SM(スーパーマーケット)事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 09:03 UTC 版)
「イオングループ」の記事における「SM(スーパーマーケット)事業」の解説
この事業には、小型店を運営する企業が含まれる。店舗ブランドなどの詳細は各社の項やイオングループの商業ブランドを参照。 ミニストップ - コンビニエンスストア。関東・中部を中心に、東北・近畿・四国・九州の一部の27都府県に展開する(2019年2月現在)。 イオンマーケットインベストメント - 首都圏でスーパーマーケット事業を展開する U.S.M.H の持株会社。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス - 2015年3月2日にイオン株式会社と丸紅の共同出資によって設立し、マックスバリュ関東・マルエツ・カスミの3社が経営統合した持株会社。略称である U.S.M.H を用いることが多い。マックスバリュ関東 - 千葉県、東京都、埼玉県、神奈川県(一部店舗のみ)にてマックスバリュ、マックスバリュエクスプレスを運営。2013年5月からはイオンエブリから「つるかめランド」の一部店舗を継承しており、同店舗ブランドの運営も手掛けるようになったが、順次マックスバリュ・マックスバリュエクスプレスへ屋号変更し、統一された。 マルエツ - 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県にてマルエツ、マルエツ プチ、リンコスなどを運営。かつての親会社ダイエーの経営再建の過程で、丸紅およびイオン株式会社と資本業務提携が行われた。イオン株式会社が筆頭株主、のちに持分法適用関連会社になった経緯がある。2002年にマイカルから食品スーパーのポロロッカを買収している。 カスミ - 茨城県を中心に、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、東京都にてカスミ、フードスクエア、FOODストッカーなどを運営。2003年にイオン株式会社の持分法適用関連会社となりグループ入り。 イオン東北 - 東北地区のイオン、イオンスタイル、マックスバリュ、ザ・ビッグなどを運営(宮城県と福島県はイオン、イオンスタイルのみの展開)。マックスバリュ東北を前身としており、2014年3月には岩手県内でマックスバリュを展開していたマックスバリュ北東北を吸収合併している。2020年3月に株式交換によってイオン株式会社の完全子会社になるとともに、イオンリテールから東北地区のイオン、イオンスタイル、イオンエクスプレスにおける食品およびデイリーコンビニエンス事業とディベロッパー事業を吸収分割によって承継し、現在の商号に変更された。 マックスバリュ北陸 - 石川県、福井県、富山県、新潟県にてマックスバリュを運営。 マックスバリュ東海 - 静岡県を中心に愛知県、岐阜県、三重県および神奈川県(一部店舗を除く)、山梨県、滋賀県にマックスバリュ、マックスバリュエクスプレス、マックスバリュグランドを運営。前身はヤオハンジャパン(なお、ヤオハンの屋号はマックスバリュへの統一に伴い廃止となった)。2013年3月1日にCFSコーポレーションのスーパーマーケット事業を引き継いだイオンキミサワを、2019年9月1日に三重県を中心にマックスバリュなどを運営していたマックスバリュ中部をそれぞれ吸収合併。2020年から2021年にかけて店舗ブランドが整理され、イオンキミサワから継承したキミサワ、ザ・コンボ、キミサワグラッテ、マックスバリュ中部から継承したミセススマートが屋号変更や閉店により順次運用を終了し、マックスバリュやその派生ブランドへ集約された。 イオンサヴール - 2016年4月にフランスを中心にイタリア・ベルギー・スウェーデン、スイスで展開している冷凍食品専門店「ピカール(Picard)」を運営するPicard Surgelés SAS社との契約に合意し、同年6月にイオンの完全子会社として設立。日本での「ピカール」の展開のほかに、2014年11月から展開する総合スーパー内にコーナーとして出店する業態「Petit Picard」も運営している。 イオンマーケット - 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県)に「ピーコックストア」の屋号でスーパーマーケットを展開。2013年4月に大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングから全株式を譲り受け、完全子会社化。同時に株式会社ピーコックストアから商号変更された。なお、中部地方は一部の店舗をマックスバリュ中部(現・マックスバリュ東海)に譲渡、近畿地方も後述する光洋に継承して順次撤退している。 ダイエー - 総合スーパー「ダイエー」や食品スーパーの「イオンフードスタイル」・「グルメシティ」・「フーディアム」を運営。2011年からはGMS業態での出店を取りやめ、「ダイエー」の店舗ブランドは残しながら、イオングループ内にもともとある「マックスバリュ」に相当するSSM業態やSSMを組み込んだ大型店であるSSM+MD業態の店舗も登場している。経営再建の過程で2007年3月に丸紅との3社間で資本・業務提携が締結されたのに伴って持分法適用関連会社化。プライベートブランド「トップバリュ」もこの流れで導入されており、イオン子会社のイオントップバリュおよびイオン商品調達は丸紅も出資している。なお、イオンの持分法関連会社化後もイオンホームページ内のグループ企業一覧には掲載されていなかったが、2013年4月より掲載されるようになった。株式公開買い付けを経て同年8月にイオンの連結子会社となり、名実ともにイオングループのグループ企業となった。2015年1月にイオンの完全子会社となり、同年3月に子会社のグルメシティ関東とグルメシティ近畿を吸収合併して食品スーパーの運営を一体化。翌月に所属する事業がGMS事業からSM・DS事業となった。2015年9月に北海道・愛知県・九州地区の店舗がグループ内の他企業へ、2016年3月に宮城県・山梨県および関東・関西の一部店舗をイオンリテールへ順次継承したことで、運営エリアが南関東・近畿地区の展開となった。2019年3月に山陽マルナカから大阪府・奈良県及び兵庫県の一部の店舗の運営を引き継ぎ、「マルナカ」も運営するようになったが、2021年12月1日に大阪府・奈良県及び兵庫県の一部の「マルナカ」店舗は屋号を「ダイエー」に変更した。光洋 - 大阪府・兵庫県・京都府で展開するスーパーマーケット。同府県でコーヨー、マックスバリュ(一部店舗除く)、ピーコックストアを運営。2007年12月17日に創業家一族所有の株が、イオン株式会社に譲渡・子会社化されたことにより、イオングループ入り。2008年7月21日にイオン株式会社(当時)直営の京阪神地区のマックスバリュを吸収分割形式によりイオン株式会社より継承。さらに、2016年3月にはイオンマーケットから大阪府と兵庫県の「ピーコックストア」の運営を承継した。2020年3月1日の株式交換によりダイエーの完全子会社となった。 ビオセボン・ジャポン - 2016年6月に、フランスを中心に欧州でオーガニックスーパーマーケット事業を担うビオセボン(フランス語版)を傘下に持つMarne & Finance Europe社との折半出資により設立。2019年、岡田元也CEOの長男・岡田尚也が社長に就任。 まいばすけっと - 都市小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の運営。2012年1月にイオンリテールから東京都と神奈川県の「まいばすけっと」の運営を会社分割によって継承し発足。 いなげや - 東京西部地区中心に展開するスーパーマーケット。イオン株式会社が筆頭株主の提携会社に属し、プライベートブランドの「トップバリュ」も扱われる。「稲毛屋」の名前は、創業者が稲毛三郎重成にあやかったもの。 ベルク - 埼玉県を中心に展開するスーパーマーケット。資本業務提携によりイオン株式会社が筆頭株主となり、後に持分法適用関連会社となる。 フジ - 持株会社。イオン株式会社の持分法適用関連会社であったが、マックスバリュ西日本との経営統合に伴い2022年3月1日に連結子会社化した。フジ・リテイリング - 中国・四国地区で「フジ」を運営。ショッピングセンターである「フジグラン」なども運営している。2022年3月1日にフジから総合小売事業を吸収分割により準備会社へ承継し、商号変更する形で発足した。ユニー・イズミヤ・サンリブと共同開発したプライベートブランド「styleone」があるため、トップバリュは扱っていない。 マックスバリュ西日本 - 兵庫県の一部および中国・四国地区にてマックスバリュ、マックスバリュエクスプレス、マルナカ、ザ・ビッグを運営。2019年3月に、2011年11月にイオン株式会社による発行済株式の取得によってグループ入りしたマルナカおよび山陽マルナカを株式交換により完全子会社化し、2021年3月に両社を吸収合併。2019年3月の株式交換と同時にダイエーへ運営を移管した兵庫県の一部(神戸市灘区・西宮市)および大阪府・奈良県を除く「マルナカ(パワーシティ・スーパーセンター・マールを含む)」の運営を引き継いだ。
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