大気エアロゾル粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 20:07 UTC 版)
性状
エアロゾル粒子の粒径は、nmのオーダから100µm程度まで広がっており、その分布は対数正規分布やJungeの分布[2]などで表される。
分類
- 粉塵 (dust):固体粒子が粉砕、研磨、爆破など物理的な破砕過程で生じ、空気中に分散したもの。
- ミスト (mist):微小な液体粒子が空気中に浮遊しているもの。形状は球形をしている。
- フューム (fume)
- 繊維状粒子 (fiber particle)
SPMとPM10
SPMとPM10とは頻繁に混同される。SPMとは、空気動力学径が10µm以下の粒子であり、日本の環境基準値の対象となる定義である。
PM10とは、空気動力学径10µmにおいて捕集効率が50%(50%カットオフ粒径が10µm)となる粒子であり、世界中で一般に用いられる定義である。
つまり、PM10にはSPMよりも大きい粒子もわずかに含まれる。
参考文献
関連項目
外部リンク
- Aerosols (英語) - Encyclopedia of Earth「エアロゾル」の項目。
- 日本エアロゾル学会
- ^ a b 高橋幹二 著、日本エアロゾル学会 編 『エアロゾル学の基礎』森北出版、2003年、8-9頁。ISBN 4-627-67251-9。
- ^ 高橋幹二 著、日本エアロゾル学会 編 『エアロゾル学の基礎』森北出版、2003年、126頁。ISBN 4-627-67251-9。
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