erode
「erode」とは、侵食する・腐食する・損なうことを意味する英語表現である。
「erode」の基本的な意味
「erode」とは、主に「侵食する」「形成する」「摩滅させる」「腐食させる」「むしばむ」「除去する」「損なう」などを意味する英語表現。品詞は動詞であり、他動詞または自動詞としての用法がある。地学分野での「(土地を)侵食する」「形成する」や医学分野での「(潰瘍などにより)むしばむ」「除去する」といった使い方がある。派生形に名詞「erosion(浸食)」、形容詞「erosive(浸食性の)」がある。「erode」の語源
「erode」は、名詞「erosion」の動詞形である。「erosion」の語源は、フランス語の「erosion」、ラテン語の「erosionem(かじり続ける、消費する)」。語根としては「ex(外に)」「rodere(噛む、消耗する)」から成る単語である。語源が同じ単語で「rodent」は形容詞で「かじる」、名詞で「(ネズミやリスなどの)齧歯動物」という意味がある。「erode」の発音・読み方
「erode」の発音記号はイギリス英語で「ɪˈrəʊd」、アメリカ英語で「ɪˈroʊd」で、中間の「-ro-」にアクセントが置かれる。カタカナで表記する場合、イギリス英語で「イラォゥドゥ」、アメリカ英語で「イロォゥドゥ」のような音になる。「erode」の覚え方
「erode」を語呂合わせで覚える方法としては、庭にある土の山を維持しようと努力する人がいて、「慰労(ero)しても、叩いて労っても、土(de)が雨や風で侵食されていく」と嘆いている様子をイメージする、というものがある。「erode」の類語
「erode」の類語は、「侵食する」の意味で、「disintegrate(崩れる)」「deteriorate(劣化する)」「corrode(むしばむ)」がある。「損なわれる」の意味で、「destroy(破壊する)」「consume(破壊される、荒廃する)」「spoil(損なう)」「crumble(崩壊する)」が挙げられる。また「劣化させる」の意味では、「weaken(衰弱する)」「undermine(弱体化させる)」「diminish(損なう)」がある。「erode」の活用形
動詞「erode」の活用形は、三人称単数現在形が「erodes」、過去形・過去分詞が「eroded」、現在分詞が「eroding」となる。「erode」を含む英熟語・英語表現
「erode the value of」とは
「erode the value of ~」とは、「~の価値を損なう」を意味する英語表現である。例えば以下のような文章がある。「These huge price rises can steadily erode the value of your wealth.(こうした膨大な価格上昇は、あなたの富の価値を確実に低下させることになる)」「It would erode the value of savings and reduce real incomes.(貯蓄の価値を損ない、実質所得を減少させることになる)」
「erode confidence」とは
「erode confidence」とは、「信頼を損なう」「自信を失わせる」を意味する英語表現である。次のように用いられる。「Bribery, violations of export and import laws erode confidence in the marketplace.(贈収賄、輸出入法違反で市場の信頼が失墜する)」「Initially reasonable, this can erode confidence and crush creativity.(最初は合理的でも、それが自信を失わせ、創造性を潰してしまうことがある)」
「erode the status of」とは
「erode the status of ~」とは、「~の地位が低下する」を意味する英語表現である。例えば以下のような文章に用いられる。「The combination of retirements will further erode the status of minority chemistry faculty members.(退職者が重なれば、少数派の化学教員の地位はさらに低下する)」
「erode」の使い方・例文
「侵食する」「むしばむ」「侵食される」というときは、後ろに前置詞awayを伴って使用する。「At that time local sediments were being eroded away rather than deposited.(当時は、土地の沈殿物が堆積するのではなく、浸食されていた)」「Several formations were mostly eroded away following two major periods of uplift.(いくつかの地層は、2度の大きな隆起を経て、ほとんどが浸食されてしまった)」損なわれるという意味で、次のような使い方がある。「With the introduction of these regulations, this important feature has been eroded.(これらの規制の導入により、この重要な特徴が損なわれている)」「To ensure future growth does not erode the savings.(将来の成長で貯蓄が損なわれないようにする)」
削るという言い方では、次のように用いられる。「Top-line revenue will erode, but the partners margin is intact.(トップラインの売上は削減されるが、パートナーズのマージンはそのままである)」
「信頼を損なう(erode trust)」という表現では、以下のような文章がある。「Erode trust in financial and political institutions.(金融や政治制度に対する信頼が損なわれる)」「The gulf between the sentences imposed and those served erodes trust in the criminal justice system.(刑期と刑の執行の間にある溝は、刑事司法制度に対する信頼を失わせる)」
「erode」は、医療用語で「むしばむ」「除去する」「侵食する」などを意味する。例えば以下のような表現がある。「This lesion may erode a neighbouring bronchus or blood vessel.(この病変は、隣接する気管支や血管をむしばむ可能性がある)」「The eroded skin surface in the surroundings of the open wound.(開いた傷の周囲にある、浸食された皮膚表面)」
名詞形「erosion」は、皮膚や粘膜に生じる症状の「びらん」を指す単語であり、「erode」は「びらんが生じる」という使い方がある。「We report a rare case of eroding the distal phalanx.(指先の骨にびらんを生じた稀な症例を報告する)」「Picture of gastric mucosal surface erosion.(胃粘膜表面に生じたびらんの写真)」
イーロードゥ
イーロードゥ ஈரோடு Erode | |
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イーロードゥを流れるカーヴィリ川 | |
愛称 : Powerloom City of India | |
位置 | |
座標 : 北緯11度21分0秒 東経77度44分0秒 / 北緯11.35000度 東経77.73333度 | |
行政 | |
国 | ![]() |
州 | タミル・ナードゥ州 |
県 | イーロードゥ県 |
市 | イーロードゥ |
市長 | K. Kumar Murugesh |
地理 | |
面積 | |
市域 | 160.15 km2 |
標高 | 183 m |
人口 | |
人口 | (2011年現在) |
市域 | 156,953 [1]人 |
都市圏 | 521,776 [2]人 |
その他 | |
等時帯 | IST (UTC+5:30) |
イーロードゥ(タミル語: ஈரோடு、英語: Erode)は、インド南部のタミル・ナードゥ州にある都市。イーロードゥ県の県庁所在地であり、同県イーロードゥ郡の中心都市である。
地理
イーロードゥは北緯:11°21' 東経:77°44' にあり、パヴァーニとともにカーヴィリ川中流の中心都市の一つである。起伏のある平原が、西から東に向かってなだらかに下降している。
気候
西からの風が一年を通じて西ガーツ山脈南端の高地を越えて来るため、フェーン現象により気候は乾燥しており、雨季以外の降水量が比較的少ない。
3月から5月にかけて暑く、5月に気温は最高を記録し、雨も少ない。6月から8月にかけては猛暑も少し和らぎ、9月頃には雨も多くなる。10月から11月は雨季で雨が多く気温が下がり、12月から2月には再び雨が少なくなるが、涼しく乾燥した過ごしやすい気候となる。
政治
イーロードゥでは、2001年の統一地方選挙ではAIADMKのK・S・テンナラスが当選したが、2006年の統一地方選挙ではDMKのNkk・P・ラージャンが当選した。
経済
イーロードゥは地方経済の中心地であり、周辺地域で多く栽培されるターメリックの集散地である。
織物業も盛んであり、サリーなどの絹織物、ドーティやルンギなどの綿織物、ターメリックを用いた染物など、多様な織物業が発達しており、「インドの力織機」(Powerloom City of India) という愛称も有している都市となっている。
交通
- 県外
- チェンナイまで 400km
- ティルッチラーッパッリまで 143km
- マドゥライまで 206km
- コーヤンブットゥールまで 89km
- カンニヤークマリまで 530km
- カルールまで 93km
- 県内
- パヴァーニまで 10km
脚注
- ^ “Provisional Population Totals, Census of India 2011 - Cities having population 1 lakh and above” (PDF) (英語). インド内務省. 2013年8月12日閲覧。
- ^ “Provisional Population Totals, Census of India 2011 - Urban Agglomerations/Cities having population 1 lakh and above” (PDF) (英語). インド内務省. 2013年8月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- イーロードゥ市公式サイト (英語)
- erodeのページへのリンク