ZW38 オメガレックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 05:13 UTC 版)
「ゾイドワイルドのゾイド一覧」の記事における「ZW38 オメガレックス」の解説
オメガレックスOMEGA REX番号 ZW38 所属 真帝国軍→合同軍(ZERO)レッドケルベロス(2)帝国軍(バトハン戦記) 種族 ティラノサウルス種 骨格分類 2足巨大恐竜骨格 サイズ/動力 XL型/モーター動力 兵器解放技 荷電粒子砲 発掘地域 大陸中央部 火山地帯 全長 12.3m 全高 6.5m 体重 161.4t 最大スピード 165km/h IQ 114 ライダー ハンナ・メルビル(ZERO)フランク・ランド(ZERO)アルドリッジ(ZERO)ディアス(ZERO)ギャラガー13世(2) 能力チャート表 スピード 6アタック 10IQ 8スタミナ 7ディフェンス 8ワイルドブラスト 10 ティラノサウルス種の巨大ゾイド。 長距離攻撃を行うために開発された兵器ゾイドで、ティラノウルス種の大型ゾイドのパワーを利用して体内で荷電粒子を生成することに成功している。兵器解放技でもある荷電粒子砲は、外気から取り込んだ特殊な粒子を体内で荷電粒子にエネルギー変換し、それを亜光速まで加速させて撃ち出す圧倒的威力を持つ兵器。荷電粒子砲は連射できないため次弾発射まではチャージ時間が生じるが、その間に敵に隙を晒さないために、両用速射砲や誘導ミサイルなどの重火器を複数搭載しており、結果的に全ゾイド中最強と言われる砲撃力(破壊力)を手に入れた。 なおアニメ『ゾイドワイルドZERO』では、リアルムービングキットより遥に大きなゾイドとして設定されているほか、サリーから奪ったペンダントの力により荷電粒子砲を連射したり防御バリアを展開したりする能力まで持っている。ランドが搭乗した際に敗れた後に真帝国側についたジャミンガにより復活させられたときには荷電粒子砲が使用不能となっており、ミサイルも搭載されていなかったがジェノスピノのロングキャノンが搭載されていた。合同軍により倒された後は回収され、ペンダントに依存しない本来の仕様の荷電粒子砲を使うこととなる。 武装・装備 Z-Oバイザー 視界を抑制して兵器として制御するためのバイザー。 荷電粒子砲 口内に備える荷電粒子砲。荷電粒子を亜光速まで加速して発射する。その攻撃は対象を原子レベルで分解するため、物理的な装甲では防げないとされる。 対地対空両用速射砲 仰角を変えることで対地・対空に両用が可能な2門の速射砲。 A-Z3連誘導ミサイル 目標を自動追尾する大型ミサイル。3連装を2基装備している。 粒子強制吸入ファン 大気中から特殊な粒子を取り込むファン。この粒子を、体内でエネルギー変換・増幅することで荷電粒子砲のエネルギーとしている。荷電粒子砲発射時には上部に起き上がる構造になっている。アニメではこの下の部分にペンダントユニットを内蔵したジェネレーターパーツ が取り付けられており、強大なエネルギーを供給すると共に頑強なバリアを発生させて吸入ファンを防護している。 集束シールド 荷電粒子砲発射時に、粒子の集束を行うためのシールド。通常は胴体側面に折りたたまれて盾の役目を果たすが、兵器解放で荷電粒子砲の発射態勢に入る時には前方に展開される。 エンパイアカーボンアーマー 帝国で開発された特殊炭素繊維を含有している装甲。耐衝撃性、耐熱性、ステルス性に優れる。 起動骨 腰部にあるゾイドに刺激を与える骨 。 劇中の活躍 ゾイドワイルドZERO ジェノスピノと同様の超巨大ゾイドとしてラプス島から発掘される。デスレックスの突然変異種とされ、荷電粒子発生器官はゾイド自身が内包しているものの荷電粒子エネルギー生成時の負荷に耐えきれずに自滅してしまったとランド博士の推察した。当初ランドは、リジェネレーションキューブを組み込んで弱点を補おうとしていたが、サリーから奪取したペンダントを利用して世界各地に眠るキューブから無尽蔵にエネルギー供給をさせることで問題を完全に解決させた。 第24話ではハンナがテストパイロットとして乗り込んで起動し、復元が不完全な状態ながら外部接続されたペンダントによるバリアで共和国・帝国合同軍の総攻撃を跳ね返し、荷電粒子砲の威力を見せつけた。秘密基地で復元が完了したオメガレックスは、粒子強制吸入ファンの下にジェネレーターパーツを搭載。パーツ周辺部には、ライジングライガーやジェノスピノのワイルドブラストの直撃すら防ぐバリアが展開される。第29話では対決したジェノスピノに対しては優勢に戦って大きなダメージを負わせるが、集束シールドを破損したために一時撤退。第30話ではランド自らがライダーとなり、荷電粒子砲を使って海底から地下を掘り進んでネオゼネバスシティを奇襲。帝国軍防衛部隊を蹴散らし、帝国首都の移民船を射抜き、駆けつけたジェノスピノを激闘の末にトドメを刺す直前まで追い込んだ。ライジングライガーのグラビティキャノンによる狙撃も初弾には耐えたが、ボーマン博士の開発したデフレクターによりジェネレーターが機能停止し、エネルギー供給が止まったところで2発目のグラビティキャノンにより倒された。 真帝国基地へパイロット無しで自力で戻ってきた後、合同軍制圧のためにジャミンガの手により修復されて三度合同軍と対決。搭乗者はジャミンガの洗脳をも受け入れたアルドリッジで、荷電粒子砲は使えないものの格闘能力とロングキャノンで合同軍ゾイドを圧倒。しかし顎部分にある衝撃感知による自動停止機能を見抜かれロングバスターキャノンによる攻撃で活動を停止し、合同軍に回収され荷電粒子砲はペンダント装着時のようにノーリスクで連発はできないものの発射できるようになった。 ゼログライジスがランドとイレクトラ・ゲイトの手により復活し、謎の物体に包まれた際にはディアスが搭乗し、ギレルの搭乗するジェノスピノと共に現地に空輸され、ゾイドを石化させる光を放つゼロファントスに苦戦する合同軍の前線に登場。光の影響を全く受けずにゼロファントスを踏みつけ一撃で倒すなど存分に力を発揮し、ジェノスピノがジェノソーザーでゼログライジスを包む物体を切り裂いた後、荷電粒子砲で内部を破壊した。しかしゼログライジスは完全進化を遂げて現れ、圧倒的な力の前にジェノスピノ共々歯が立たず、連携による荷電粒子砲もグライジスコアに吸収され、そこから現れたリングが発生させる疑似ブラックホールにジェノスピノと共に吸い込まれてしまう。 ゾイドワイルド2 レッドケルベロスのギャラガー13世の乗機として登場。空輸により単機でキョートーのアキババラに出現、一般市民に対して無差別攻撃を開始する。駆けつけて来たカイのライジングライガーや三獣士と対決する。 同作における荷電粒子砲は、数百年前の古代技術により開発された「悪魔の雷」と呼ばれるほどの兵器で、国際条約で禁止されている。 ゾイドバトルカードハンター Z-03弾で登場。『バトハン戦記』においてアダマン領域アドウ大陸でオメガレックスと思われるゾイドコア反応が発見される。共和国軍の調査隊より早く大規模な精鋭部隊を投入した帝国軍により、カルグン火山帯にて復元が開始される。目覚めたオメガレックスの荷電粒子砲は共和国軍を壊滅状態に追い込むが、シャイニングランス隊のライガー・ジ・アーサー(とプレイヤー)の活躍で洞窟に生き埋めになった。
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