複線化にあたっての問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:23 UTC 版)
「頸城トンネル」の記事における「複線化にあたっての問題点」の解説
1963年(昭和38年)の時点では糸魚川駅 - 直江津駅間のうち、糸魚川駅 - 能生駅間、有間川駅 - 直江津駅間は地すべりの影響は小さく、既存トンネルは一部新線トンネルに切替となるものの腹付線増・曲線改良が比較的容易と考えられていた。しかし、能生駅 - 有間川駅間については鉄道沿線・内陸部共に地すべり地帯にあり、わずかな切取りによって地すべり・土砂崩壊が発生するおそれから現在線の腹付線増や曲線改良は不可能とされた。 このため改良に当たっては、以下の案が地質構造・営業面から想定されたが、それぞれ欠点があった。 現在線を下り線とし、単線の新線を上り線として建設する案下り線が今後も災害を伴い、曲線改良ができない。 現在駅をすべて利用するが、浦本駅 - 谷浜間の地すべり地帯は駅間を複線トンネルによる新線で結ぶ案筒石駅 - 名立駅間の地すべり地帯に多くのトンネル坑口ができる。 現在駅を一部通過しない複線の新線を建設し、一部駅を移転・廃止する案廃止・移転される駅が生じ、その処置が問題となる。
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