「神のお告げ」による蜂起とは? わかりやすく解説

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「神のお告げ」による蜂起

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 04:14 UTC 版)

イヴァイロ (ブルガリア皇帝)」の記事における「「神のお告げ」による蜂起」の解説

1270年代ブルガリアでは民衆の間で皇帝権威失墜しており、またブルガリア北部では長期わたってモンゴルによる収奪繰り返されていた。 イヴァイロは元々貧し農民であり、雇われの豚飼いをして生計立てていた。やがて彼は、自分ジョチ・ウルス王族であるノガイ頻繁な侵入晒されているブルガリアを救う任務を神から与えられたと妄想するうになる仲間の豚飼い農民たちに困苦からの脱出説いて回り1277年義勇軍率いてモンゴル軍に対して数度勝利を収めモンゴル勢力ドナウ川北方押し出したモンゴルに対して勝利をきっかけ皇帝政治に不満を持っていた人間イヴァイロ周り集まり皇帝貴族反乱起こしてタルノヴォ進軍したブルガリア皇帝コンスタンティン・ティフイヴァイロ討伐に向かうが敗北しイヴァイロコンスタンティン捕らえて生け贄動物のように」処刑したコンスタンティン・ティフ率いていた皇帝軍と一部貴族イヴァイロ反乱軍に加わるが、反乱広範囲拡大する抵抗続ける者もおり、首都タルノヴォコンスタンティン未亡人マリア・パレオロゴス・カンタクゼノス(en:Maria Palaiologina Kantakouzene)とその子ミハイルen:Michael Asen II of Bulgaria)の支配下独立保っていた。 しかし、イヴァイロ成功東ローマ皇帝ミカエル8世に不安を抱かせる当初ミカエル8世イヴァイロ反乱貴族間の争い考えてイヴァイロ接近しようとし、自分の娘を嫁がせて婚姻関係結ぼうとした。しかし、反乱が反封建的な性質のものである知ったミカエル8世計画変更し東ローマ宮廷滞在していたブルガリア王族イヴァン・アセン3世に娘のイリニを嫁がせた。彼を帝位就けるために軍隊付けてブルガリア送り返しイヴァン・アセン3世通してブルガリア服属させようとする。

※この「「神のお告げ」による蜂起」の解説は、「イヴァイロ (ブルガリア皇帝)」の解説の一部です。
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