サブクラス
【英】subclass
サブクラスとは、オブジェクト指向において、クラスの親子関係が成り立つ場合の子側のクラスのことである。
サブクラスは、狭義には継承関係が成り立つ場合の継承先クラスを指すが、モデリングにおける概念表現である汎化(generalization)を実現する手段の一つとして継承があることから、広義には汎化と特化の関係が成り立つ場合の特化側のクラスを指すこともある。
サブクラスでは、スーパークラスを継承することで、スーパークラスの特性を含みつつ、継承先クラス(サブクラス)の独自の特性を付与することができる。また、属性や機能の付与だけでなく、スーパークラスのメソッドをオーバーライドすることで、全く異なる振る舞いを実装するようなこともできる。ただし、サブクラスを適切に活用するために、スーパークラスの仕様を把握しておく必要がある。
なお、C++や、Microsoftの.NET系言語(VB.NET、C#)においては、サブクラスの代わりに派生クラスと呼ぶことがある。
サブクラス (計算機科学)
(派生クラス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/09 16:41 UTC 版)
オブジェクト指向プログラミングにおいてサブクラス (英: subclass) とは、上位階層に位置するクラス(スーパークラス)のいくつかのプロパティ(特性)を継承する下位クラスのことである。
- ^ Stroustrup, Bjarne. The Design and Evolution of C++. Addison-Wesley. Reading, Mass. 1994. ISBN 0-201-54330-3. Page 49
- 1 サブクラス (計算機科学)とは
- 2 サブクラス (計算機科学)の概要
- 派生クラスのページへのリンク