アグン山とは? わかりやすく解説

アグン山

インドネシア・バリ島の北東にある3000メートル級の火山1960年代大規模に噴火しており、その規模世界最大級だったと言われている。2017年半ばにも火山活動活発化する傾向見せており、同年9月には近辺住民避難勧告出されている。

アグン‐さん【アグン山】

読み方:あぐんさん

Gunung Agungインドネシア南部バリ島東部にある活火山標高3142メートル安山岩質の成層火山であり、19世紀以降、5回の大噴火記録され1963年には火山泥流などによって1870人の死者出た聖なる山とされ、西部中腹には同島におけるヒンズー教寺院総本山ブサキ寺院が建つ。アグン火山


アグン山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 23:08 UTC 版)

アグン山(アグンさん、インドネシア語: Gunung Agung)とは、バリ島の北東部に位置する成層火山である。標高は3,014mで同島で最も高く(3,314m表記もみられる)[2]、国内に14座ある3000m級の火山のうち11位の高山である。名前も「最高」を意味し[3]、古くより聖なる山として崇拝の対象で、周囲にはバリ・ヒンドゥーの寺院が多い。


注釈

  1. ^ インドネシア火山地質災害対策局による1963年噴火後の標高。他サイトでは3142m表記も多い。
  2. ^ 噴火による直接的な被害として、死者1,022名、破壊家屋7,699戸、1963年3月から1964年6月までの泥流で死者155名、1964年6月から1965年12月の泥流では死者13人、とする日本語文献(土志田ら2013)もある。死者数については文献によって差異があるが概ね2,000人以下である。

出典

  1. ^ a b c d e G. Agung - インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)、2017年9月閲覧
  2. ^ アンソニー・テイラー『世界の聖地バイブル : パワースポット&スピリチュアルスポットのガイド決定版』ガイアブックス、産調出版、34ページ、2011年、ISBN 978-4-88282-780-1
  3. ^ Agung - Smithsonian Institution: Global Volcanism Progr、2017年9月閲覧
  4. ^ a b c Agung - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program、2017年9月閲覧
  5. ^ a b 土志田潔, 竹内晋吾, 古川竜太 ほか、スンダ弧バリ島地域の長期火山活動史およびバツールカルデラ火山外輪山・アグン火山の形成時期の解明 『日本地質学会学術大会講演要旨』第120年学術大会(2013仙台) セッションID:R3-P-5, doi:10.14863/geosocabst.2013.0_443
  6. ^ a b c d Stephen SelfMichael R. Rampino (2012). “The 1963–1964 eruption of Agung volcano (Bali, Indonesia)”. Bulletin of Volcanology volume 74: 1521–1536. https://link.springer.com/article/10.1007/s00445-012-0615-z 2018年7月2日閲覧。. 
  7. ^ 巽好幸 (2017年9月23日). “バリ島アグン火山、警戒レベル最高に 日本列島への影響は?”. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/099fdc8dad162a7a7731e15406a5e307378cfff0 
  8. ^ 小野晃、火山噴火と気候 『地学雑誌』 92巻 7号 1984年 p.533-541, doi:10.5026/jgeography.92.7_533
  9. ^ インドネシア:バリ島アグン山の警戒レベル引き上げに伴う注意喚起(新規)”. 海外安全情報(スポット情報). 2018年7月2日閲覧。
  10. ^ “バリ島アグン山が噴火=約半世紀ぶり-インドネシア”. 時事通信. (2017年11月21日). https://web.archive.org/web/20171121153939/https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112101125&g=int 
  11. ^ 旅行客7万人に影響=当局、住民の避難急ぐ-バリ島アグン山噴火・インドネシア”. ジャカルタ時事 (2017年11月27日). 2018年2月26日閲覧。
  12. ^ バリ島アグン山がマグマ噴火=半径2キロに溶岩-インドネシア”. 時事通信社 (2018年7月3日). 2018年7月2日閲覧。


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