価格上昇とは? わかりやすく解説

価格上昇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:28 UTC 版)

石油」の記事における「価格上昇」の解説

可採年数は、原油価格上がる伸びるという特性がある。それは、原油価格変化すると『採掘可能な埋蔵量』が変化するためである。以下に例を示す。 ある油田は1バレルあたり採掘コスト30ドルかかるとする。このとき、もし原油価格が1バレルあたり10ドルならば、この油田採算合わないため『採掘可能な埋蔵量』には含まれない。しかし、もし原油価格が1バレル50ドル上昇すれば、この油田充分採算に合うため『採掘可能な埋蔵量』に含まれることになる。 現在の採掘技術コスト考えず採掘行えば、あと数百年分埋蔵されているとも言われるが、石油取り巻事情は常に変化し続ける。また、埋蔵量各国自己申告であり、政治的な理由かさ上げ何度も判明してきた。 人類採掘可能な石油埋蔵量究極可採埋蔵量という。1970年代にはこれは2兆バレル考えられており、また、その時点での既発見の埋蔵量1兆バレル考えられていた。しかし、現在ではこれは3兆バレル68年分)と考えられている。需要今後拡大する思われる石油だが、わざと供給をなるべく小さくして原油価格上げようとしているのでは無いかという意見聞かれる

※この「価格上昇」の解説は、「石油」の解説の一部です。
「価格上昇」を含む「石油」の記事については、「石油」の概要を参照ください。

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