関西本線・奈良線・おおさか東線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 関西本線・奈良線・おおさか東線の意味・解説 

関西本線(大和路線)・奈良線・おおさか東線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:51 UTC 版)

国鉄103系電車」の記事における「関西本線大和路線)・奈良線おおさか東線」の解説

吹田総合車両所奈良支所所属4両編成があり、奈良線中心に運用されていた。車体色黄緑6号(■ ウグイス)で、先頭車前面窓下に警戒帯を配する関西本線湊町(後のJR難波) - 奈良間電化時に投入され101系置き換えのため、京阪神緩行線への201系投入によって捻出された103系1983年より投入された。当初日根野電車区(現:吹田総合車両所日根野支所)の配置であり、日根野区への入出庫との兼ね合いから、編成向きが(日根野区の阪和線車両等と)逆になっている。その後淀川電車区当時)・森ノ宮電車区など関西圏やのほか首都圏各地から転入している。 1985年2月には、関西本線101系103系への全面置き換え完了した1985年3月14日ダイヤ改正奈良電車区開設され関西本線103系は同区の所属となった1986年11月1日国鉄ダイヤ改正編成両数短くしつつ日中の運転本数増やす施策取られたため、国鉄末期から1994年にかけては日根野電車区等から転入したクモハ103モハ102+クハ1033両編成投入され単独運転またはラッシュ時には2編成併結した6両編成運転されていた。101系クハ100形からの改造車であるクハ103形2000番台登場している。 分割民営化後は、6両編成12本、3両編成10本の102両がJR西日本承継された。 1987年度には、阪和線への205系1000番台投入捻出された日根野電車区車両転入した短編成高頻度運転の輸送力増強のため、6両編成一部モハ103+モハ102電装解除先頭車化改造したクハ103形2550・2500番台組み込み4両編成化された。 1988年3月13日ダイヤ改正関西本線加茂 - 木津間が電化され、加茂 - 湊町間には「大和路線」の路線愛称制定された。加茂奈良 - 湊町間には103系4両編成ラッシュ時併結8両編成)による快速列車設定された。 1988年4月から10月にかけて、奈良県奈良市博覧会なら・シルクロード博覧会」が開催された。その開催期間には関西本線から梅田貨物線経由して新大阪直通する臨時快速シルクロード号」が運転され奈良電車区103系使用された。 1993年以降片町線JR京都線神戸線への207系投入捻出された103系奈良電車区転入し、より車齢の高い103系代替された。片町線であった淀川電車区からの転入車には自動解結装置を持つクモハ103モハ102形5000番台サハ102形もあり、1994年自動解結装置撤去改番が行われている。 1994年より3両編成付随車組み込まれ4両編成化された。一部編成にはATS-SWが設置され3月より奈良線にも進出し、同線の113系運用終了したまた、桜井線和歌山線でも103系運用された。明石電車区から奈良電車区貸出4両編成2本のうち、岡山電車区転属予定とされた1編成クハ103-221ほか)は、緑のマスカット色に白帯3本塗装運用された。 1994年度には明石電車区日根野電車区から10両が転入し、6両が宮原電車区転出している。関西本線湊町駅1994年9月4日JR難波駅改称され1996年3月22日地下駅となった国鉄時代からの前面黄色警戒帯は1990年度撤去されていたが、1996年度白色警戒帯が設けられた。ウグイス色車体沿線の緑に溶け込み保線作業員による識別困難なためとされている。 2001年にはUSJ開業に伴うラッピング列車運行開始により、森ノ宮との間で、先頭車交換が行われた。転属された車両は「アメリカ街並み風景号(後のスパイダーマン号)」となった2005年より京阪神緩行線への321系投入開始され、同線の201系森ノ宮電車区転属となった。これにより森ノ宮電車区103系一部が他線区転出し奈良電車区への転入では103系老朽車やWAU102形による冷房改造車等に廃車発生した2006・2007年度には201系6両編成奈良電車区配置され103系6両編成本数減少した2008年3月おおさか東線放出 - 久宝寺間で部分開業し、大和路線同じく103系201系6両編成投入された。2012年6月組織改組により、奈良電車区車両吹田総合車両所奈良支所所属となった環境省2015年平成27年)に国土交通大臣提出した奈良線複線化事業係る環境影響評価における、沿線環境対策についての指摘項目では、「適切な環境保全措置講じ転動音、車両機器音及び構造物音の低減を図ること」として、ロングレール化や、鉄橋におけるコンクリート床版化の極力導入並び、「103系車両からの代替による低騒音機器搭載車両導入推進」が挙げられている。 4両編成奈良線のほか、大和路線でも2本併結8両編成大阪環状線直通する区間快速でも使用されたが、2016年平成28年10月2日運用改訂221系置き換えられ以後奈良線系統のみとなったダイヤ乱れ時など都合によりみやこ路快速代走運用に入ることもある。4両編成両端クハ編成クモハを含む編成混在することになったが、2007年クモハ103-2505の4両編成日根野電車区転出したことにより前者統一された。 大阪環状線から撤退した吹田総合車両所森ノ宮支所201系置き換えられ2018年1月24日をもって103系関西本線木津駅 - 奈良駅間を除く)、おおさか東線から撤退した同年10月28日より平日朝の下り1本のみだが、奈良線所属4両編成による奈良駅 - 王寺駅間での運転が復活したまた、奈良線についても、吹田総合車両所日根野支所205系による置き換え進められたが、221系転出影響で2編成(NS407編成、NS409編成)が残存しており、2020年令和2年)現在、運行中103系ウグイス色黄緑6号車両唯一の配置線区となっていたが、2022年3月11日営業運転最後となり、定期運用終了した

※この「関西本線(大和路線)・奈良線・おおさか東線」の解説は、「国鉄103系電車」の解説の一部です。
「関西本線(大和路線)・奈良線・おおさか東線」を含む「国鉄103系電車」の記事については、「国鉄103系電車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「関西本線・奈良線・おおさか東線」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

関西本線・奈良線・おおさか東線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



関西本線・奈良線・おおさか東線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄103系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS