5超
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:04 UTC 版)
「爪」本部の5人の最高幹部の超能力者。支部の幹部たちを大きく上回る能力の持ち主であり、統一郎からは「人間を超えた超能力者たち」と称されている。 芹沢克也(せりざわ かつや) 声 - 星野貴紀 「5超」の中で最強の力を持つ超能力者。30歳。 自らの能力をコントロールできず、周囲から気味悪がられ15年間引きこもっていたが、統一郎に力を見出され「爪」へと引き入れられる。その際に統一郎から「この傘の下が君の部屋の延長だと思えばいい」と贈られた傘を肌身離さず持ち歩き、戦闘において武器としても使用している。 長い間孤独に苦しんでいたために組織への帰属意識が強く、自分を救い出してくれた統一郎のことも「社長」と呼び深く慕っている。根は善人であるため「爪」の活動方針には内心疑問を持っているが、組織への依存と社会に対する恐怖心から「爪」を抜け出せずにいた。しかしモブから「そんなの仲間じゃない」「アンタは都合よく利用されてる」と諭され、彼のまっすぐな感情と記憶に触れて改心。その後、統一郎が霊幻を殺そうとした時にそれを阻止し、反旗を翻した。 「爪」の壊滅後は霊幻に誘われ、社会復帰に向けて「霊とか相談所」で働くことになる。それまでアフロヘアーさながらにボサボサだった髪と無精髭を霊幻にカットしてもらい、スーツに身を包んで見違えるような風貌となった。相談所の依頼をこなす傍ら、夜間の定時制学校へ通っている。 優しく思いやりがあり、お人好しな性格。相談所で働き始めた後も相変わらず自分に自信が持てず騙されやすい性格のままだったが、夜間学校で友人を作り、日々勉学に励むうちに外向的な性格へ変わっていき、初めは畏敬していたはずの霊幻に対する態度が急激に軟化。「〜っす」と砕けた言葉遣いで接し、歯に衣着せぬ発言も平気でするようになった。 エピローグやスピンオフ漫画「REIGEN」では経験を積み、頼りがいのある姿が描かれている。 島崎亮(しまざき りょう) 声 - 杉山紀彰 5超の1人。盲目の青年。他人の動きを先読みできる能力と空間を自在に移動出来るテレポート能力を駆使し、如何なる攻撃をされても傷一つ付かない。「ボスを除けば世界最強」と自負している。本気で世界征服をする意欲は無く、ただ楽しむために「爪」に所属している。 作中では首相の誘拐、下水道から統一郎と5超が拠点としている調味文化タワーへの侵入を試みた元「傷」たちの撃退、タワー前でテルたち数十人の能力者を相手取るなど、5超の中では一番見せ場が多かった。 「超感知ゾーン“マインズ・アイ”」を使いテルたちを苦しめたが、その技は超能力者“のみ”のエネルギーの流れや体の動きを把握することに特化したものだったため、超能力を持たない霊幻の接近をあっさり許し、彼にボコボコにされて呆気なく降参。モブの怒気に触れ逃走する。 峯岸稔樹(みねぎし としき) 声 - 小林裕介 5超の1人。エネルギーを植物に注ぎ込むことで成長・増殖させ、またそれらを自在に操る能力者。冷静で淡白な性格。 モブとの戦いでは互いに植物を操り合い互角の戦いを繰り広げるが、その最中「爪」の兵隊によって魔津尾が捕らえていた最上の封印が偶然解放されてしまい、逆に最上によって植物のコントロールを奪われ殺されかける。モブの懇願により何とか一命は取り留めたものの、そのまま戦闘不能となった。その後、文化タワーから落下した霊幻たちを能力によって救出する。 「爪」壊滅後は社会復帰に向けて「ニコニコ生花店」で働いている。店長には超能力者であることを明かしていない。命を救われた借りがあるモブのことを気にかけており、意中の人に贈る花を買いに来た彼に、代金に見合わない豪華な花束を譲った。 アニメでは紫がかった灰色の髪だが、スマホアプリ「モブサイコ100~サイキックパズル~」では金髪だった。 柴田 宏(しばた ひろし) 声 - 三宅健太 5超の1人。筋肉に念信号を送り膨張させる技「サイコステロイド」を使い、建物の壁をぶち抜くパワーと銃弾を浴びてもダメージを受けない防御力をその身に宿す。 モブを狙って霊幻たちと接触するが、霊幻に桜威の呪いが込められたスプレーを噴霧され眠らされたことで、逆に覚醒し理性が吹き飛んでしまう。暴走しながらも執拗にモブ(正確には眠っているモブに憑依したエクボ)を追い回す中、偶然ランニングで通りかかった肉体改造部と遭遇し、事情は分からずともモブを狙う柴田からモブを守ろうとする武蔵と、その武蔵に憑依したエクボと激突する。 武蔵の鍛え上げられた筋肉と彼の潜在能力を100%引き出したエクボの前では、柴田のドーピングによる紛い物の筋肉は力及ばず敗北。その後は目覚めたモブの念動力にあっさり倒されてしまった。 羽鳥 希(はとり のぞむ) 声 - 濱野大輝 5超の1人。眼鏡をかけた青年。電子機器や電波に関わるシステムに自由に侵入・操作できる能力を持つ。 作中では公共の電波をジャックしたり、報道ヘリを自在に操るなどしてみせる。調味文化タワーに単身乗り込んできた将をヘリなどで出迎えるが、背後を取られて瞬殺された。目が覚めた後は峯岸と合流している。
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