趙公明とその部下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:54 UTC 版)
「封神演義 (漫画)」の記事における「趙公明とその部下」の解説
趙公明(ちょうこうめい) 声 - 子安武人(ゲーム版)/ 興津和幸 / ミュージカル - 平野良(開戦の前奏曲) 宝貝:縛竜索(ばくりゅうさく)、金蛟剪(きんこうせん) 金鰲島出身。巨大な花が原型の妖怪仙人。一人称は「僕」。金鰲三強の一人。濃い顔にフランス貴族のような出で立ちで、華やかで美しいものを好む。戦いには自分なりのポリシーがあり、大きな目的は無くただ単に戦うことだけを求める、いわゆる戦闘狂の愉快犯。そのために単身崑崙山に乗り込み元始天尊に撃退され、崑崙山と金鰲島の関係を悪化させた過去を持つ。鞭の形をした宝貝・縛竜索と七色の龍を召還するスーパー宝貝・金蛟剪を持つ。太公望と戦い一度は勝利したものの、復活の玉により復活しパワーアップした四不象と太公望の打神鞭によって宇宙空間から放たれた絶対零度の風を受け、原形の弱点を付かれ封神される。太公望に勝利した直後、自身によく似たキャラクターが主人公の「国立アンニュイ学園」を連載させようとした。死後、分身体が生き残って妹達に回収され、鉢植えとして育てられる。実は女媧の存在に気づいており、自分の船に「クイーン・ジョーカーII世号」とダジャレた名前を付けていた。 雲霄三姉妹(うんしょうさんしまい) / ビーナス、クイーン、マドンナ クイーンの声 - くじら / 斉藤貴美子 ビーナスの声 - なし / 橘U子 マドンナの声 - なし / 八百屋杏 宝貝:金蛟剪(きんこうせん)、混元金斗(こんげんきんと)、究極黄河陣(きゅうきょくこうがじん)、巨大宝貝ロボ(きょだいぱおぺえロボ)、ミステリアス・ヴェール 長女・ビーナス / 雲霄(うんしょう)、次女・クイーン / 瓊霄(けいしょう)、三女・マドンナ / 碧霄(へきしょう)の趙公明の妹たち。一人称は「私」。三人揃えば兄と同等の強さを誇る。太公望と戦うが彼の心理戦により敗退。その戦いがきっかけで雲霄は太公望に惚れ込み、以後勝手に妻を名乗り、兄の封神後に三人は周の味方になる。兄に似て優雅を好み、本名で呼ばれることを嫌う。自称セクシータレント集団だが、ビーナスは筋肉質な乙女、クイーンは小柄でケバケバしい魔女、マドンナは常識を超えた食欲を持つ肥満体と、兄とは全く似ていない。スーパー宝貝・金蛟剪を兄から借りているほか、周囲の敵や物を吸い込む壷型宝貝・混元金斗、中に入ったものを虫けら同然と化す空間宝貝・究極黄河陣(原作では九曲黄河陣)、スーパーロボットのような巨大宝貝ロボを持つほか、常識破りな能力も備えている。敵に勝利した際のキメポーズも存在する。 実力も凄まじく、スーパー宝貝が使用できるだけでなく、秦天君と白天君を究極黄河陣で一蹴。仙界大戦時は金鰲島の妖怪仙人達を助けだし、人間界で悪事を行わないよう統率した。女禍との戦いでは夫の帰りを待つとして参戦しなかった。 楊任(ようにん) 宝貝:神の見えざる手 趙公明の部下の道士。一人称は「私」。もとは殷の宮廷画家で、妲己の肖像画を描くもののあまりに前衛的過ぎる絵だったため、激怒した彼女により両目をくり抜かれ絶命する寸前、この絵を高く評価した趙公明により宝貝「神の見えざる手」を与えられ部下となる。「クイーン・ジョーカーII世号」一階男爵のステージのボスで、「神の見えざる手」により楊戩に幻影を見せ苦しめるが、見破られあえなく敗退。その後、趙公明に敗れた太公望を自らの命と引き換えに救出する。 呂岳(りょがく) 宝貝:瘟㾮傘(おんこうさん) マッドサイエンティストな道士。一人称は「小生」。陰湿かつ卑劣な性格。初登場時には殷に向け進行中の太公望の部隊に病原菌を放ち苦しめる。後に趙公明の部下兼「クイーン・ジョーカーII世号」二階子爵のステージのボスとして再び現れ馬元を差し向けるが、我に返った彼の手に押し潰されて封神される。 馬元(ばげん) 金鰲島の宝貝人間。呂岳に拾われ、彼を父親として慕っていた。最初は人間の姿だったが、呂岳に強くなる薬を注射されて巨大な醜い姿に変えられた。 呂岳の命令で太公望らと戦い、最初は殷氏を体内に納めていることにより優位に立っていた。哪吒が自分と同じ宝貝人間だと知ると戦うことを放棄して自分を殺すよう願うが、裏切りを見越した呂岳に再度薬を打たれてより巨大な姿に変わり暴走。それでも哪吒を握り潰そうとしたとき、僅かに残った理性を振り絞って動きを止める。そのまま哪吒の全力の攻撃を受けて倒れ、彼に感謝しながら最期に呂岳を道連れにして封神された。 周信(しゅうしん)、朱天麟(しゅてんりん)、李奇(りき)、楊文輝(ようぶんき) 宝貝:殺人ウイルス噴射用宝貝スーツ 呂岳の弟子。周信は「頭痛」、朱天麟は「昏迷」、李奇は「発躁」、楊文輝は「散瘟」と描かれたスーツをそれぞれ着用している。 劉環(りゅうかん) 宝貝:万里起雲煙(ばんりきうんえん)、火鴉壺(かあこ) 趙公明の部下の道士。「クイーン・ジョーカーII世号」三階伯爵のステージのボス。一人称は「俺」。外見だけは普通の青年だが、異常なまでに思い込みが激しい性格で、蝉玉に対しストーカー行為を働いていた。当初は優位に立つも駆けつけた竜吉公主には歯が立たず圧倒される。最期は蝉玉もろとも自決しようとするが、砂時計から脱出した土行孫の「土竜爪」を背中に受け封神される。 余化(よか) 宝貝:万刃車(ばんじんしゃ)、化血神刀(かけつしんとう) 元・殷の老将軍にして正体は妖怪仙人。一人称は「私」。「クイーン・ジョーカーII世号」四階侯爵のステージのボス。剣のコレクターで、彼自身よりコレクションしている剣の能力のほうが危険(らしい)。修行のために人間界に降りていて黄飛虎とは古馴染み。封神直前、原型(巨大な刀剣)となり怨念の篭った傷を黄天化につける。 丘引(きゅういん) 宝貝:紅珠液(こうじゅえき) 「クイーン・ジョーカーII世号」四階の迷宮にいる蚯蚓の妖怪仙人。一人で父を探しにきた黄天祥と戦う。巨大なミミズを投げつけるなどしたが全く通用せず、逆に投げ返され原型に戻り気づかれないまま天祥に踏まれて封神される。 高継能(こうけいのう) 宝貝:蜈蜂袋(ごほうたい) 「クイーン・ジョーカーII世号」四階の迷宮にいる原型が蜂の妖怪仙人。無数の蜂が入ったミイラを操り太公望、黄天化を襲うが、居場所を突き止められ黄天化に封神される。 陳奇(ちんき) 「クイーン・ジョーカーII世号」四階の迷宮にいる仮面をつけた妖怪仙人。太公望、黄天化の前に現れるが黄天化に一瞬で封神される。
※この「趙公明とその部下」の解説は、「封神演義 (漫画)」の解説の一部です。
「趙公明とその部下」を含む「封神演義 (漫画)」の記事については、「封神演義 (漫画)」の概要を参照ください。
- 趙公明とその部下のページへのリンク