんな中、暗部組織「グループ」に身を落とした一方通行に、都市上層部からある任務が下される。 第14巻 10月7日。学園都市とローマ正教の対立があらわになり、世界中でローマ正教徒による科学サイドへの大規模デモが起こっていた。そんなこととは無関係に学園生活を送っていた上条は、統括理事会メンバー・親船最中の命を掛けた協力を頼まれる。 上条は土御門にフランスのアビニョンへと連れて行かれ、今回の騒動の原因が「C文書」と呼ばれるローマ正教の霊装だと教えられる。アビニョンで上条は偶然にも「C文書」を探っていた五和と出会い、デモの喧騒の中を教皇庁宮殿へと向かう。しかし、そこには「光の処刑」と呼ばれる魔術を用いる「神の右席」左方のテッラが待ち構えていた。 第15巻 10月9日、学園都市は独立記念日で祝日だった。アビニョン侵攻作戦で警備が手薄になった隙を付き、都市の暗部組織「ブロック」「スクール」が反乱を起こす。それに対し一方通行や土御門が所属する暗部組織「グループ」始め、「アイテム」「メンバー」といった組織が鎮圧に乗り出す。各々組織・個人の目的を達成するため、組織間の入り乱れた抗争が開始される。 第16巻 ローマ正教から追われる身となった上条だったが、いつもと変わらない学園生活を送っていた。そこに天草式の五和が現れ、「神の右席」後方のアックアが上条への襲撃をイギリス清教に予告してきたため、上条の護衛任務を受けて学園都市にやって来たと知らせる。万全の警護を敷く天草式たちだったが、アックアはそれを軽々と破り、上条は五和の目の前で殺されかけてしまう。 リベンジを誓う五和や天草式の面々だったが、聖人のアックアが誇る絶対的な力を前に再び窮地に追い込まれる。その時、彼らを救うべく現れたのは、かつて天草式十字凄教の女教皇であった聖人・神裂火織。聖人vs聖人の戦いの火蓋が切られる。 SS2巻 1月にはスキルアウトの少年三人組が警備員とのカーチェイスを繰り広げ、3月にはナンバーセブン削板軍覇が大暴れし、5月には魔術師の青年オッレルスがとある計画のための調査を行い、自称くノ一の少女郭は忍者の末裔の少年半蔵を追い続けていた。 様々な物語は季節を問わず巡り続け、やがて世界中に散らばる「原石」を巡る争いが発生し、複数の思惑が交錯する。 第17・18巻 10月17日。「禁書目録召集令状」が布告され、インデックスとその管理人である上条はイギリスへ向かうことになる。そのイギリスでは、ユーロトンネルが爆破されるというフランスとの懸念事項が持ち上がっていた。それに魔術サイドが関わっている可能性もあり、インデックスが召集されることとなったのだが、上条たちはハイジャックに巻き込まれてしまう。 やがて一連の出来事は第二王女キャーリサと騎士派が仕組んだものだとわかり、キャーリサによるクーデターが発生する。突然の出来事にイギリスがパニックとなる中、上条はインデックスを救うために動き出す。そんな時、キャーリサ達の目の前に死んだはずのアックアが現れる。 第19巻 10月17日、暗部組織「グループ」は、暗部組織間抗争で知った都市の機密「ドラゴン」の情報を追っていた。そんな中、都市の暗部組織の1つ「迎電部隊」がテロを起こし、グループはその鎮圧指令を受ける。 時を同じくして元「アイテム」の下っ端であった浜面仕上は、同じく「アイテム」で生き残った絹旗最愛や滝壺理后と穏当な生活を送っていた。しかし滝壺の退院祝いをするはずが、滝壺はテロに巻き込まれてしまう。さらには絹旗への復讐を誓うステファニーの襲撃を受け、滝壺と共に逃げる浜面の前に現れたのはかつて殺したはずの超能力者・麦野沈利だった。 第20 - 22巻 10月19日、ロシアが学園都市に向けて宣戦布告を行ったことで第三次世界大戦が勃発する。科学・魔術両サイドを巻き込んだ大規模な騒乱には「神の右席」最後の一人、右方のフィアンマが暗躍していた。 上条はインデックスを救うため、その原因であるフィアンマを追ってロシアへ入っていた。そこには上条をイギリス勢に引き込みたいレッサーもいた。同じ頃、一方通行も打ち止めを救うためにエイワスから聞いた「禁書目録」という言葉を手掛かりに、さらに学園都市から脱出した浜面も滝壺を治療するためロシアの地をさまよっていた。 三者三様の面々は直接的・間接的に関係し合いながらエリザリーナ独立国同盟に近づいていく。
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