複線化による路線変更とは? わかりやすく解説

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複線化による路線変更

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 17:23 UTC 版)

室蘭本線」の記事における「複線化による路線変更」の解説

室蘭本線では、複線化同時に勾配緩和や急曲線緩和目的別線建設により路線変更複線化が行われた区間存在する旧路線路盤や廃トンネルは、現在線走行中の列車車窓から目視確認できるものも多い。この節では、大規模なものについて記述する静狩駅 - 礼文駅間 この区間地形は、険しい山海岸に迫る形となっており、既設線もトンネル区間大多数占めている。複線化単線新設腹付け線増)により行われた静狩駅 - 小幌駅間は、既設線の山側に2本のトンネルを含む単線新設され既設線が上り線新設線が下り線とされた。小幌駅 - 礼文駅間は、既設線の海側に1本のトンネルを含む単線新設され既設線が下り線新設線が上り線とされた。 礼文駅 - 大岸駅間 この区間既設線は、急峻な地形による急曲線線路面する断崖からの落石海岸面する護岸風化トンネル出口にある見通しの悪い踏切など、障害の多い区間であった。そのため、障害回避兼ね複線新設複線別線線増)することとなった既設線の山側に2本のトンネルを含む複線新設され既設線は廃止された。これにより、路線延長が約100 m 短縮されることとなった。のちに、既設線の路盤一部と2本のトンネルが、並行する道路代替として道路転用された。 大岸駅 - 豊浦駅間 この区間既設線は、海沿い急峻な地形避けるため、大きく山側迂回するルート通っていた。急曲線勾配連続する区間でもあったため、海沿いに2本のトンネルを含む複線新設することとなった。これにより、路線延長が約1.6 km 短縮されることとなった既設線は廃止され既設にあった豊泉駅同時に廃止された。 豊浦駅 - 洞爺駅間 この区間既設線は、海岸線沿って建設されたため、急曲線多く地山崩壊危険性もあった。そのため、複線化同時に別線新設より改良を行うこととなった。まず、既設線の山側に4本のトンネルを含む単線新設され路線切り替えと共に既設線が廃止された。その後廃止され既設線の路盤一部利用して、5本のトンネルを含む上り線単線新設された。これにより、最初に新設され単線下り線として使用複線となった黄金駅 - 陣屋町駅間 この区間既設線は、S字形遠回りであったために、複線化同時に直線化することとなった既設線の線形中央を貫くように、4本のトンネルを含む複線新設され路線延長が約400 m 短縮されることとなった。この区間にあった崎守駅は、既設新線既設線との立体交差付近に移転された。陣屋町駅 - 崎守駅間の既設線の一部は、貨物線転用された。 陣屋町駅 - 本輪西駅間 この区間既設線は、海岸沿った曲線があったため、複線化同時に直線化を行うこととなった。1本のトンネルを含む複線新設され路線延長が約400 m 短縮されることとなった

※この「複線化による路線変更」の解説は、「室蘭本線」の解説の一部です。
「複線化による路線変更」を含む「室蘭本線」の記事については、「室蘭本線」の概要を参照ください。

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