複線化事業
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2003年7月にバーンパーチー - ロッブリー間が複線化(厳密には単線2線並列化)されて以来、長らくロッブリー駅以北が単線のまま残存されてきたが、ピッサヌローク駅までの複線化が決定し、2016年末頃より第1期事業区間であるロッブリー - パークナムポー間が着工された。2022年5月現在、既存路線に並行する形で複線の対を成す新線が建設されている。なおロッブリー駅付近は重要な遺跡が多く拡張が困難なため、同市街を大きく迂回するバイパス線が建造中である。バイパス線上にはロッブリー新駅も開設されることになっていて、これら複線化事業は2022年に完成予定。 2022年5月11日、パークナムポー - デンチャイ間、延べ280.5 kmの複線化事業について環境アセスメントが承認された。
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複線化事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:03 UTC 版)
四国との列車が走る岡山駅 - 茶屋町駅間は、2001年までに大元駅と妹尾駅付近が複線化されただけであり、しかも交換可能な駅の配線は茶屋町駅をのぞいてどこも2線しかないため岡山駅 - 児島駅間で列車を追い抜くことは事実上困難である(一線スルー配線になっている備前西市駅での追い抜きは可能であるが、臨時列車の運転時や列車の大幅な遅れが出た場合に限られている)。これらの理由によって運転本数増加や速度向上は大きく制限されている。それゆえ「マリンライナー」では香川県方面への乗客と近距離の通勤通学客を一緒に乗せざるを得ず、実質4両(5両中1両が座席指定席のため除外、ラッシュ時には増結あり)という編成の短さもあって混雑が酷くなっている。そのため、JR西日本と香川県・愛媛県などが出資して第三セクター会社の瀬戸大橋高速鉄道保有が2003年に設立され、一部区間の複線化工事が行われた。 当初、岡山駅 - 茶屋町駅間の全区間を複線化する計画であったが、事業費が100億円以上もかかることから予算化・事業着手が見送られてきた。また、複線化に関しては香川県と岡山県で温度差があった。物理的にも備前西市駅 - 笹ヶ瀬川橋梁間、妹尾駅 - 備中箕島駅間には線路の両脇に建物が迫っている部分があり、備中箕島駅の岡山寄りには、複線化構想が持ち上がる以前に完成したため複線化を考慮した構造となっていない岡山県道21号岡山児島線の跨線橋があるため、全区間の複線化は現状では不可能となっている。しかし、駅の行き違い設備の整備が進み、早島駅付近を複線化するだけでも全線複線化とほぼ同じ効果が見込め、事業費が30億円までに削減されたためようやく事業が動き出した。国が8億円、JR西日本が11億円を負担し、残りの21億円を香川県 (39%)・岡山県 (28%)・愛媛県 (22%)・高知県 (7%)・徳島県 (4%) でそれぞれ負担した。 2007年春までに完成させる予定であったが、環境アセスメントを盛り込まずに事業を計画したり、早島駅 - 久々原駅間にあるカーブ区間の一部で用地買収が難航したために完成が遅れ、2009年1月25日より早島駅 - 久々原駅間の複線区間の供用が開始され、一部列車で運転時刻の変更が実施された。複線化のメリットを生かしたダイヤは2009年3月14日のダイヤ改正で実施された。これによって、早島駅での交換待ち合わせがなくなることから特急列車や快速列車の所要時間が1 - 2分短縮された。 なお、瀬戸大橋高速鉄道保有は、鉄道施設の改良・保有および貸付けを行うが、第三種鉄道事業者ではない。
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