FileDialogとは? わかりやすく解説

FileDialog イベント


パブリック イベントパブリック イベント

参照参照

関連項目

FileDialog クラス
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader

FileDialog クラス

ユーザーファイル選択するダイアログ ボックス表示します

名前空間: System.Windows.Forms
アセンブリ: System.Windows.Forms (system.windows.forms.dll 内)
構文構文

Public MustInherit Class
 FileDialog
    Inherits CommonDialog
public abstract class FileDialog : CommonDialog
public ref class FileDialog abstract : public
 CommonDialog
public abstract class FileDialog extends CommonDialog
public abstract class FileDialog extends
 CommonDialog
解説解説

FileDialog は、OpenFileDialog クラスと SaveFileDialog クラス共通する動作定義する抽象クラスです。このクラスは、直接使用するためのものではなく、これら 2 つクラス共通する動作定義してます。FileDialogインスタンス作成できません。クラスパブリックとして宣言されますが、内部抽象メソッド定義されているため、このクラスからは継承できません。ファイル選択または保存を行うためのダイアログ ボックス作成するには、OpenFileDialog または SaveFileDialog使用します

FileDialogモーダル ダイアログ ボックスです。このため、このダイアログ ボックス表示されているときは、ユーザーファイル選択するまでアプリケーション他の機能動作しません。ダイアログ ボックスモーダルとして表示されている場合キーボードマウス クリックによる入力は、ダイアログ ボックスオブジェクトに対してしか発生しません。呼び出しプログラム対す入力発生する前にプログラムが (通常何らかのユーザー操作対す応答として) ダイアログ ボックスを非表示にするか、または終了する必要があります

注意に関するメモ注意

FileDialog派生クラス (OpenFileDialogSaveFileDialog など) を使用するときは、絶対パスを含むリテラル文字列使用しないようにします。代わりに次の表に記載され手法いずれか使用して動的にパス取得します

アプリケーション種類アプリケーション関連付けられたデータの格納方法、およびファイル システムアクセスする理由に応じてディレクトリ パス作成する方法多数ありますパス動的に作成する手法次の表に示します

パスまたはプログラムカテゴリ

使用するクラスメンバ

標準的な Windowsパス (Program FilesMy Documentsデスクトップなど)

これらのパスに関する情報取得するには、System.Environment クラス使用する方法最適です。この場合、SystemDirectory などの静的メソッド使用するか、GetFolderPath メソッドで Environment.SpecialFolder 列挙値の 1 つ指定します

現在のアプリケーション関連するパス

Application クラスに、特定のパス取得するための静的メソッド (StartupPath、ExecutablePath、LocalUserAppDataPath、CommonAppDataPath など) が用意されています。

System.IO.Path の GetTempPath メソッドは、一時フォルダパス返します

System.IO.Directory クラスの GetCurrentDirectory メソッドは、アプリケーション現在の実行ディレクトリ返します

DriveInfo クラスRootDirectory プロパティは、指定したドライブルート ディレクトリ表します

アプリケーション設定として格納されパス

ApplicationSettingsBase から継承したラッパー クラスの、対応するアプリケーション設定プロパティアクセスます。詳細については、「Windows フォームアプリケーション設定」を参照してください

レジストリ ストレージ

一部アプリケーションは、ディレクトリ情報レジストリ格納しますApplication クラスには、CommonAppDataPath プロパティLocalUserAppDataPath プロパティがあり、これを RegistryKey 値に解決できます

ClickOnce アプリケーション

ClickOnce アプリケーションについては、ClickOnceデータ ディレクトリへのポインタ返す UserAppDataPath などの Application クラスメンバ使用します詳細については、「ClickOnce アプリケーションにおけるローカル データおよびリモート データへのアクセス」を参照してください

国際対応アプリケーション

国際対応アプリケーションについては、System.Resources.ResourceReader クラス使用してアプリケーション内の文字列リソースから相対パス部分取得しますグローバリゼーションおよびローカリゼーション詳細については、「エンコーディングローカリゼーション」のトピック参照してください

完全パス作成するために、上記のうち 1 つ上の手法が必要となる場合あります。たとえば、GetFolderPath メソッド使用して My Documents フォルダへのパス取得してから、アプリケーション設定使用して相対サブディレクトリ部分追加する場合あります

System.IO.Path クラスには、絶対パス文字列および相対パス文字列の処理を支援する静的メンバ用意されているのに対し、System.IO.File クラスSystem.IO.Directory クラスには、実際にファイルディレクトリ直接処理する静的メンバが、それぞれ用意されています。

使用例使用例

FileDialogOpenFileDialog 実装使用しダイアログ ボックス作成、そのプロパティ設定、およびダイアログ ボックス表示実行するコード例次に示します。この例では、ShowDialog メソッド使用してダイアログ ボックス表示し、DialogResult を返してます。この例では、フォームButton配置されており、System.IO 名前空間追加されている必要があります

Private Sub button1_Click(sender As
 Object, e As System.EventArgs)
    Dim myStream As Stream
    Dim openFileDialog1 As New
 OpenFileDialog()
       
    openFileDialog1.InitialDirectory = "c:\"
    openFileDialog1.Filter = "txt files (*.txt)|*.txt|All files
 (*.*)|*.*"
    openFileDialog1.FilterIndex = 2
    openFileDialog1.RestoreDirectory = True
       
    If openFileDialog1.ShowDialog() = DialogResult.OK Then
        myStream = openFileDialog1.OpenFile()
        If Not (myStream Is
 Nothing) Then
            ' Insert code to read the stream here.
            myStream.Close()
        End If
    End If
End Sub

private void button1_Click(object sender, System.EventArgs
 e)
{
    Stream myStream;
    OpenFileDialog openFileDialog1 = new OpenFileDialog();

    openFileDialog1.InitialDirectory = "c:\\" ;
    openFileDialog1.Filter = "txt files (*.txt)|*.txt|All files (*.*)|*.*"
 ;
    openFileDialog1.FilterIndex = 2 ;
    openFileDialog1.RestoreDirectory = true ;

    if(openFileDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
    {
        if((myStream = openFileDialog1.OpenFile())!= null)
        {
            // Insert code to read the stream here.
            myStream.Close();
        }
    }
}

private:
   void button1_Click( Object^ /*sender*/, System::EventArgs^
 /*e*/ )
   {
      Stream^ myStream;
      OpenFileDialog^ openFileDialog1 = gcnew OpenFileDialog;

      openFileDialog1->InitialDirectory = "c:\\";
      openFileDialog1->Filter = "txt files (*.txt)|*.txt|All files (*.*)|*.*";
      openFileDialog1->FilterIndex = 2;
      openFileDialog1->RestoreDirectory = true;

      if ( openFileDialog1->ShowDialog() == ::DialogResult::OK
 )
      {
         if ( (myStream = openFileDialog1->OpenFile()) != nullptr
 )
         {
            // Insert code to read the stream here.
            myStream->Close();
         }
      }
   }
protected void button1_Click(Object sender,
 System.EventArgs e)
{
    Stream myStream;
    OpenFileDialog openFileDialog1 = new OpenFileDialog();
    openFileDialog1.set_InitialDirectory("c:\\");
    openFileDialog1.set_Filter(
        "txt files (*.txt)|*.txt|All files (*.*)|*.*");
    openFileDialog1.set_FilterIndex(2);
    openFileDialog1.set_RestoreDirectory(true);
    if (openFileDialog1.ShowDialog().Equals(get_DialogResult().OK))
 {
        if ((myStream = openFileDialog1.OpenFile()) != null)
 {
            // Insert code to read the stream here.
            myStream.Close();
        }
    }
} //button1_Click
継承階層継承階層
System.Object
   System.MarshalByRefObject
     System.ComponentModel.Component
       System.Windows.Forms.CommonDialog
        System.Windows.Forms.FileDialog
           System.Windows.Forms.OpenFileDialog
           System.Windows.Forms.SaveFileDialog
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
FileDialog メンバ
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader

FileDialog フィールド


プロテクト フィールドプロテクト フィールド

  名前 説明
プロテクト フィールド EventFileOk FileOk イベント所有してます。
参照参照

関連項目

FileDialog クラス
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader

FileDialog プロパティ


パブリック プロパティパブリック プロパティ

( プロテクト プロパティ参照)
  名前 説明
パブリック プロパティ AddExtension ユーザー拡張子指定しない場合ダイアログ ボックスファイル名自動的に拡張子付けかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ CheckFileExists 存在しないファイルの名前をユーザー指定した場合に、ダイアログ ボックス警告表示するかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ CheckPathExists 存在しないパスユーザー指定したときに、ダイアログ ボックス警告表示するかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ Container  Component格納している IContainer を取得します。 ( Component から継承されます。)
パブリック プロパティ Site  Component の ISite を取得または設定します。 ( Component から継承されます。)
パブリック プロパティ SupportMultiDottedExtensions 複数ファイル名拡張子を持つファイル表示および保存ダイアログ ボックスサポートするかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ Tag  コントロールに関するデータ格納するオブジェクト取得または設定します。 ( CommonDialog から継承されます。)
パブリック プロパティ Title ファイル ダイアログ ボックスタイトル取得または設定します
パブリック プロパティ ValidateNames ダイアログ ボックス有効な Win32 ファイル名だけを受け入れかどうかを示す値を取得または設定します
プロテクト プロパティプロテクト プロパティ
参照参照

関連項目

FileDialog クラス
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader

FileDialog メソッド


パブリック メソッドパブリック メソッド

( プロテクト メソッド参照)
  名前 説明
パブリック メソッド CreateObjRef  リモート オブジェクトとの通信使用するプロキシ生成必要な情報をすべて格納しているオブジェクト作成します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド Dispose  オーバーロードされますComponent によって使用されているリソース解放します。 ( Component から継承されます。)
パブリック メソッド Equals  オーバーロードされます2 つObject インスタンス等しかどうか判断します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetHashCode  特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用適してます。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetLifetimeService  対象インスタンス有効期間ポリシー制御する現在の有効期間サービス オブジェクト取得します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド GetType  現在のインスタンスType取得します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド InitializeLifetimeService  対象インスタンス有効期間ポリシー制御する有効期間サービス オブジェクト取得します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド ReferenceEquals  指定した複数Object インスタンス同一かどうか判断します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド Reset オーバーライドされますすべてのプロパティ既定値リセットします。
パブリック メソッド ShowDialog  オーバーロードされますコモン ダイアログ ボックス実行します。 ( CommonDialog から継承されます。)
パブリック メソッド ToString オーバーライドされます。 このオブジェクト文字列形式示します
プロテクト メソッドプロテクト メソッド
参照参照

関連項目

FileDialog クラス
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader

FileDialog メンバ

ユーザーファイル選択するダイアログ ボックス表示します

FileDialog データ型公開されるメンバを以下の表に示します


プロテクト フィールドプロテクト フィールド
  名前 説明
プロテクト フィールド EventFileOk FileOk イベント所有してます。
パブリック プロパティパブリック プロパティ
( プロテクト プロパティ参照)
  名前 説明
パブリック プロパティ AddExtension ユーザー拡張子指定しない場合ダイアログ ボックスファイル名自動的に拡張子付けかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ CheckFileExists 存在しないファイルの名前をユーザー指定した場合に、ダイアログ ボックス警告表示するかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ CheckPathExists 存在しないパスユーザー指定したときに、ダイアログ ボックス警告表示するかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ Container  Component格納している IContainer を取得します。(Component から継承されます。)
パブリック プロパティ Site  Component の ISite を取得または設定します。(Component から継承されます。)
パブリック プロパティ SupportMultiDottedExtensions 複数ファイル名拡張子を持つファイル表示および保存ダイアログ ボックスサポートするかどうかを示す値を取得または設定します
パブリック プロパティ Tag  コントロールに関するデータ格納するオブジェクト取得または設定します。 (CommonDialog から継承されます。)
パブリック プロパティ Title ファイル ダイアログ ボックスタイトル取得または設定します
パブリック プロパティ ValidateNames ダイアログ ボックス有効な Win32 ファイル名だけを受け入れかどうかを示す値を取得または設定します
プロテクト プロパティプロテクト プロパティ
パブリック メソッドパブリック メソッド
( プロテクト メソッド参照)
  名前 説明
パブリック メソッド CreateObjRef  リモート オブジェクトとの通信使用するプロキシ生成必要な情報をすべて格納しているオブジェクト作成します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド Dispose  オーバーロードされますComponent によって使用されているリソース解放します。 (Component から継承されます。)
パブリック メソッド Equals  オーバーロードされます2 つObject インスタンス等しかどうか判断します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetHashCode  特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用適してます。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetLifetimeService  対象インスタンス有効期間ポリシー制御する現在の有効期間サービス オブジェクト取得します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド GetType  現在のインスタンスType取得します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド InitializeLifetimeService  対象インスタンス有効期間ポリシー制御する有効期間サービス オブジェクト取得します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
パブリック メソッド ReferenceEquals  指定した複数Object インスタンス同一かどうか判断します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド Reset オーバーライドされますすべてのプロパティ既定値リセットします。
パブリック メソッド ShowDialog  オーバーロードされますコモン ダイアログ ボックス実行します。 (CommonDialog から継承されます。)
パブリック メソッド ToString オーバーライドされます。 このオブジェクト文字列形式示します
プロテクト メソッドプロテクト メソッド
パブリック イベントパブリック イベント
参照参照

関連項目

FileDialog クラス
System.Windows.Forms 名前空間
CommonDialog クラス
OpenFileDialog
SaveFileDialog
System.IO.Path
System.IO.File
System.IO.Directory
System.Environment
Application クラス
Microsoft.Win32.Registry
System.Resources.ResourceReader


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