STS-100とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > STS-100の意味・解説 

STS-100

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 20:56 UTC 版)

STS-100
徽章
ミッションの情報
ミッション名 STS-100
シャトル エンデバー
発射台 39-A
打上げ日時 2001年4月19日, 18:40:42 UTC
着陸または着水日時 2001年5月1日, 16:11:56 UTC, EAFB
ミッション期間 11日21時間31分14秒
高度 320 km
軌道傾斜角 51.6 度
乗員写真
年表
前回 次回
STS-102 STS-104

STS-100は、国際宇宙ステーション (ISS) の組み立てと補給を目的としたアメリカ合衆国スペースシャトルエンデバーのミッションである。

搭乗員

ミッション・パラメータ

ISSとのドッキング

宇宙遊泳

  • ハドフィールドとパラジンスキー - EVA 1
    • EVA 1 開始: 2001年4月22日 - 11:45 UTC
    • EVA 1 終了: 4月22日 - 18:55 UTC
    • 期間: 7時間10分
  • ハドフィールドとパラジンスキー - EVA 2
    • EVA 2 開始: 2001年4月24日 - 12:34 UTC
    • EVA 2 終了: 4月24日 - 20:14 UTC
    • 期間: 7時間40分

ミッションの注目点

カナダアーム2

このミッションの最優先事項は、カナダアーム2の取り付け、始動、点検であった。国際宇宙ステーション (ISS) の組み立てを続けていくためにはカナダアーム2の運用が重要であり、後のシャトル STS-104エアロックを取り付けるのにも必要だった。カナダアーム2の最後の部品は、STS-111 で ISS に取り付けられたモービル・ベース・システム (MBS) である。

エンデバーのミッションで他の主な任務は、ラファエロ補給モジュールを ISS に結合させ、ISS との間で積荷を移し替え、シャトルの貨物室にラファエロを結合し直すことであった。ラファエロはイタリア宇宙機関が開発した3基の多目的補給モジュールの2基目である。3月のSTS-102では、レオナルドモジュールが打ち上げられて帰還している。

宇宙遊泳で外部に取り付けるUHF通信アンテナや予備の電子部品といった、ISS への機器の転送も任務の一部であった。補給品や水の ISS への積み込み、実験装置やラックの複合施設への積み込み、ISS から地球に持ち帰る物資の積み込みも行なわれた。

また、ISS の高度を上げる軌道制御(ブースト)や、複合施設の調査のために周囲を飛行して、貨物室IMAXカメラでの撮影も行なわれた。

任務はすべて事故もなく完了し、5月1日の再突入と着陸も無事に終わった。

このミッションでクリス・ハドフィールド飛行士は、カナダ人としては初の宇宙遊泳を行なった。

外部リンク



このページでは「ウィキペディア」からSTS-100を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からSTS-100を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からSTS-100 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「STS-100」の関連用語

STS-100のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



STS-100のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSTS-100 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS