与党とは? わかりやすく解説

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政権与党

別名:与党
英語:government party、party in power

政党政治において、政権についている政党のこと。あるいは、政権についている政党を支持している政党のこと。単に与党ということが多い。

2011年9月現在、日本における政権与党には、民主党、国民新党などが挙げられる。

ちなみに、政権与党以外の政党を野党という。2011年9月現在、日本における野党には、自由民主党や公明党、みんなの党などが挙げられる。

関連サイト:
民主党
国民新党

よ‐とう〔‐タウ〕【与党】

読み方:よとう

1 政党政治において、政権を担当している政党。政権与党。政権党。⇔野党。

2 くみする人々。同調する仲間。

「―の一人なる近江人の捕縛より発覚せらるるに至った」〈藤村・夜明け前〉

[補説] 国会では首相を出している政党とその連立政党を、地方議会では首長の所属政党や、首長が無所属の場合は協力的な政党・会派をいう。国会の衆参両院で多数党が異なる場合は、衆院の首班指名が優越とされるため、衆院多数党が与党となり、参院でその党は少数与党となる。この状態を捻れ国会という。また、アメリカでは大統領の所属する政党が与党になるので、上院・下院でともに少数与党となることもある。


与党(よとう)

与党とは、政権についている党のことだ。議会で過半数以上の議席を持っていて、内閣を組織する。また、総理大臣も与党から選出される。

日本では「与党とは自民党のこと」というイメージもある。これは長いこと自民党が与党の座についてきたためだ。最近は、自民党は単独では過半数を取れなくなってきて、公明党と連立したりしている。

逆に野党は、その他の政党すべてだ。野党の最大勢力は民主党で、あと、社民党や共産党、自由党などがある。これらの党は、政権についておらず、「野党」といわれる。

(2000.10.14掲載)


与党

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/26 01:40 UTC 版)

高市早苗の写真
吉村洋文と藤田文武の写真
日本の連立与党
自由民主党・高市早苗総裁(内閣総理大臣)、日本維新の会・吉村洋文代表(左)と藤田文武共同代表(右)
自由民主党、日本維新の会による連立内閣(第2次高市改造内閣)

与党(よとう)は、「政権」を構成し「行政」を担当する政党。対義語は、「野党」。

与党とは、「行政府」を与る(あずかる)あるいは行政府に与する(くみする)政党の意味である[1]。一般には「内閣」を組織している政党を指す。内閣が一党で組織される場合には単独内閣、内閣が複数党で組織される場合には「連立内閣」とよばれ、また、内閣には加わらないものの内閣の方針を基本的に支持する形をとる場合には「閣外協力」と呼ぶ[2]。与党の要件は党として現在の政権を恒常的に支持し、政権協定などの形で参与することである。日本では一般的には政権を担っている政党を指して用いられている[3]。

日本では明治時代に、藩閥が政府を支配することを前提として、議会で藩閥に近い立場の吏党と民権運動に近い立場の民党の区別があったが、藩閥の力が衰え政党政治が始まった頃から、これに代わるものとして「与党」「野党」という言葉が用いられるようになった[4](大正デモクラシーも参照)。明治時代には「在朝党」と呼ぶ報道もある[5]。

なお、自由選挙が行われていない国における執権政党は与党とは呼ばれない。ヘゲモニー政党制を参照。

英語

イギリスでは政権を担う政党は「政権党」 (government)、担わない政党は「反対党」 (opposition) と呼ばれる[6]。

冒頭の通り、日本では「与党」は一般的には政権を担っている政党を指して用いられているが、イギリスなどとは異なり、日本では「政府・与党連絡会議」のように政府 (government) とは区別して用いられている[7]。

日本の英字新聞では与党に相当する語として ruling party (支配する党)を使うことが多い。

一元代表制の場合の与党

議院内閣制のように内閣が議会の多数派を基盤として成立し、民意が一元的に表れるシステムを一元代表制と呼ぶ[8]。英連邦王国や日本、ドイツなどの議院内閣制の国においては、行政府の存立には議会(多くは下院)の信任を要し、通常、議会多数派が政権を担い与党となっている。一般に議院内閣制の下では与党は基本的に議会で多数を占めているが、与党内の分裂あるいは連立与党間の連立解消も生じることがあり[9]、これによって少数与党に転落しているケースもある。また英連邦王国など、元首がまず内閣を任命し、後に議会が信任の可否を判断する制度の国でも、連立工作で過半数を得た勢力がない場合に当初より少数与党の内閣が発足する場合もある。

明治憲法下の日本において憲政の常道により内閣が任命されていた時代では、過半数を制しているか否かに関わらず衆議院第1党が内閣を構成し、政局により内閣が倒れた場合は第2党が内閣を構成していたため、発足当初からの少数与党のケースが頻発した。

日本国憲法下の内閣総理大臣指名選挙では与党第1党の党首が内閣総理大臣に指名されること大半だが、連立政権の場合指名されるのは第1党の党首からと限らない。1993年の非自民・非共産連立政権では与党第1党の日本社会党の党首村山富市ではなく日本新党の細川護熙が指名され(細川内閣)、1994年の自社さ連立政権では与党第1党の自由民主党の党首河野洋平ではなく日本社会党の村山富市が指名された(村山内閣)。

細川内閣
村山内閣

二元代表制の場合

これに対してアメリカ型大統領制のように大統領(首長)と議会とは別々に選出され民意が二元的に表れるシステムは二元代表制と呼ばれる[8]。このような政治制度の場合には必ずしも議会多数派が政権を担っているわけでなく、また議会が二院制であれば上下両院で多数派が異なっていることもある。アメリカでは議会の多数党と大統領の所属政党が一致するとは限らない。また議会では多数党・少数党といった分け方がなされることもあるが、上下両院で多数派が異なっていることも多いということもあって、通常、「共和党」あるいは「民主党」といった政党の固有名詞が使われるにとどまる[6]。アメリカの政治ニュースが日本で報道される場合に「◯◯政権の与党・□□党」といった表現が用いられる(この場合大統領の所属政党を指す)ことがあるが、アメリカではこれに対応する表現は見つけがたい[6]。日本の地方公共団体も二元代表制だが、首長が無所属の場合でも議会でその政策を恒常的に支持している政党や会派があるときはそれらを実質的に「与党」と表現することがある[10][11]。

経済同友会は、本来行政の長と議会がそれぞれ独立して住民を代表すべき地方の二元代表制の下で、議会が十分に行政を監視できず、事実上の与党となりがちだと警告した[12]。

民主国家における長期与党政党

日本で与党を経験した政党の一覧

政権(連立政権)で与党に入った経験がある政党と、それらが与党であった期間の一覧である。

現在の与党

2025年(令和7年)10月21日現在の政権与党は以下の通りである。

政党 与党の期間 党首 内閣総理大臣 過去の内閣総理大臣
自由民主党 1955-1993, 1994-2009, 2012- 高市早苗(総裁) 鳩山一郎・石橋湛山・岸信介・池田勇人・佐藤栄作・田中角栄・三木武夫・福田赳夫・大平正芳・鈴木善幸・中曽根康弘・竹下登・宇野宗佑・海部俊樹・宮澤喜一・橋本龍太郎・小渕恵三・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三・福田康夫・麻生太郎・菅義偉・岸田文雄・石破茂
日本維新の会 2025- 吉村洋文(代表)
藤田文武(共同代表)

過去に与党を経験した政党

太字表記は、2025年(令和7年)10月21日時点で現存する政党である。

政党 与党の期間 過去の内閣総理大臣
自由党 (日本 1890-1898) 1896
進歩党 (日本 1896-1898) 1896-1897
憲政党 1898 大隈重信
立憲政友会 1900-1901, 1906-1908, 1911-1912, 1913-1914, 1918-1924, 1924-1925, 1927-1929, 1931-1934, 1936-1937, 1937-1940 伊藤博文・西園寺公望・山本権兵衛・原敬・高橋是清・田中義一・犬養毅
立憲同志会 1914-1916 大隈重信
憲政会 1924-1927 加藤高明・若槻禮次郎
革新倶楽部 1923-1924, 1924-1925
立憲民政党 1929-1931, 1932-1937, 1937-1940 濱口雄幸・若槻禮次郎
昭和会 1935-1937
国民同盟 1937-1940, 1940
大政翼賛会 1940-1945 近衛文麿・東條英機・小磯國昭・鈴木貫太郎
翼賛政治会 1942-1945
大日本政治会 1945
日本進歩党 1945-1947 幣原喜重郎
日本自由党 1945-1947 吉田茂
日本社会党 1947-1948, 1993-1994, 1994-1996 片山哲・村山富市
民主党 (日本 1947-1950) 1947-1948, 1949-1950 芦田均
国民協同党 1947-1948
民主自由党 1948-1950 吉田茂
自由党 (日本 1950-1955) 1950-1954 吉田茂
日本民主党 1954-1955 鳩山一郎
新自由クラブ 1983-1986
日本新党 1993-1994 細川護熙
新生党 1993-1994 羽田孜
公明党 1993-1994, 1999-2009, 2012-2025
民社党 1993-1994
新党さきがけ 1993-1994, 1994-1996
社会民主連合 1993-1994
民主改革連合 1993-1994
自由党 (日本 1994) 1994
社会民主党 1996, 2009-2010
自由党 (日本 1998-2003) 1999-2000
保守党→保守新党 1999-2003
民主党 (日本 1998-2016) 2009-2012 鳩山由紀夫・菅直人・野田佳彦
国民新党 2009-2012

脚注

注釈

  1. ↑ 自由民主党が野党に下野した時期の政権は1993年-1994年の非自民連立政権と2009年-2012年の民主党政権である。

出典

  1. ↑ なるほどヒヨコ:与党と野党の違いは?. 毎日新聞(2019年5月16日) . 2024年6月20日閲覧。
  2. ↑ 橋本五郎, 飯田政之 & 加藤秀治郎 2006, p. 72.
  3. ↑ 飯尾潤 2007, p. 78.
  4. ↑ “余録:初期の帝国議会は藩閥政府寄りの「吏党」と…”. 毎日新聞 (2024年9月25日). 2024年11月2日閲覧。
  5. ↑ “(ことばの広場)与党と野党 「吏党・民党」の後 大正期に定着”. 朝日新聞デジタル (2016年7月8日). 2024年11月2日閲覧。
  6. 1 2 3 飯尾潤 2007, p. 79.
  7. ↑ 飯尾潤 2007, p. 79-81.
  8. 1 2 飯尾潤 2007, p. 18.
  9. ↑ 西尾勝 2001, p. 103.
  10. ↑ 飯尾潤 2007, p. 80.
  11. ↑ “時事用語事典”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2024年11月2日閲覧。
  12. ↑ 厳格な二元代表制に向けた 地方議会の改革を

参考文献

  • 飯尾潤『日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ』中央公論新社(中公新書)、2007年。ISBN 9784121019059。 
  • 西尾勝『行政学』(新版)有斐閣、2001年。 ISBN 9784641049772。 
  • 橋本五郎、飯田政之、加藤秀治郎『Q&A日本政治ハンドブック : 政治ニュースがよくわかる!』一藝社、2006年。 ISBN 4901253794。 

関連項目


与党

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:04 UTC 版)

名詞

与党(よとう)

  1. 民主的な選挙制度が担保される下、議会において行政府を支持する政党等の政治集団。議会民主制においては、原則として下院の多数派であるが、その他大統領制などの下では議会における多数派とは限らない。
  2. (比喩)リーダーシップをとるものを支持する集団。

関連語

翻訳


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