魔王領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 00:55 UTC 版)
ブラントラントで唯一、魔族(魔物という表現は差別用語なので使われない)と人族が共存する国。千年ほど前から数十年おきに異世界の人族が現れ、魔王として治めてきた。代々の魔王によって導入された異世界の文物や制度、文化などは多少の時間差を置いてブラントラント全土に広まっている。公用語は歴代魔王によって伝えられた日本語。 小野寺剛士(おのでら ごうし) 天抜高校2年4組。容姿も体力も人並み以下の17歳。少々卑屈でひねくれた部分もあるがごく普通の感性を持ち、それなりに正しく躾けられているので恩のある相手には可能な限り報いようとするし多少のことで他人を恨んだりはしないが、「高速怨念増殖炉」と形容される精神的に限界まで追いつめられた時のみ作動する特殊な思考回路を持ち、積み重なって限界を超えた怨みを晴らすためには手段を選ばない。次期魔王としてブラントラントに召喚され、現魔王の田中によって魔王領総帥に任命される。田中はまもなく戦闘中行方不明になるが、剛士は彼が戦死したとは認めず(事実生きていた)、魔王に即位せず総帥のまま魔王領の統治と戦争指導にあたる。 スフィア 外見的には剛士と同年代の人族だが、その素性は不明。本人曰く、剛士の「医師兼カウンセラー兼メイドのような者」(兼護衛)として傍に仕える少女。髪は浅黄色、なぜか天抜高校の制服に身を包み(本人曰く「趣味」)、腰に鈴を付け、巨大な鎌を携えている。ある強大な存在によって、剛士を魔王たらしめるために尽くすという「さだめ」を課せられているが、ただの少年としての彼を好ましく思い、責任の重圧に苦しみながらも統治者として彼女らの期待を越えた成長を遂げていくことに切なさを感じている。 田中和夫(たなか かずお) 現魔王。1986年の天抜から召喚された。熱狂的なアニメファンで、戦闘開始前の演説で『機動戦士ガンダム』に登場するギレン・ザビの演説を、死をも覚悟で自ら突撃するという場面で同スレッガー・ロウの台詞を引用した。外見や趣味・言動からはまったく想像できないが、卓越した外交手腕を持っている。ランバルト軍の捕虜となるが、彼の世話をするために(敵国とはいえ一応元首なので)付けられたメイドたちを自分の趣味へ引きずり込み、一緒に同人誌製作に励んでいる。 アーシュラ・ガス・アルカード・ドラクール ヴァンピレラ。178歳の若さで魔王軍の筆頭参謀(のち参謀総長)を勤める俊英であり、剛士の右腕的存在。当初は田中を慕っており、魔王領へ現れた当初の剛士の情けなさから彼に魔王領を救う力があるとは信じられず、その手で始末しようと考えたこともあるが、その能力や人となりを知るにつれて次第に心惹かれていく。 リア・クァルトマイエル サタニアン。わずか68歳にして田中魔王の寵愛を受けている(外見は全力でロリっ娘だが18歳以上だから問題はない)。一人称には「ボク」を使い、剛士を「お兄ちゃん」と呼ぶ。外見や言動に反して戦闘能力も指揮能力も高く、将として一軍を率いることも出来る。 セシエ・ハイム エルフ。256歳の能天気お姉さん。CMA(中央魔導局)長官、すなわち魔王領における諜報/防諜活動の総元締めなのだが、マイペースな性格で、そうした世界の人物には見えない。 ジョス・グレナム 人族。23歳ながら魔王領一の大魔導士であり、魔王軍の高級士官。かなり遊び慣れている。 メイム・カスターリャ ダークエルフ。600歳を越える妖艶な美女。ジョスの魔法の師匠にして最初の女であり、今では彼の腹心の部下にして愛人の筆頭。 ガス・クォルン ゴブリン。魔王軍の一翼を担い、「迫撃のクォルン」と呼ばれている野戦の達人。気配りのきく謙虚な人物で、軍事だけではなく剛士の私生活にも気を配っている。剛士から全幅の信頼を受けており、のちに陸戦総監に昇進し地上部隊すべてを統括する。 玉藻(たまも) 九尾の狐。普段は狐の姿で剛士の執務室の机の上にいるが、状況に応じてミニの十二単を着た美少女や妖艶な美女に変身する。九尾の狐として地球で政治中枢にいた経験を活かし、政治顧問として剛士に仕える。 ブーラーン トロル。魔王軍の将軍。いつも酔っ払っている(この世界のトロルは、いつでも酒を飲むのが常識となっている)ので「酔戦のブーラーン」と呼ばれている。
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魔王領
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「とあるおっさんのVRMMO活動記」の記事における「魔王領」の解説
魔王 魔王領を統治する女王。一見するとクールだが、意外とドジッ子属性あり。木工が趣味で鳥の巣箱をよく作っている。 四天王 魔王様の側近4人。エキドナのマドリア、リビングアーマー、サキュバスクイーンのヘテラ、死神のデス。 エミュー ミミック姉妹のダンジョンで知り合い、アースともパーティを組んだ魔族。ハープボウという楽器のハープとしても使用可能な弓を使う。
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