関西本線(大和路線)・おおさか東線
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「国鉄201系電車」の記事における「関西本線(大和路線)・おおさか東線」の解説
大和路線(関西本線)用ウグイス塗装 おおさか東線で運用される201系 関西本線(大和路線)で運用される103系6両編成を置き換える目的で、京阪神緩行線からの転用車が2006年12月より奈良電車区に順次配属された。塗色は201系では初となるウグイス色(黄緑6号)で、103系に引き続き先頭車の前面には白色の警戒帯が配されている。編成は明石時代の編成からサハを外したものである。103系は偶数向き先頭車がJR難波寄り先頭だが、本系列は奇数向き先頭車(クハ201形)がJR難波寄り先頭となっている。 最初の編成は同年12月11日に8両編成で構内試運転、翌12日に本線試運転を実施し、翌13日に6両編成で吹田工場を出場、奈良区に回送された。同月20日から同じく奈良区所属の103系6両編成と共通運用で営業運転を開始した。最終的には置き換え前の103系より2本多い16本96両となったが、2017年10月時点では103系6両編成3本が残存していた。 2008年3月15日におおさか東線の久宝寺駅 - 放出駅間が部分開業し、201系が投入された。 2012年6月の組織改組により、奈良電車区は吹田総合車両所奈良支所となった。 2017年11月から2018年2月にかけて、森ノ宮支所の8両編成3本が2両減車・ウグイス色に塗装変更したうえで転入し、残存していた103系6両編成3本をすべて置き換えた。 おおさか東線放出駅 - 新大阪駅間延伸開業による増備のため、前述の103系の淘汰後も2018年6月から2019年1月にかけて森ノ宮支所の8両編成3本が2両減車・ウグイス色に塗装変更したうえで転入した。これにより、森ノ宮支所からの転入車は6本となった。さらに、この延伸区間での試運転が同車で実施された。 運用は基本的に大和路線・おおさか東線の普通列車であるが、朝夕には大和路線の快速、和歌山線の王寺駅 - 高田駅間、桜井線(万葉まほろば線)でも運用されている。3号車のモハ201形は女性専用車であり、大和路線JR難波駅 - 奈良駅間・おおさか東線・和歌山線王寺駅 - 高田駅間で設定されている。 森ノ宮支所配置編成同様、定期検査に合わせて冷房装置をAU75系からWAU709に換装した。全車両の行先表示器がLED式に変更された。2019年8月の検査出場車から、床下機器の塗装が黒色から灰色に変更されている。 2020年度(令和2年度)から2023年度(令和5年度)にかけて、225系電車144両を新製投入し、JR京都線・JR神戸線の快速運用に充当されている221系電車を捻出して大和路線・おおさか東線の201系を置き換え、JR西日本所属の201系全車の運用を終了する予定となっている。なお、2022年3月12日のダイヤ改正で、おおさか東線での運用を終了した。 2020年5月29日付でND603編成が奈良支所の201系で初の廃車となり、2021年9月30日付でND618編成も廃車された。 2021年10月1日現在、吹田総合車両所奈良支所には6両編成20本が配置されている。 関西本線(大和路線)用編成 ← JR難波・新大阪 加茂・久宝寺 → 号車6 5 4 3 2 1 形式 クハ201(Tc) ◇モハ201(M) モハ200(M') ◇モハ201(M) モハ200(M') クハ200(Tc')
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